本日は院長の産業医講習会のため18時で診療を切り上げさせていただきました。
大宮の門街にはじめていきました。
日曜日も丸一日産業医講習です。
そして来週も講習のため金曜日、診療時間を18時30分で終了とさせていただきます。
ご不便をおかけしますが、よろしくお願い申し上げます。

今回、次世代半導体の国産量産化に向けて国内の8社が出資し新会社が設立されることになりました。
半導体は「産業のコメ」と言われるように、LED、太陽電池、パソコンのCPU、スマホ、テレビ、自動車のCPU、エアコン、冷蔵庫、炊飯器、銀行のATMなど幅広い分野で活用されています。今後も自動運転やAI、スマートシティーなど未来の社会に必要不可欠なものであり、経済安全保障上重要な物資となっています。コロナ禍で調達が滞り、自動車が作れない!など自動車産業や電機産業が操業をストップしたり減産してしまい問題となっています。日本は半導体を輸入に頼っており、大きなダメージを受けています。
1980年代、日本の半導体産業は世界第一位のシェアで圧倒的な競争力を誇っていました。
しかし日米貿易摩擦を背景に、日本の半導体産業に脅威を感じたアメリカが日本を脅し、1986年「日米半導体協定」を締結させたのです。アメリカによって出る杭は打たれたのです。
この協定によって、日本は強制的に海外から半導体を輸入させられました。また、日本のテレビやパソコンなどに100%の関税をかけられ、日本からの輸出を抑え込まれました。そのような隙を狙い、漁夫の利で、韓国や台湾、中国が半導体シェアを伸ばしてきたのです。
また、知的財産の流出に対して全く危機意識のなかった日本は、韓国や中国からの留学生や産業スパイにどんどん技術を盗まれていったのです。またはお人好しの日本人は好んで技術をよろこんで差し出したという側面もあるかもしれません。
その後も半導体産業の立て直しを図ろうとするものの、リーマンショック後の設備投資の策定など見誤るなどの失態で再起できないまま、半導体を輸入に頼るようになってしまったのです。
ロシアが戦争を始めた今、日本には資源もない、半導体も作れず産業にストップがかかったまま、生活用品を全面的に中国に依存している状況が悪化し、日本は今にも沈没しそうです。中国資本に日本の水資源となる山を買われても日本は無抵抗でした。生きるために欠かせない水も中国に奪われていきます。
ルノーはエンジン部門を分社化し中国のグループと統合しようとしています。ルノーは日産の内燃機やEVの技術、知的財産を中国に流出させることになんの危機意識もありません。フランスにも日本の自動車産業を潰されてしまいます。サイコパスのカルロスゴーンに好き放題やられてしまった日産には試練が続きます。
日本のリーダーには国益を守れるヴィジョンと力を持った人になって欲しいですね。
クリニックのブログの内容としてはなんのこっちゃですが。
上記の内容には私見も含まれています。
今日は紅葉狩りにドライブに行って、、、
というわけではなく、日本基督教団の墓前礼拝に参加するために高速を飛ばして山の方へ遠出してきました。
私の幼少期、クリスチャンの方々が身近にいる環境にいました。
しかしながら私はニュートラルな視点で世界をみたいという思いから、無宗教です。
ちなみに、日本基督教団は強引な勧誘もなくカルト宗教ではありません。
今回はお世話になった方のお墓参りとして参加したのです。
私の幼少期をご存じの方にお会いしました。
