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6月 19, 2025

臨時休診のお知らせ。

6月27日から7月2日まで

誠に勝手ながら臨時休診とさせていただきます。

その間に心配なことがありましたら、事前に医師に対応法などご確認ください。

夜間など急を要する状態の場合は、精神科救急センター

048−723−8699

にご連絡するという選択肢があります。

その場をどう凌ぐか対症的な対応に限られますが、心強い制度です。

 

自傷・他害の恐れがある場合は、警察に通報してください。

精神症状によるものであれば、埼玉県知事の命令により強制的な措置入院の対応がなされることがあります。

 

主治医からの情報がどうしても必要だと警察や精神科救急センターの判断で(患者さんの希望ではなく)当職に連絡がくる場合があります。

6月 17, 2025

ごめんなさい、の日。

採血2回もしてすみません。

採血自体は一発で取れたのに、

私が血液を入れる試験管を間違えてしまいまして・・・

ほんと、ごめんなさい。

こんなこと、初めてです。

軽度認知機能障害のスクリーニング検査のスピッツと

薬剤血中濃度検査のスピッツを間違えてしまったのです。

もう間違えません。

一度失敗したら

2度と失敗しないのが、私です!!

 

6月 16, 2025

ありがとう。

異動があって大変な中

差し入れいただきました。

ありがとうございます!

難病を罹患し、大変な思いをされてきましたが、お仕事を再開しそこで作ったコーヒーを持って来てくださいました。

初給料でご馳走してもらったような感激です。

働く喜びを噛み締めておられ、よかったですね。

私はお子ちゃまなのでコーヒーちょっと苦手ですが、牛乳入れていただきました!

香りがすごかった。
表を写すと個人情報がバレちゃうので、裏面で撮影。

 

フィリピンから当地のお菓子をお土産でいただきました。

珍しいものをありがとう。

ちょっと英語が上手くなったね、笑。

日本語と英語ミックスされると時々聞き取れないよ、笑。

 

高級そうなトイレットペーパーをいただいたの人生で初めてですね。

最初からわかっていましたけど、感性・発想が天才的です。

私も贈り物にはこだわるタイプですが、負けましたね。

けど、使うの勿体無い、笑。

 

今日は複数の患者さんから嬉しい言葉をいただきました。

「20年ぶりくらいに平穏な気持ちで過ごせました。とても嬉しいです」

ずっと気を張らないと行けなかった、

どうしてそうだったのか、

そこまで突っ込んで言葉にして心から切り離す。

そしてお薬で心のアンテナの感度を調整する。

ただ、薬を出すだけではなく、そこまでのステップがあるからこそだと私は信じています。

そのことを理解してもらえるのは、私にとっての最大の喜びです。

 

「めまいで不安になっていたところ、電話で対応してくださり、とても安心できました」

めまいは不安を伴いやすい症状です。

小脳出血など見逃してはならない病気が潜んでいることもあり、油断はできませんが、

症状経過から耳なのか、脳なのか、メンタルなのか

大体見当がつくこともあります。

医師として冷静に対処するサポートができて何よりです。

 

感謝を求めてはいけませんが

当然私のモチベは爆上がりです、笑。

 

 

 

6月 10, 2025

うつと視力。

うつ病が改善してきた患者さんが読書を再開して楽しいと仰せでした。

私の親世代の方なので、目が良い方なんだなと思っておりました。

彼女は、「うつがよくなったら視力も改善したのよ」と。

低下した視力がうつの治療で改善するとは信じがたいけれど、

ご本人が視力が改善したと思って喜んでくださるなら、私もうれしいです。

おそらく、文字を追っても頭に入らないような思考力の低下がうつの症状として認められていたけれど、

それが改善したということではないかな、と思います。

 

それで、もともと年間300冊の本を読んできたそうな・・・

 

すごすぎる。

 

6月 10, 2025

カルテ廃棄します。

一般的な心療内科のクリニックに比して当院の占有スペースは相当広いです。

それにも関わらず、患者さんのカルテが倉庫いっぱいになってしまいました。

長期間お見えになっていない方で保管の義務期間を過ぎたカルテについては廃棄することにしました。

手書きの問診票や詳細な資料など電子カルテに入力されていないものもたくさんあるため、

電子媒体での情報ものこりません。

サーバー負担のこともあり、そのほかの電子媒体の情報自体も削除する可能性があります。

以上ご報告です。

 

