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9月 26, 2018

インフルエンザ予防接種

当院では当院通院中患者さんの健康を守るためにインフルエンザ予防接種を行なっています。

小学生以上の方が対象です。

注射の費用は4000円です。当院二回目は3000円です。(在庫がない場合もございますので電話でご確認ください)

なお、65歳以上の高齢者は市から補助が出て安くなる場合があります。

上尾市は平成30年10月20日から平成31年1月31日まで補助金が出て1500円で接種できます(65歳以上)。

さいたま市は平成30年10月20日から平成31年1月31日まで補助金が出て1600円で接種できます(65歳以上)。

そのほかにお住まいの方は市にお問い合わせください。

予防接種は必要ないという方もおられますが、インフルエンザで脳炎にかかる方も少なくありません。

そのような悲劇が起きないようにみんなで予防して蔓延を防ごうというのが予防接種の考え方です。

お互いに守りあっているという意識で予防接種を受けることが大切だと思います。

なお、当院通院中であっても小学生未満、妊婦・妊娠の可能性のある方、卵やワクチンにアレルギーのある方、当日体温が37.5℃以上ある方は当院では接種を行いません。

9月 20, 2018

課題。

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先週受ける予定だったスーパーバイズ。

咳の酷さがピークになっていたので、本日に変更してもらいました。

体調不良のため9月の予定を沢山キャンセルしてしまい

あちこちにご迷惑をおかけしました。申し訳ありません。

開業当時は自らが健康の模範を示したいと意気込んでいましたが、実現できていませんね。

呼吸器の専門のベテランの先生に診ていただき、快方に向かっています。呼気中の一酸化窒素の濃度を測定するなど、診断技術も昔より進歩しています。レントゲンって、どこでも当たり前のように受けられる検査ですが、読影は奥が深く実は簡単ではありません。その先生は他の医師にご指導なさる卓越した読影能力で、安心して治療を受けることができます。

 

話は変わりますが、先日、診察場面で患者さんから伺った言葉が、とても印象的でした。「20年くらい前の私はもっと攻撃的だったわ。あの時にもどりたい」

何気ないやり取りの中から発せられた言葉だと思うのですが、私に大きなひらめきを与えていただきました。

本日のスーパーバイズでも、私の「攻撃性に対する構え」が焦点になりました。

詳しくは一般の方には難しい話なのですが、私の診療の中で得意な患者さん、不得手な患者さんがいます。治療的な相性がありますので、私の不得手なタイプの患者さんには、他院にかかっていただくようにお願いしています。

患者さんにとってもうまくいかない治療を受けずに済むことはメリットがあります。より相性の良い治療を最初から受けていただくことで少しでも幸福になっていただきたい。

私は何でも診れるなどという幻想はいだいていません。

ただ、診療を希望したのに、他をあたっていただくよう案内されることに、気分を害される方もいらっしゃいます。他の科の先生からは「とりあえず一回だけ診ればよいじゃない。収益も上がるわけだし」と言われたりもするのですが、そこは私も頑固です、笑。

精神科の初診はとても重要なのです。その後のいろんな伏線が敷かれます。診断を伝えることから治療が始まります。最初の肝心な初診をおこなってしまうことによって、その後に影響を及ぼしてしまうのです。

だから、当院で継続的に治療できないかもしれないケースをいい加減な形でお引き受けしないのです。

 

ただ、私が治療できる範囲は、私のトレーニングや成長により変わり得るものです。私自身の課題にも向き合っていますので、今後、よりよい治療に結びつけていきたいと期待しています。

最後になりましたが、写真はスーパーバイズを受けているクリニックの近くの中華料理屋さんの料理です。

かなりの名店のようです。

待ち時間がありましたが、たまたま前回案内された席と同じ席になりました。

 

 

