咲くことなく蕾のまま枯れてしまったアマリリス。
やっとマグカップから鉢に植えました。
なかなか鉢を買いに行けなかったのですが、ホームセンターで格安購入。
水抜き穴が開いていないことに気が付き、電動ドリルで穴を開けました。
鉢の大きさはこのくらいで良いのでしょうか?
どなたかご存知でしたら教えてください。
花の綺麗な季節で、散りゆく芍薬に新しい芍薬とカーネーション(ムーンダスト:サントリーが開発した色?)追加。
今夜は重鎮の先生がお見えになりました。
とてもご多用なはずですが、ふらっとお立ち寄りになった体裁でお越しになって、私を緊張させないようにご配慮いただいたことがすぐにわかりました。
私の全力の仕事を公務などでご覧になっていること、フィードバック頂けました。
過労で倒れている仲間たちの話をしつつ、もう少し手を抜いてもいいのではとアドバイスいただきました。
その一方で、公務の依頼もいただきました、笑。
お世話になっておりますゆえ、お断りはできないものの、仕事量的には限界なので、部分的にお引き受けさせていただくことにしました。今年度から新たな公務で昼休みの時間+前後1時間くらいで抜ける日が増えますので、よろしくお願い致します。
毎日アマリリスの状況をご報告したいと思いつつ、日々の業務に忙殺されて実現できていません。
とにかく、忙しい。睡眠時間を削ってもタスクが果てしなく続くのです。
多忙の一つの原因は文書作成の多さにもあります。
精神科は他の科と比べてダントツに作成文書の種類も量も多く、きちんとした文書を作成するにはそれなりの時間と労力を要します。
弁護士、司法書士、社労士などが作成する文書より、医師の作成する文書が格安なのは、福祉的な側面や、保険診療とのバランスをとっているためと思われますが、医師の診断書はとても重みのあるものです。例えば、障害者年金診断書、医師だけで作成すれば大体1〜2万円あれば足りますが、社労士に作成の支援を頼むと成功報酬という名の下に何十万円も請求されることがあります。しかも社労士には診断書をかく資格がないので結局は医師が作成するので、病院での文書作成料に上乗せされます。貧困ビジネス的にそれで儲けている悪い輩もいるようなので注意してください。
診断書作成には専門知識と大変な労力を要するものなので、正当な対価を請求してしかるべきですが、一方で生活に困っている患者さんも少なくはありません。もし当院通院していて必要な診断書代の支払いが難しい方がおられたら、収入がわかるものをお持ちになれば、ご相談に応じます。
さて、アマリリス。アップできなかったものの、写真は撮っていました。もうちょっとで咲きそうです。
最近色々と感ずるところがあって書きたいこともあるのですが、余裕がないので、今日はこれにて失礼します。
デスクでパソコンと睨めっこ。
だらだら仕事をするときと、短時間の仕事ではかける音楽を変えている。
診察中でも好きなバッハをよく聴いていた。
コロナ禍では空気清浄機の騒音と、マスクや飛沫防止板などのため、患者さんの声が聴き取りにくくなった。
とても音楽をかけられる状態ではない。
ながら仕事をしなくなって、
次第に仕事中に音楽を聴かなくなった。
しかし過集中は体に良くない。
デスクの上に気分転換ができるよう、癒しを求めた。
480円の癒し。
私の好きなオーガスタ。
今日はここからが本題。
双極性障害の治療について。
もう8年も前のものだが、当院HPにオリジナルの内容で双極性障害の説明を掲載している。
私の私見も含むものだ。今もそのままで十分通用する内容だと思う。
ただ、双極性障害と言っても個々に見ると、色々な背景があり、全く事情が異なることも少なくない。
双極性障害の方には、一定の割合で薬嫌いの人がいる。
どうしてそうなのか、私なりの考察も記載している。
薬だけでなく、治療に関しても嫌がることがある。
その背景も同じものだと思う。
しかし、そのまま本人の言うなりに放置すると、やがて入院を要するほどの躁状態で受診に結びつくことも少なくない。
本人の社会的信用の喪失のみならず、家族も大変な尻拭いをしなくてはならず、皆んなが疲弊する。
そうならないように、治療に対する構えが怪しくなってきた時に、患者さんと対決して厳しい現実を突きつけることがある。
険悪になって、たまに当院から離れていく人もいる。
ただ、私が真剣に言っていることが伝わると、それを乗り越えて、とても治療が良い方向に進むことがある。
信頼関係ができると、私も患者さんが直面する困難に対して、治療とは一見関係なさそうな内容においても支援を行なっていくことができる。
後になって、色々な意味がわかってもらえるととても感謝される。
双極性障害の方はエネルギーを持っている。
その分、真剣にぶつかっていくと疲れる。
今日は60人。混雑時は100人。
毎日全力で、ヘトヘトだ。
初診受け入れをずっと停止していたが、これは大正解だった。
患者さんには伝わっているかわからないけれど、診療の質を整えることができる。
患者さんのことがもっとよく見えてくる。
初診が多すぎると、正直顔も名前も覚えられなくなることがある。
当院では患者さんを番号で呼んだりはしない。匿名で人を診ることなんてできない。
1人1人の背景を理解して初めて病気が見えてくるのだと思う。