これをアップした直後に、10年前に受診していて、まさに廃棄しようとしていたカルテの患者さんから連絡が・・・

転居後ずっと地方の病院にかかっていたそうなのですが、結局障害者年金を申請することになったそうで、初診時の状況の診断書をご希望でした。

こういうこともあるのですが、保管にもコストがかかるので致し方ありません。

今後は保管期限を過ぎた方に、過去の状態を記載するような診断書は作成できなくなります。

6月 8, 2025

うっとり。

うっとりするほど、きれいだよ。

あなたは。

 

 

 

どんな美容外科医よりも、私はあなたをきれいにできる自信がある。

 

 

今日は水回りのお掃除DAY。

 

水回りを制する者、掃除を制す。

排水口を制する者、水回りを制す。

上尾みつを。

 

6月 8, 2025

とうとう。

20年くらい欲しいと思っていたけど、でも買わなかった。

今日、とうとう、高価なものを買ってしまった。

ようやくそういうのが似合う年頃になったと思う。

 

自分自身が健康的に過ごしたい。

ここら辺で流れをポジティブに変えていくための自己投資。

 

クリニックに置くか、自宅に置くか

迷ったものの、スタッフはあまり使いそうもないし、

待ち時間があまりない当院で患者さんが使うタイミングも難しい。

置く場所も悩ましいので

結局自宅に置くことにした。

 

フジ医療器のマッサージチェア。

 

6月 8, 2025

ホームページをパクる。

下品な表題で失礼いたしまする。

開業以来ずっとこんなくだらないブログを書き続けているメンタルクリニックも珍しいのではないでしょうか?

どういうわけか、このブログをご覧になって受診される方も少なくありません。

「ブログ見て来ました!」って言われると、嬉しい一方、顔から火が出るほど恥ずかしい気持ちになります。

医療情報に限らず、私の暴言も書き殴る。

眠気に耐えられなくなるまで書いて、

 

校正せずに途中でもとりあえずそのままアップする。

そんなスタイルでやって来ました。

校正して、きちんとした文章にしてから公開していたら、ほとんど更新できなかったでしょう。

そんな暇、ありません。

 

ブログ以外のホームページの本文については、最初は真面目に真面目にしっかりした内容を吟味して作文しました。

一部業者さんが用意してくれた文章を使っている部分もありますが、疾患の説明などは厚生省などが公表しているものをそのまま使うのではなく、私のオリジナルの解釈も織り込んだ内容となっております。その違いに気がついた方が受診してくださったりしました。

10年以上経ってアップデートすべきところもありますが、先延ばしになっています。

 

その他診察の案内など横浜の先輩のホームページを参考にさせていただきました。

先輩から拝借した文言以外は、できるだけ自分の考え出した表現を使い、他のHPとは違うものを作ろうと頑張りました。

 

しばらくすると、私の独自の文章の一部がそのままさいたま市のクリニックのHPに載っているのを発見。

最初は自分のH Pを見ているのかと錯覚しました。面識がないわけではないので、一言言ってくれればいいのにと思いました。

その後も新しいクリニックのHPに私の言葉が・・・

また精神科病院のHPがリニューアルしたと思ったら、また私の表現が・・・

みんな結構普通にパクるんだな、と感心しました、笑。

 

でも、模倣されるということは、彼らに響くものがあったということなのでしょう。

それは誇らしいことでもあります。

ただ、私のHPが陳腐になってしまったので、また他人とはちょっと違うものを作ろうかと思いましたが、

もうどうでもいいか?笑。

 

 

 

6月 7, 2025

ハナショウブ。

特にアクシデントもないのですが、あれやこれやとにかく忙しく、私もスタッフもクタクタ、ヘロヘロで、やっと週末を迎えました。

スタッフにねぎらいの言葉をかけ、せっかくの土曜日なので、今日は残業せずに丸山公園に直行。

今は18時すぎでも明るいので、ハナショウブを見ることができました。

 

手前味噌ですが、診察しながらあちらこちらの電話の対応、「聖徳太子か?俺」と思いながら次々と仕事を進めます。

マルチタスクを求められ、頭はフル回転です。

勤務医の時はあちこちからの依頼が重なると「もういい加減にしてくれ!なんで俺ばかり!」などとイラつく場面もありました。

病棟を何個か掛け持ちしていると、同時に複数の病棟から呼ばれ、外来からも呼ばれ、おまけに救急外来からも呼ばれ・・・

そういう場面は少なくありません。

 