小学校の同級生のお母様が、「あなたの作文に感動したのよ。私は学校の先生をしていたからわかるの。正直な気持ちを書いているって。内容も覚えているわ」と声をかけてくれました。私は作文の内容など全く覚えていなかったのですが、そんなことをおっしゃっていただき、大変ありがたいことです。
内容はここには書きませんが、昔から「作文」は苦手でした。当時の悲しみや怒りを自分なりに抑えて発した言葉だったかもしれません。
私は耳障りの良い美しい言葉も文章も紡ぎ出すことはできません。正直な思いを拙劣な言葉で発することしかできません。
言葉の力を使って人を騙すことも大嫌いなのです。
嘘も方便と言いますし、もっと上手に生きる方が良いかもしれませんが。
また、近所のかっこいいお兄さんとも再会。
国立の児童自立支援施設の要職についておられました。
児童福祉法第44条に規定する不良行為を成した児童を入所させ、24時間365日ともに過ごすというハードなお仕事です。
お立場が上になってやっと日曜日休めるようになったとおっしゃっていました。
尊いお仕事です。
情熱を持って生きている方は尊敬します。
自分では特に意識していなかったのですが、開院記念日をたくさんの方にお祝いしていただき、じわじわと色々な感情が湧いてきました。1を見て10を知るような精神科医になれるよう日々努力してきたのですが、とにかく先が見えない。わかることが増えれば増えるほど、じゃあ以前のあの知見は一体なんだったのか?と困惑したり。わかったような気になった時期もありましたが、さらに先に進むと事態はもっと複雑で。答えを見つけたくて、焦っているのです。
ただ、一つの事実として言えるのは、ずっと手を抜かず全力で頑張ってきていること。
これだけは自分の中ではっきり言えることかな。
と、いうわけで、自分へのご褒美に、焼肉屋さんに行ってきました(笑)
もうかれこれ3年以上焼肉屋には行っていませんでした。
ウクライナで寒い思いしている人がいるのにいいのかな?
メタボのおじさんが焼肉なんて食ってもいいのかな?
いろんな葛藤がありましたが、
結局1時間歩いて少しカロリーを消費するという言い訳を作っていくことにしました。
気がつけば、生ビールも3年ぶり。
半個室で、感染対策もまあまあかな。
せっかくだし、また次は何年後かわからないので、
奮発してフランス語の名称がついた肉を頼みました。
ダイエット業界では、「だめ、絶対、だめ」の焼肉オンザライスを生ビールで流し込み、
それはそれは生きていてよかったな、という幸せ感と背徳感でした。
腹ごなしにまた1時間歩いて帰宅。
なんだか、ムカムカしてきました。
食べ慣れていないサシの入った高級な肉におじさんの胃袋は拒絶反応を示し、具合が悪くなってしまいました。
胃薬を飲んで、しばらく悶えていました。
もう焼肉は卒業しなくてはなりませんか?
好きなハラミが売り切れだったこともあって、奮発したのが間違いだったようです。
しばらくは焼肉屋さんはもういいです。
今日、11月1日は犬の日です。
ワン、ワン、ワンということで、、、
そして、犬の日に当院は8周年記念日を迎えました。
9年目に突入です。
今年は特にお知らせすることもなかったのですが、
たくさんのお祝いをいただきました。
朝から感激しっぱなしで。
ドイツのデザートワインだそうです。
いつも業界の話をするのがこちらも楽しみにしちゃっています。
すみません。
豆の木!
根元にはなんとパックリ割れた本物の母豆が・・・
こんな演出ある!?
楽しいですね。
ジャックはお出かけのようで。
鉢は当院に合わせてチョイスし、植え替えて下さったそうで、まごころを感じます。
映画「かもめ食堂」の本物のシナモンロール!
