19歳の女の子からハンカチを頂きました!
お父様から医学部受験についてご質問をいただき、少しだけ情報集めをさせていただいたのですが、晴れて医学部生となり今は忙しくされているようです。
夏休みで帰省され、そのタイミングでわざわざご挨拶をいただきました。
しっかりした文字と文章で、私のほうが拙劣な文章しかかけませんが、なんとも可愛らしいお手紙を頂戴しおじさん冥利につきます。
医師にとって年々きびしい世界になっておりますが、仲間として支え合いたいと思います。
今日の講義の中で、東大卒の整形外科の先生のお話に聞き入りました。
夕方の最後の時間で集中力が切れているのに・・・
とても面白かったんですよね、きっと。
どんどん平均寿命が伸びていて今現在40−50代の人の平均寿命は100歳になると予想されています。
しかし健康寿命(寝たきりとか介護状態ではなく、健康で自立した生活が送れる寿命)は80歳くらいだといいます。
循環器の先生に言わせれば心筋梗塞などは不摂生のツケが回ってきた人が多く、やはり健康管理が甘いといいます。
できるだけ健康寿命を伸ばすにはやはり筋力は重要なファクターになります。
今日は元々夜にテニスのレッスンを予約してありました。
丸一日の研修でかなり疲れ切っていましたが、健康のためにテニスは頑張ることにしました。
流石に、ヘトヘトでしばらくするとゼイゼイハアハア。
コーチ「息が上がっていますね〜」
私「シャイなんで・・・」
コーチ「???」
私「あがり症なんで・・・」
コーチ「・・・」
という楽しい時間を過ごしましたとさ。
ご連絡を頂けたということは、今はお元気にお過ごしということですね?
大変嬉しいです。
患者さんの通院が途絶えた時、どうしていらっしゃるのかな、といつも色々と考えます。
調子が良くなっているな、と感じていたタイミングであれば、「もう大丈夫」と判断されたのか・・・
症状がなかなか改善しないタイミングであれば、他の病院に切り替えたのかな・・・
はたまた、どうして途絶えてしまったのか私には皆目見当もつかないこともあります。
心配になってこちらからご様子を伺おうか迷うこともありますが、余計なお世話になってしまうのも良くありませんから、
電話にのびた手を引っ込めるのです。
たま〜に何年か経ってお礼と近況報告のお手紙を頂戴することもあり、目頭と胸が熱くなることもあります。
私もお世話になった方を思い出しては「今どうしているかな?」と想いを寄せることはしばしばあるのですが、日常の忙しさの中でお手紙を書いたり、レビューでお知らせするということはなかなか出来ないことです。
アヌビス様はわざわざ手間をかけてくださり、お元気でお過ごしのことお知らせくださいまして素晴らしいと思います。
誠にありがとうございます。
10年前の私はやる気はありましたが、(今も未熟ですが)今よりもさらに未熟であったため、
至らぬ点も多かったと存じます。
それなのにこんなふうに評価して覚えてくださり
嬉しい限りです。
秋田駅周辺が冠水し、知人のクリニックも床上浸水との事でちょっと心配です。
明日泥が乾かないうちに掃除を手伝うことくらいしかできないけれど、間に合っているみたいで様子見です。
さて、テニスの大会、ウィンブルドン2023の決勝TVで見ながらブログ書いています。夜更かしです。
世界最高峰のプレーだけにすごいのはわかりますが、どのくらいすごいのかはよくわかりません、笑。
やたらに試合が長くて寝落ちしてしまいそうです。
ボールガール、ボールボーイが異常に俊敏な動きをするので、びっくりしました。
テニスのコーチに「今なんの大会やっているか知っている?」と聞かれ
答えられませんでした。
「もっとテニスに興味持ってよ」と見抜かれました。
そういうわけで観戦です。
確かに、テニスに一目惚れしたわけでもなく、老後の健康管理の一つとして始めたのです。
できる運動ならどれでもよかったかもしれません。
ただ、始めてからじわじわと好きになっている感じはします。
寝ても覚めても夢中になる対象って人生の中でいくつかはありましたが、
スポーツではサッカーくらいだったかもしれません。
でもあまりうまくならなかったな〜。
学校レベルではヒーローになれても、外に出ると全然、笑。
自由自在感はなかったです。
興味の順番は
サッカー、バスケ、キックボクシング、テニス、スキー、水泳。
習得できた(あるいはその感触)の順番は
水泳、スキー、テニス、バスケ、キックボクシング、サッカー
の順番かな?
