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7月 16, 2021

初診受付停止中です。

これまでも初診の受け入れを断続的に停止して参りましたが、当面の間初診の受付停止を継続させていただきます。(内容や紹介状の有無によらず、受付を中止させていただいております)

当院では通院患者さんをお待たせしない診療をモットーに、予約時間のきめ細やかな調整により同時刻で待合室でのご滞在をする方がなるべく少なくなるように診察待ち時間短縮を実現してきました。しかし、患者さんの増加、遅刻される方の出現などのため、予約時間通りの診察進行が難しくなって参りました。

キャパオーバーのため初診の受付を中止させていただきます。また、再診であっても予約外での受付はお受けすることができません。

自己判断で通院をお辞めになっていた方も初診扱いとなり、受付を中止しておりますので、ご注意ください。

ご期待に添えないことは当院としても不本意ではありますが、何卒ご理解のほどよろしくお願いいたします。

院長

 

 

7月 13, 2021

雷恐怖。

最近毎日のように雷鳴を聞いている気がします。

雷を異常に怖がり、日常生活に支障をきたしている人もいます。

雷に対する特定の恐怖症、つまり雷恐怖と言います。

当院にもたまにではありますが問い合わせがあります。

しかし、雷恐怖の治療は学んだことはありません。

今の学生や研修医はどうか知りませんが、私が学んだ時代の精神医学の関心は、統合失調症と内因性うつ病に向いていたと記憶しています。

おそらく今でも雷治療の治療マニュアルは存在しないと思います。

お問い合わせに対しては「雷恐怖の治療経験はありません。他をあたっていただきどこも対応していないようでしたらまたご相談ください。その時は何かお手伝いできるか考えます」と答えていました。

その後連絡が来ることはなかったので、どこかで適切な治療が受けられたのかもしれません。

気候温暖化で雷雨の頻度が高くなったからでしょうか、徐々に当院に通院中の患者さんからも雷恐怖の治療のニーズが出てくるようになりました。治療経験に乏しいことを正直にお伝えした上で、ご希望される方には、試行錯誤しながら治療を行ってきました。

数人しか治療していないので治療成績云々は語れません。

ただ、雷恐怖と言ってもさまざまな要因があることがわかってきました。

とあるケースでは発達障害(ASD)の傾向があって、特に音に対する過敏性がある人は、親和性があるような気がしています。

また、別のケースでは、虐待を受けてきて、父親の怒鳴り声と雷鳴がダブってフラッシュバックするPTSDの症状を呈している方もいました。

細かく見ていけば、色々な要因が見えてくると思います。

薬物療法としては、過敏性を和らげる方向で治療してみました。半分の人は効果を認め、残りの人は効果がかなり限定的か、全く効果がない印象でした。

雷恐怖に対する心理療法としては、雷がいつ生じるか直前まで予測ができないという点で難しくなっています。

EMDRが適応できるのか不勉強でわかりません。

世の中にはVR(ヴァーチャルリアリティ)エクスポージャー法という治療もあるようです。残念ながら当院の財力ではバーチャルリアリティを導入して暴露療法をすることは非現実的です。そのような施設と比べると当院の雷恐怖の治療は時代遅れのものかもしれません。

そういう点からも、雷恐怖の治療を専門で行っているかと問われたら、専門では診ていないと答えるしかないです。

余談ですが、雷恐怖の愛犬の治療に挑戦したことがあります。

犬は嗅覚も聴覚も敏感で、人間でいうところのHSPに近い状態ですので、恐怖症にはなりやすいのではないかと考えています。

まさに、VRエクスポージャーらしきこともやったことがあります。

モニターに雷の映像を、スピーカーからは雷鳴を出力して徐々に慣らせていこうと試みました。

しかしっ!!

犬は完全に無反応。。。

犬は賢いので、本物の雷か録音した雷鳴かすぐに聞き分けてしまったんですね。。。

もしかしたら人間のVRも同じことが生じないのでしょうかね。

どなたか詳しい方がいたら教えてください。

 

結論:当院では雷恐怖を専門に診療しておりません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この時期、急な雷鳴が発生することは日常茶飯事です。

雷を異常に怖がり、日常生活に支障をきたしている人もいます。

雷に対する特定の恐怖症(雷恐怖)と言います。

当院にもたまに問い合わせがあります。

しかし、雷恐怖の治療なんて学んだこともありません。

治療マニュアルもありません(笑)