海外の雰囲気が楽しいチョコに
北欧の?紅茶
恵那の素敵などんぐりクッキー銀の森
季節感ある楽しいクッキー
おじさん、ひしひしと感謝の気持ちを噛み締めています。
覚えていてくださる方がいること自体、ありがたき幸せです。
あっという間なのか、長い8年間だったのか、よくわかりません。
まあ色々ありましたし、変わりました。
私個人としては開院15年くらいで精神科医として何か確実に確立したものを持ちたいという目標でやってきましたが
半分を超えた今、まだまだ先は遠いといった感じです。
精神医学、睡眠医学、心身医学の歴史は浅く、わかっていないところだらけです。
完成した知識を勉強してアウトプットすれば良い状況では全然なくて、
自分自身が新しい知見を探しながら日々臨床に当たっています。
掘っても掘っても深すぎて先が見えません。
あと7年間とりあえずもがきますか。
今日はある患者さんに感謝のお言葉を頂戴したものの、すごく苦しい思いもしました。
「先生に診てもらって、本当によかった。なんでもないことの幸せを今すごく感じています」
と言われ、喜んだものの、
「ここを受診するまで予約が1ヶ月以上先だったので、他の先生に診てもらっていたけど、全然良くならなかったので、辛くて辛くて、何度も踏切に飛び込んだら・・・と考えました。飛び込まなくてよかった」と打ち明けてくれました。
待たせて辛い思いをさせて本当にごめんなさい。
私の前に見てくださった先生は私の知り合いで、専門外なのに繋ぎで一生懸命見てくださっていたのです。
あとちょっと遅かったら。。。
胸が苦しくなりました。
お電話の段階で、お待たせしない方が良いと判断したら、すぐに別の機関を受診するようお勧めしていますが、今回は見積りより厳しい状況だったということです。
当院は残念ながら狭き門となっています。
クオリティーにこだわっているために、大量に捌くことができません。
適当に診たとしても、これ以上はキャパオーバーで今度は私が倒れてしまいます。
専門外だったり、本人の受診意志が固まっていない人など受けられなかったりしますので、電話をいただいた中の一部の方しか当院の受診につながっていません。
この辺りは大きな課題として継続しています。
これからも模索し続けます。
どうぞよろしくお願いいたします。
医療においては通常、重症な方の治療が大変で軽症な方は簡単に治療できるというイメージがあります。
精神科では必ずしもそうではありません。軽症とカテゴライズされる方でも治療が非常に大変ということはしばしばあります。
これはベテランの精神科医でなくても、そのように感じている若手の医師も少なくないかもしれません。
症状が重いとされる統合失調症の治療を主体としている医師は、症状が軽いとされる神経症の方の治療がとても疲れるという医師もいます。
当院では軽症の方の治療に重点を置いています。
私の場合は単科の精神科病院の時の3倍は心(感情)と頭(思考)を消耗している感覚があります。
例えば当院の傾向として、大企業の役員、地位のある先輩医師、大学教授、法曹界などさまざまな分野でご活躍の方もおられ、やりがいもありますがとても神経を遣う場面もあります。自分よりIQが高い方を俯瞰的に診るということはとても難しいです。
また、精神科病院よりハードルが低いためか、幅広い多数の方からのアクセスがあります。
その中には当たり屋のような人が黒く不快なものを投げつけてくる事もあります。
一部の患者さんに限らず、精神科に強い偏見を持つ他科の医師であったり、苦し紛れにクレーマーを丸投げしてくる近くの総合病院の総合案内であったり、足を引っ張ろうとする同業者、HPを見て通りすがりに罵っていく人、あるいは医療機関から金を騙し取ろうとしてくる悪徳業者(口コミ消す消す詐欺など)かもしれません。
そういった悪意に対応しながら運営をおこなっているという側面もあります。
そのような中で疲れる時は、心を洗われるような方との出会いや関わりによって本当に救われます。
本日はあるアーティストの方から新作のアルバムをお贈りいただきました。
早速拝聴しましたが、心を打たれました。夜のライブハウスでお酒を飲みながら聞いたら最高だろうな。
やはり人を感動させるクリエイティブな方には憧れます。そして音楽には力があります。
