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5月 31, 2018

教育的セラピー。

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今日は往復4時間電車に揺られ、某所にセラピーを受けにいきました。

今回は私はカウンセリングするほうではなく、されるほうです。

精神分析をやる人は、セラピスト自身の中の歪みを明らかにし、患者の問題ときちんと区別できるようにするために、教育的分析を受けることがあります。

精神分析的精神療法の専門家になるつもりではありませんが、私も数年前にやってもらいました。

自分の生い立ちからすべて話しました。

逆境体験が自分に及ぼしている影響を整理していきました。

自分自身のことや両親の問題など客観的に見えるようになりました。

 

数年経過し、またいろいろな体験をし、心の中に溜まってきたものを整理しメンテナンスすることが必要だと思い、尊敬するスーパーバイザーに私のカウンセリングをお願いしました。今回は精神分析とは異なる手法で、ただ整理するだけではなく、よりよい変化をもたらす可能性があります。今回のセラピーを乗り越えれば私はまた新しい自分に出会えるのではないかと楽しみです。それは私の患者さんへの治療にもきっと良い影響を及ぼすと信じています。古き良きものも大切にしますが、常に新しいものを取り入れ、より良い治療を目指していきたいと思っています。

 

セラピーを行う者は人格的に統合された者でなければ、セラピーをうけた患者さんに悪影響を及ぼします。

セラピスト自身がパーソナリティ障害と診断できてしまうほどの状態では心理的な援助職はやらないほうが良いと言われます。

カウンセリングも一歩間違えば返って心の傷を大きくすることもあります。

そうならないために、治療者自身も定期的に自分自身の歪みや課題をチェック、メンテナンスをするべきだと私は思っています。

逆境体験があってもある程度消化できている状態でないと患者さんに悪い影響を及ぼします。

「辛い体験をしたことがあるから、患者の気持ちがわかる」 というだけでは危険です。たまにそういう売りで、カルト宗教まがいの治療を行なっているところがあるので気をつけたほうが良いです。

 

今日は疲れました。

皆さん初診で受診された日はお疲れなんだな、と再認識。

 

※当院ではカウンセリングをおこなっていません。毎回長時間じっくり話を聞いてほしいという方はお断りしています。保険診療では難しいので、公的な機関にかかられるか、現実的には自費でのカウンセリングをおこなっているところを当たっていただくことになるかと思います。なお、近隣で提携しているカウンセラーもおりませんので、ご自身で探していただくことになりますのでご了承ください。

※私には私なりの歪みがあり、相性が良くない患者さんもいます。お電話の段階ですぐにわかることがありますので、他の機関をお勧めすることがあります。外在化・攻撃性の目立ったパーソナリティ障害の方は当院での治療は困難です。そのような方ほど他をお勧めした際に激しく怒りを示しますが、いくら責め立てても回答は変わりません。対応する能力のないところで診てもらってもご本人にもメリットはありません。