以前は「治療したことがないのですが、他に当たって他も対応してなければまた相談してください」とお伝えしていました。

その後連絡は来ることはありませんでしたので、どこかで適切な治療が受けられたのかもしれません。

毎年気候温暖化で雷雨が目立つようになったためか、徐々に、通院中の患者さんからも雷恐怖の治療のニーズが出てくるようになりました。

治療経験がないことを正直にお伝えした上でご希望された方には、色々と調べながら、試行錯誤治療をしてきました。

ほんの数人の治療なので、治療成績がどうかもはっきり言えることはありません。

ただ、雷恐怖と言っても色々な要因が考えられるということがわかってきました。

とあるケースでは発達障害(ASD)の傾向があって、特に音に対する過敏性がある人は親和性があるように感じています。

また、虐待を受けてきて、父親の怒鳴り声と雷鳴がダブってフラッシュバックするPTSDの症状を呈している方もおられました。

細かく見ていけば、色々な要因が見えてくると思います。

薬物療法としては過敏性を和らげるような方向で治療してみました。半分の人は効果を認め、もう半分の人は効果は限定的か、全く効いていないような印象を持ちました。

雷恐怖に対する心理療法については、雷がいつ起きるかわからないという点で難しいものとなっています。

世の中にはVRイクスポージャー法という治療もあるようですが、当院の財力ではバーチャルリアリティを導入して暴露療法を行っていくのは非現実的です。そのような施設に比べると、当院の雷恐怖の治療は原始的なものかもしれません。

そういう点からも、雷恐怖の治療を専門で行っているかどうかと聞かれたら、専門では診ていないと答えるしかないです。

余談ですが、雷恐怖の愛犬の治療に挑戦したこともあります。

犬は嗅覚も聴覚も敏感で、基本的に人間で言うところのHSPに近い状態ですので、恐怖症にはなりやすいのではないかと考えています。

まさにVRイクスポージャーらしきこともやりました。

モニターに雷の映像を映し、スピーカーから雷音を鳴らせて徐々に慣らせていこうと試みました。

しかしっ!!

犬は無反応。。。

賢い犬には、それは本物の雷ではないとわかっていたのでした。

そりゃそうだよな。。。

だから、人間で行っているVRイクスポージャーもよほどリアルでないと難しいのではないかな!?と思ってしまいます。

詳しい方が居られたら教えてください。

 

結論:当院は、雷恐怖を専門に診療しておりません。

ご了解いただけますようよろしくお願いいたします。

 

補足:どうしてこんな細かく専門なのか専門でないかのお話をしたのか経緯を書きます。

以前、初診の申し込みのお電話がありました。

雷恐怖の治療をやっているか?という問い合わせでした。

いつも通り、当院は正直に答えました。

院:雷恐怖は数人程度の治療経験で、今のところ改善は五分五分です。専門的にみているというわけではありません。

それでもよろしければ診察させていただきます。ただ、初診予約が立て込んでいますので、大変申し訳ありません、予約は2ヶ月先になってしまいますが、いかがなさいますか?

患:じゃあ予約で。

院:では○月○日が最短ですが、ご希望の曜日などございますか?

患:じゃあ○月○日で。実際受診したら、実は専門外で雷恐怖1回も診た事無いなんてことねえだろうな!?

院:えっ、えええ?? 先ほど正直に申しあげた通りなのですが。

 

ということで、お話が通じておらずおそらく発達障害の方と推察されますが、どうやらご本人は確実に専門的な雷恐怖の治療を受けたいのだろうと理解し、こちらからお断りして、専門のところをご自身でお探しいただくようにお伝えしました。当方でも近隣で雷恐怖を専門的に診ている先生は把握していません。

初診予約を希望する方向けに詳しく説明書をお書きしているのはこういう電話でのトラブルが実際にあるからです。

世の中には実にいろいろな方がいらっしゃいます。

誇大広告は嫌いですし、正直に対応できる能力の限界をお示しした上で治療契約を結ぶのが当院としての誠実な姿勢であると考えています。

患者さんが「大丈夫。うちに来れば100%治るよ。私に任せなさい」という言葉を聞きたいということは痛いほどわかっています。

実際にそのようにおっしゃる先生を見たことがあります。ただ、私はそういう嘘はつきたくないのです。

医師と患者さんの相性は色々。マッチングが良ければいいのではないでしょうか?

選択を間違えないように私は詳細を記しています。