上尾メンタルクリニック

八木 上尾メンタルクリニック

3月 11, 2023

WBC。

ワイセ!

白血球!

 

じゃなくて、

・・・

WBC

ワールド・ベースボール・クラシック。

 

毎日途中からだけど観ました!

いきなり医者しかわからないボケをかましてすみません。

 

野村総一郎先生の「人生は勝ち負けじゃない」

を拝読したばかりで恐縮ですが、

やはり、勝つのは気持ちがいいですね。

ま、自分が勝ったわけではありませんが。

勝ち負けは人間の生存本能なのでなくならないとは思います。

 

最近のスポーツTVはルールとか豆知識とか解説しながらやってくれるので、詳しくなくても楽しめます。

野球ってコンタクトスポーツじゃないので陰で邪魔したりズルをしたりできないし、一人一人の成績が丸不裸になるフェアなスポーツなんですね。

スポーツもビジネスもフェアに行きましょう!

勝ち負けがあってもフェアにやって気持ちよく受け入れたいものです。

 

他院の悪評を口コミに書くようなフェアじゃないTK医師は尊敬できません!

3月 8, 2023

パウンドケーキ。

今日は忙しかった。

親友の好物のパウンドケーキ、ありがとう。

随分高級なものがあるんだな、東京には。

3月 7, 2023

ワンコインプレジャー。

以前手に入れたラナンキュラス。

ただいま。

この物価高の中、ワンコインで長く楽しめマス。

3月 5, 2023

心地よい疲労感。

土日にかけてみっちりと研修を受けました。

今まで数々の研修を受けてきましたが、ベスト5に入るくらい脳に汗をかく中身の濃いトレーニングでした。

EMDRや認知行動療法の研修などスーパーヴィジョンも含めるとかなりしっかりしたトレーニングになります。それらに匹敵するくらいのトレーニングでした。参加した精神科専門医指導医の平均年齢は40代でそれなりに経験豊富な医師ばかりですが、緊張で吐き気がしていたなどの言葉も聞かれ、皆様それなりのプレッシャーがかかっていたようです。

アドリブでロールプレイもありました。一つのロールプレイでは、36歳の男性、建設会社の現場監督が過労でうつ病を発症し、妻と上司に連れられ受診するという設定。その診察にあたる医師を指導する指導医の指導内容を評価するものでした。

私はそのロールプレイで「一見理解がありそうで、否定的なことばかりをいう上司」を演じました。

当院でも会社の方が面談を希望されてご来院いただくことがあります(要予約)

世の中にはいろいろな上司がいます。

その中でも設定にぴたりと当てはまる方がおられたので、その方をイメージして演じたところ、大好評でした、笑。

理解のない上司の部下は大変です。

上司ガチャで人生狂わされてしまうかもしれません。

親ガチャ、上司ガチャ。

人間不公平が前提です。

3月 3, 2023

3月4日土曜日臨時休診のお知らせ。

3月4日、5日と院長が研修のため不在となります。

お不便をおかけいたしますが、臨時休診となりますので、

お電話のお問い合わせは月曜以降によろしくお願いいたします。

なお、もともと予約外受診は受け付けておりませんのでご注意ください。

2月 28, 2023

人工知能技術と脳画像を精神医学に。

本日は表題の学術講演会に参加。

仕事と勉強の両立は時間的・体力的にきついものがありますが、

興味があり、少々無理をして聴講しました。

普段の精神医学とはちょっと視座の異なる完全科学的な話題でした。

ファンクショナルMRIは私が神経内科を研修していた時代に普及しはじめて、放射線科での研修では毎日脳のMRIの読影をさせてもらいました。急性期の脳梗塞を診断する有用な画像診断として画期的な技術だったと記憶しています。今後ファンクショナルMRIが精神疾患の鑑別に役立つ可能性が出てきました。そうなってくると精神医学も神経内科学に一部吸収されていく流れが出てくるかもしれません。

そもそも昔は神経内科と精神科は一つの科目だったのです。昔の先生は両方診ていました。

それが専門分化していき二つに分かれたのです。

で、また統一されていくかもしれないというのは面白い話です。

ただ、精神医学を全て脳科学に集約させていくと「人の心」がどこかに行ってしまう気もします。

AIロボットが「心って何?」と混乱しているコマーシャルが頭をよぎります。

少子高齢化でロボットによる介護が当たり前になるかもしれませんが、

どんな世の中になるのでしょうか。

2月 27, 2023

老子。

孔子、老子、荘子。

中学高校では漢文の授業を受けていました。

漢文の先生は大変スパルタでしたが食らいついていけばとことん応じてくれる先生でした。

論語や老子哲学をかじりました。当時は漢文を読み下すので精一杯で、しかも論語がメインでしたが、大人になったらじっくり読みたいと思って漢文を保存しておきました。幾度となく襲ってくる断捨離も乗り越え、未だ本棚に保管されています。