また、日野市の消化器内科の先生からちょっとした用件でご連絡を頂いたのですが、神のように丁寧で優しい先生で、何か最近忘れていた感覚を思い出させていただきました。もうこの職業も長くなりましたから、人の攻撃性を敏感に察知します。相手が嘘をついているとか、操作しようとしているとか、悪意があるとか、すぐにピンと来てしまうのです。精神科医ってそういう点では擦れてしまっているので、純粋さを失いがちなのではないかと思います。今日の先生は純粋に素敵な先生なんだな、とハッとさせられました。
癒しのある1日でした。
(知人が診てほしいと連絡をくださいましたが、心理的に距離の近い人はやりにくいので断らせて貰いました。このことについては心苦しかったです。申し訳ありません)
秋の収穫ということで患者さん方が収穫したお米やカボチャなど持ち寄ってくださいました。
色々な意味で、とても感慨深く、涙が出るほど嬉しいです。
大きな病院に勤務していた頃は、患者さんからの差し入れなど一切受け取ってはならないというルールがありました。
先輩のクリニックでは、仲間(患者さんを仲間と表現したりする)からいただいたお中元やらお歳暮など(食べ物が多いですね)を皆で有り難く分けていました。
精神科では特に禁欲原則(医師患者関係における医師と患者さんとの恋愛は絶対禁止)、白衣の存在(白衣の精神科医は患者さんを映し出す鏡なので医師のプライベートを自己開示しない)など他の科と比べてかなり厳しく教育されていました。
先輩のクリニックは内科や小児科、皮膚科、精神科をトータルで診療し、障害者支援にも力を入れた地元に愛されたクリニックであったので、納得の状況かと思いますが、物品の授受についてどのように考えたら良いか先輩に伺った事があります。
患者さんが治療で良くなるなど、本当に感謝していただくものであれば有り難く頂戴し、患者さんの気持ちを受け取る。これは患者さんの自己肯定感を高める側面もある。
しかし、治療前などの段階で「これでよろしく診てください」という物なら受け取らない、
そう教わりました。
それ以降、私も過剰なものでなければ、感謝の気持ちは有り難く受け取るようになりました。(恋愛感情の色彩の強い陽性転移を動機とした贈り物はいただきません)
感謝の気持ちを伝えられることはいつでもとても嬉しいものです。
ただ、収穫したお米は一層嬉しいものでした。
患者さんには「今生きているのは先生のおかげだよ」と言われて、ありがたいお言葉への感激と同時に、
ここに至るまでの患者さんの苦しみに思いを馳せ、涙ぐんでしまいました。
こちらこそ人が迷いから脱し、成長していく姿を見せていただき感謝の気持ちでいっぱいです。
食べ物を得るために、土を耕し、種や稲を植え、自然災害を乗り越え、苦労して、収穫する。
目的に前に投げて、そこに向かって身を投じていく。
これ、まさに人生そのものなのではないでしょうか。
本当にいろいろな方がいらっしゃるけれど、私も頑張ってきた甲斐があるなと、癒されました。
本当にありがとう。
昨夜は慶應児童精神医学研究会にオンラインで参加させていただいた。オンラインであること、20時からの開始であったことで、我々のような診療所の医師でも仕事を急いで切り上げればなんとか参加できることがありがたい。
コロナ禍におけるこどものトラウマや
小児期のトラウマ体験とゲーム障害などがテーマだった。
錚々たるメンバーで学生時代にお世話になった小児科の渡辺久子先生も参加されていて本当に驚いた。ご主人の渡辺良先生にも神経内科を教わりとても懐かしかった。研究会の内容もハイレベルでおったまげた、、、
提示された症例も非常に大変だったはずだが、皆様ひょうひょうと当たり前田のクラッカー的な感じでお話になっていた。(わっかるかなー?わっかんねーだろーなー、古っ)
日本のトップレベルで児童の診療されている先生方は雲の上だと感じた研究会だった。
それでも私のくだらない質問にもお答えいただき、自分がどのレベルの理解なのかはよくわかった。一般の精神科医より学ばせてもらう環境にあったとは思うが、彼らからすればど素人だと感じた。
私のように若い頃オールマイティを目指して神経内科や循環器、麻酔科や小児科など同期とは別行動で一人で寄り道していた人間と、ずっと専門性を追求しつづけた人間の差を感じた次第である。
これだけの専門家が日本にいることに少し安心した。ただ、絶対的に人数が少ないのでどんどん若い医師がその英知をひきついで広めていく必要があると感じた。
お国も診療報酬削ることばかり考えていないで、もうちょっと児童を診れる環境を作ってほしいと思った。