興味や熱意とは一致しないですね。
習うことができたものは違いますね。
テニスはおっさんになってから始めてよかったかもしれません。
若者よりは教わったことを頭で理解する能力が上がっているし、
有り余る体力もないので力任せにやることもない。
だから、教わったことを素直に忠実にやることができて、思いのほかうまくできるのです。
私の場合若い頃もテニスをやったこともないので、変な癖もついていないというのもラッキーで、
今のところスイスイと上達しています。
注文したラケットはコーチのお薦めで、私の好みとは異なるものですが、今は上達するためのラケットですから、
言われた通りにしました。手元にくるのが楽しみです。
夏祭り。
「一緒にお祭りに行こう」
そう約束してお祭りデート。
そんな甘酸っぱい夏のおもひで、
全く無い、無い、笑。
明日のお祭りに向けて、上尾の祭囃子が響き渡り、街は提灯の灯りに照らされ、喜びに包まれた。陽気な歓声を背後に今晩は腰を据えて書類作成に取り掛かった。
その前に腹ごしらえを。
年に一度か二度の鰻重を楽しみにしている。
今日こそ解禁。
私の中では、「いしくら」さんの鰻が1番だ。炭火で余計な脂が落ちて良い感じに香ばしくさっぱりと胃もたれしない。絶品の鰻重だ。
奈良漬も味わい深く、最高に幸せなのだ。
他の鰻屋は価格が鰻登りに高騰し、今や超高級食といっても過言ではないが、「いしくら」さんは良心的な価格と思える。
美味しい鰻重のおかげか、お祭り騒ぎのノイズもなんのその、仕事はこの上なく捗った。
腹ごなしに散歩してから帰宅しよう。
勉強しても勉強しても、
診察しても診察しても、
教えてもらっても教えてもらっても、
精神科医として完成したと思えない。
そうか、
毎日毎日変化しつづけているから、
完成なんてないんだ。
医師としてその時点で提供できるものを
提供するしかないんだよな。
上尾みつを。
大学の医局に所属していること。
最近は医師の医局離れが叫ばれていますが、
慶應は退局される方は少ないです。
むしろ他大学出身の方がたくさん入局してとても賑やかです。
特に精神科は自由な雰囲気で、研究会に自由に参加でき、生涯学習ができます。
魅力的な医局だと思います。
今日も慶應児童精神科研究会に参加しました。
島田療育センターのノムケン先生こと野村先生のレクチャー。
新しい診断基準のDSM-5-TRにおけるADHDに関する診断基準の変更点など。
それはそれは大変学びのある素晴らしいご講義でした。
私から他の疾患のTRシリーズをリクエストしたらいずれやってくださるそうです!
TRでは最新の研究結果や知見をもとにDSM-5からICD-11も踏まえてバージョンアップしています。
ただ、診断基準を読んだだけでは十分にその背景が理解できません。
専門家にレクチャーいただけると、新しい発見があります。
慶應では研修医の時に、カルテの書き方を指導されます。
ただ「妄想あり」などと書いては怒られます。
患者さんがどういう状況で具体的に何と話したのか、詳細に書きます。
どんな根拠で妄想と判断したのかも明示します。
後から見て本当に妄想だったのか、どのようなニュアンスだったのかで診断が変わってくることもあります。
「具体的に、詳細に」診察していくことで正しい診断に近づけるのです。
どんなにベテランだと自負しても、初診数分で正しい診断には辿り着けないのです。
自分なりに正しい診療をできる限り求めていくことで、また10年後の自分がどうなっているのか楽しみでもあります。
精神科は一部の他の科の先生方が思っているほど簡単ではありません。
真面目にやっていると、大変きつい仕事ですが、人間を深く知る喜びもあります。
大人が「仕事って大変だけど喜びもあるんだよ」と子供達に示せることはとても大切なことだと考えています。
医師になる方で精神科にご興味があれば、慶應の医局にぜひ入局していただき、一緒に勉強しませんか?
(誰に向けたブログ?笑)
なんと、今日のさいたま市は最高気温38度!(上尾は37度?)
暑い中受診された方、本当にお疲れ様でした。
さて、今日こそ早く寝よう。
そう思ったものの、夜ふかししてしまった昨夜。
「リベンジ夜更かし」って知っていますか。
眠れないのではなくて、寝ないのです。
自分の時間が足りなくて、このまま寝てたまるものか!と
頑張って起きてしまい、日中できなかったことをやろうとしてしまうのです。
そのようにして自己愛を回復しようとするのです。
自分で気がついていない人は多いです。
「眠れない」と言う患者さんの中に必ず一定数は「寝ようとしない」人がいるのです。
薬を飲んでも眠れるようにはなれません。
私も区切りのいいところまで仕事をしたい、
あの課題を終わらせたらスッキリして気分が良くなる、
などと欲に負けてリベンジ夜更かしをしてしまうことがあります。
昨夜はまさにそのような状態で。。。
今日こそ!寝ます。
と言いつつ、今日も研究会。
診察を終えるや否や急いで開始!
慶應マインドフルネス&ストレス研究センターカンファレンスに参加です。
通常の産業医研修会よりワンランク専門的でレベルの高いディスカッションが繰り広げられます。
最近の産業場面ではメンタルの問題への対応は欠かせません。
さらに法律の知識や色々な業種の実態を知る必要があります。
医師+弁護士のダブルライセンスを持っている親友も産業医をやっていますが、鬼に金棒とは彼のことを指すのでしょう。
一方精神科主治医も(産業医でなくても)もっと産業メンタルの知識を身につける必要があると思っています。
復職診断に関しては、主治医は疾病性によって判断し、(病気が落ち着いているかどうか)
産業医は機能性、つまり業務遂行能力を評価します。(フル勤務で働ける状態かどうか)
ですから 復職あるある「主治医復職可も就労準備不十分」という二つの判断にギャップがあるのは当たり前です。
昨日の一般の産業医研修会で講師(社労士)の方が「主治医の見解と産業医の見解が違うトラブルあるある」と述べたのですが、
トラブルだと思っている時点で勉強不足です。残念ながら何万円も支払って受けるような研修ではなかったです。
主治医の疾病性の評価と産業医の機能性の評価の違いがあることは当たり前として、主に産業医が調整していくのです。
産業医は合理的な判断で、主治医の復職可能の判断にブレーキをかけて良いのです。トラブルなんかではありません。
主治医もそれがわかった上で、法的な問題や会社の実情を無視した本人の権利主張を鵜呑みにして診断書にしないようにする配慮が求められます。
どこの場面でも関わる人の能力や知識の格差がありすぎて、いまだに混乱しているところもあるみたいですね。
ああ、今日も疲れた。
しば漬け食べたい・・・
今となっては寂しい言葉になってしまいましたね
(昭和40年代生まれ以前の方しかわからないかも)