最近大学の先輩でうつ病の大家、元防衛医科大学病院長の野村総一郎先生が、老子思想を用いた精神療法を実践されていることを知りました。

ユーモアのある先生でうつ病のジャマイカ理論を提唱されていました。

ジャマイカではうつ病が少ないそうです。

じゃあ、まあ、いっか、と気持ちを楽に持っているからだそうです。

冗談だけど、納得してしまう、笑。

野村先生と現教授の吉野先生が過大評価してくださったのか防衛医大に誘ってくださった時も、医局の中はユーモアが飛び交っていました。

当時の私には事情があり、お誘いを辞退させていただいたのですが、防衛医大に入職していたらだいぶ人生変わっていたかもしれません。

こうなったら漢文を読んでいる場合でありません。

野村先生の本を読んで近道します、笑。

 

 

2月 26, 2023

日本東洋医学会関東甲信越支部埼玉県部会。

今日は上記に参加。

お世話になっている先生も世話人としてご活躍でありがとうございます。

頭痛に対する鍼治療についても学びました。

当院でも片頭痛の患者さんも多くいっしゃいます。負け戦のときは先輩の頭痛専門医に診てもらい体勢を立て直しますが、私もやれることは尽くしてきました。

さらなる手として鍼治療の力も借りたいと感じています。

いつか、当院でも通院がてら手軽に鍼治療が受けられたら良いな、というイメージがわいています。やはりきちんとした先生に来てもらいたいので、当院は儲けなしで患者さんサービスに徹する形になるかと思います。

 

2月 23, 2023

臨床研修指導。

本日は臨床研修指導講習会の事前課題。

すでに指導医として後輩の医師の指導に当たっていた時期もありますが、能力不足を自覚しています。

同級生が次々と国の医療政策をリードする人、大学の教授として教育や研究をリードする人、各機関の要人として教育的立場になっている中、私は私、随分と我が道を歩んでおりました、笑。

慶應でも大学勤務にお誘いいただいたことがありましたが、タイミング的に辞退させていただいたこともあり、教育の立場からは遠のいていました。

先日も1級上の先輩が慶應精神科の教授に就任されることを知りました。

私の周りにいた方は皆様とてつもなく優秀なのです。私以外。

一番の落ちこぼれといっても過言ではないのですが、不思議と妬みというものはありません。

私は私の能力の限界を受け入れてしまっているからかもしれません。本当は自分ができるはずなのに、あの人がこのポジションにいて、、、などとは微塵も思えません、笑。尊敬するけど、私は別の次元で頑張ればよいと思います。

 

今日の事前課題には5時間以上もかかり、結構疲れました。

私に欠けていたことや忘れかけていたことをたくさん気づかせてもらいました。

 

私の研修医時代のことを思い出しました。

私の世代は今のように色々な科を回って研修を受けるシステムではなく、卒後すぐに専門科に進むシステムでした。

私は内科医になるか最後まで迷っていましたし、身体を診れないのは医師としてのアイデンティティを捨ててしまうことだと当時は思っていましたので、精神科での研修の後、身体科にしばらく身を置かせてもらうことにしたのです。

特にわがままを言って神経内科を長く勉強させてもらいました。

当時の神経内科部長の大生先生は、聖路加病院で研修を受け、内科副医長、医長を歴任。ニューキャッスル大学に留学後、横浜市民病院で臨床研修委員長を務め、診療と教育に従事。その後は2つの大学で教授をされ、キリスト教関連の病院の院長をされていました。

初めての学会発表で緊張していた時に、大生先生が一番前の席に座って、私の一言一言に大きく頷いてくださるのが目に入り、強烈な安心感と肯定感に包まれて発表ができたことをはっきり覚えています。

また神経内科で脳の構造と高次機能の医学書を輪読することになりました。私にどこから読みたいか希望を聞いて、私が一番興味がある大脳のページから読み進めることになりました。このことで、とても学習モチベーションが上がりました。

また、臨床においては神経内科では看取りが多く、牧師としての医師の役割についても教わりました。

いつも温かく包まれながらご指導いただいた記憶があります。

まるで理想の父親像のようなロールモデルとして感じたのでした。

大生先生に限らず、大勢の先生から温かくご指導いただいたことが蘇ります。

いただいた温かさをまた分かち合う。

原点に帰りたいと思います。

 

この絵見て笑うところじゃないですから、ね?

 

そういえばこの発表の時に再会したお世話になった呼吸器の先生も慶應の教授に就任されていました。お人柄も素晴らしく、抜群にイケメンで、憧れの先輩でした。

総合病院は色々なことが学べて楽しかったですね。

クリニック畳んだら総合病院に勤務するというのもありかもしれません。

あ、その時になったら雇ってもらえないか。。。

2月 22, 2023

今日の勉強会。

今日は慶應の勉強会。

島田療育センター 児童精神科医 野村健介先生による神経発達症の理解と対応。

一緒に年齢を重ねているせいか、ノムケン先生は研修医の頃とイメージが変わっていないのですが、

逆に言えば、研修医の頃からすでに貫禄があり、とてもしっかりされていたということです。

薬理研究室からいつしか児童精神科の分野に進まれ、私は児童精神科に馴染みがなかった頃から野村先生の勉強会には毎年のように参加してきました。お話も毎回グレードアップしています。

生涯学習の場を提供してくれる大学医局とノムケン先生に感謝です。