9月 11, 2018

正しさって。

正しさって難しいんですよね。

研修医の頃は、患者さんに正しいことを伝え、正しい治療をして、患者さんの間違った思い込みを正すことが正しい医療だと信じていたものです。

一般にアスペルガーの傾向の高い医師は経験を積んでも陥りがちなパターンで、患者さんに共感することなく医学的知識をまくしたててしまうことがあります。

でも、患者さんには患者さんなりの物語があって、いろいろな感じ方をしたり、それぞれの想いというものがあることに気がつきます。

その反動や、心、優しさ、愛情の全くない医師の存在に嫌悪し、私はある時期、患者さんがどう感じるか共感することを第一にし、患者さんに寄り添うことをとても重視し、感情移入しすぎていた時期がありました。

自分の生育歴で大きな逆境体験がある医師はそこに陥りがちです。客観性を失うリスクがあります。

ただ寄り添うだけじゃダメだったんですよね。

患者さんには患者さんなりの思い込みとか認知の歪みがあってマイナスのループから抜け出せなくなっている。

それを強化してしまうと治療としてはダメなんです。

そこで、患者さんとは違う認知の仕方とか、正しい知識を提示して展開するサポートをしないといけない。

自らの逆境体験があるだけでなく、それを消化している医師は割とそういう力があるように思います。

今度は、正しいことをしようとすると、患者さんが抵抗することがある、その理由が見えてきたんです。

正しさって人を傷つけることがあるんですよね。

人間は全員が不完全な生き物なんですが、

自分が不完全な生き物だって認められるには

ある程度の余裕がないとできないんです。

正しさの伝え方にも技術が必要なんです。

まあ、どんな伝え方をしてもすんなり入っていかないときは何をしてもダメですが。

 

寄り添うことと正しくあることは、時に逆方向になることがあり、バランスとかタイミングとか難しい。

それがうまく出来るようになったら、

清濁併せ呑むことができる成熟した大人になれるのかな、

って想像したり。

私もまだまだ未熟だなぁと思うわけです。

 

それから、医学的な正しさも時代とともに変わります。以前は正しいと思われていたことが、今は覆される。

でも、正しくないことって、なんか違和感があるし、腑に落ちないんですよね。だから納得しないまま来て、今になって、「やはり、そうだよね」と新しい概念が腑に落ちることもある。

 

いまは、とにかく時間が足りないので、治療が成り立つひと、成り立たないひと、ある程度の線引きをしてトリアージさせてもらっています。

自分の外にある正しさをある程度素直に受け入れることが出来る人はどんどん成長して良くなっていきます。

時々、自分で診断して自分で治療を決めて、医師を従わせようとする患者さんがいます。意見が合えば治療できるかもしれませんが、まわりの正しさに対する受け入れが全くできず、自分の正しさに100%こだわっているひとは全く治療にならないので、当院では治療が難しいとお断りすることがあります。

場合によりますが、治療を開始するには、まだ早い段階なのかもしれません。

電話の段階で確認していることの一つです。

 

 

 

 

 

9月 10, 2018

絶不調。

咳が止まらず

絶不調です。

体調管理が至らなかった結果ですね。

なるべく仕事を引き受けないようにしていても

やむを得ない依頼など重なっていくので仕方ないのですが。

本末転倒ですが、初診の受け入れ数をコントロールせざるを得ず、ご期待に応えられず申し訳なく思っています。

症例数だけ多くても、勉強で答え合わせをしていかないと、身にはなりません。

勉強する時間を確保することが診療の質を高めるために必要だと思っています。

時間を上手に作っていけたら良いですね。

9月 6, 2018

久々の・・・。

ご無沙汰しています、久々の更新です。

日本全国で天災が続いており、被災された皆様には心よりお見舞い申し上げます。

とにかく忙しくすごしていましたが、疲労が溜まり久々に風邪をひきました。

今週は体調管理のためいくつかの会議など欠席させていただきました。関係者の皆様申し訳ありません。

今日は埼玉県医師会内の福祉担当理事の会議のため浦和まで行ってきました。

9月は毎日のようにスケジュールが埋まっており、早いところ復活したいところです。

地元の医師会に今日の報告書を作らないとなりません。

睡眠不足で、また風邪が・・・