今は自分が責任者で、全て自分の問題として帰結するため、ただただ冷静に、しかし全速力で粛々と前進するのみです。

立場の違いが自分を作っていくものだと実感してします。

とはいえ、疲れるものは疲れるし、フルスピードのPC入力で背中や肩がバキバキになります。

そろそろAIでカルテ入力してくれるソフトの導入を検討しています。

慶應医学部の研修医が起業したベンチャーのお世話になってみようかしら。

 

実は開業時にすでにDX化を目論み、音声入力電子カルテを採用していたのですが、

当時のIT技術では私の声を認識できず、まともに使える代物ではなく、大金を無駄にしたという経緯がありました。

それゆえ、かなり様子を見ていたのです。

 

無理やり導入させられた電子処方箋も、電子カルテの入力スピードが極端に落ちたり、無駄な確認画面が表示されるようになったり、導入した後からカードリーダー使用料を徴収されるようになったり(これって民間でやったら契約違反ですよね)、今の所デメリットしかないのですが、

そのうち便利になると信じたいです。

ただ、IT企業にお金を巻き上げられるばかりになってしまうのには閉口ですね。

 

6月 5, 2025

薬はいつまで飲むのですか?

全例にできるわけではありませんが、当院ではなるべく初診の時点で詳しい病状とその原因や背景、さらには見通しまでも立ててお伝えするように全力で診察を行っています。(どうしてもわからないことや最初の見立てが違っていることもありますが)

ある程度の治療計画が見込める場合は、どのくらいのスパンで服薬が必要になるかお伝えすることもありました。

最近では、それもちょっとやりすぎだなぁと思う節がありまして、少し落ちついたころにお話ししようと思うようになりました。

たとえば、うつ病の患者さんはとても悲観的な状態で受診されます。それでもご本人はどこかで「受診して治療すれば風邪のようにすぐに治って薬も不要になる」という理想を思い描いていることも少なくありません。

自分がどういう状態なのか、

改善するのか、

それらがわかるだけでかなり安心できることが多いです。

しかし、その先の維持療法の見込みまで言われてしまうと、理想と違っていることで少し落胆してしまいます。

正直に全てをお話しする誠意も大事ですが、お伝えするタイミングも簡単ではありません。

また、初診時に全てを盛り込むと患者さんも理解仕切れないかも知れません。

 

できれば、患者さんのほうで疑問に思ったタイミングで聞いていただければと思います。

 

「薬はいつまで飲むのですか?」

答えは「ケースバイケース」です。

 

うつ病と言ってもそれぞれの背景や特性、生活、置かれた状況など千差万別です。

一般論で論文のデータを提示して説明することは簡単ですが、でもそれって目の前の患者さんに当てはまるの?っていう話です。

初めてうつ病になった人と、2回以上うつ病を繰り返している人では統計的に再発率には差があり維持療法の期間は違ってきます。

それは一般論でもあり、だいたい目の前の患者さんにお伝えしても間違っていないですが、

初回であっても、長めにした方がいい人と、早めに切り上げても良さそうな人もいて、ある程度見通しは立てられることがあります。

 

発達障害という言葉が知られるようになってから久しくなりましたが、当院では発達障害とまでは言えないまでも非定型発達の部分特性がどのように発症に関連しているのかなど、背景にある要素を詳しくアセスメントしています。

ネックになっている発達特性が、現在の環境でどれだけ支障をきたしているのか、環境が変わる見通しはどうなのか、その辺りまで考えると、維持療法をどれくらい続けるべきか検討する材料になると思っています。

 

また、服薬の期間と障害の程度は必ずしも一致しません。

「睡眠薬が悪」という風潮がありますが、(薬剤の種類は厳選しますが)ケースによっては年単位で使用した方が良い場合があると思います。

とある大企業の取締役としてご活躍されている能力の非常に高い方が何人か通院されています。

どの方も社会適応は問題ないわけです。

ただ、元々の特性として過集中、過覚醒、マルチタスクの特性があって、かなりのタスクをこなされているわけです。

そういう方は色々な生活習慣を工夫しても、なかなか良い睡眠が取れなかったりします。

「寝れなくても死にはしない」という乱暴な言い方をする人もいますが、睡眠はとても大事な役割があります。

心身の調子を整え、記憶を整理し、脳のゴミを排泄する働きがあります。

脳にゴミが溜まると認知症の発症を加速させます。

治療してでも睡眠をとった方が良いと考えます。

役職定年などのタイミングで減薬して、定年後に(対象喪失のうつ症状がなければ)廃薬に持ち込めることも少なくありません。

長期的な計画ですが、そのようなケースもあります。

 

漫然と処方を続けるのではなく、ちゃんとビジョンを持って維持療法を行っているのです。