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8月 16, 2017

君の名は。

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会いたかった誰かを探すため

信濃町の歩道橋に行ってきました。

 

ここは、映画「君の名は」で

重要なシーンで何度か使われている舞台です。

たぶん。

 

 

お会いしたかったのは、

研修医時代に同じグループで研修した

S先生。

慶應義塾大学病院に残り、

すっかり重鎮の先生です。

 

慶應大学でマインドフルネスの研究会を主宰してくれました。

 

 

 

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我が故郷。当時は大学病院の裏に住んでいました。

来るたびに懐かしい気分になります。

 

マインドフルネスについては、実は私の診療所でもそのエッセンスを取り入れながら

診療に当たっています。

必要な時に皆さんにもちゃんとフィードバックしてます、

気づいておられないと思いますが。

 

マインドフルネスとは直訳すると、

「心を満たす」ですが、

現在に意識を向ける、とか

今現在の自分の呼吸に耳を傾ける という意味です。

 

ピンと来ないと思いますが、

皆さん「ながら行為」をしばしばすると思います。

TV見ながら食事。

考え事しながら散歩。

音楽聞きながら運転。

 

頭は休まっていません。

散歩したのにストレス発散にならないときは

散歩しながらせわしなくストレスになるような考え事をしているからです。

 

目の前の現在に集中することは実はむずかしい。

 

思考は常にあちこちを行ったり来たり。

未来に行っては、「ああなったらどうしよう」「こうなったらどうしよう」

過去に行っては、「ああしなけばよかった」「こうしなければよかった」

邪念だらけです。

 

未来のネガティブ思考は不安、

過去のネガティブ思考はうつ

をもたらします。

 

これらの思考は常にストレスを与え続け病気にもなりやすくなります。

 

そこで、今現在に意識をむけるということが重要になります。

 

ヨガも一つの方法です。

マインドフルネスが一部で知られるようになるころ、

私は北鎌倉の臨床心理士でもありヨガの高名な先生のもとに通っていました。

私自身は体が硬いのでポーズはとれませんが、

大切なものをご教授いただきました。

身体のひとつひとつの部分を脱力させたり、

緊張させたり、呼吸を感じていきます。

 

当時勤務していた病院の患者さんとヨガを一緒にやって

マインドフルネスを実践しました。

 

当時の研究者肌の院長には鼻で笑われましたが、私自身は

確かなものを感じていました。今では研究レベルで

マインドフルネスの効果や作用が実証されていています。

 

日本で受け入れられている森田療法にも通じる本質があると思っています。

どちらも「いまここにあることへの集中」がポイントになっているのではないでしょうか?

 

これからも、本質が何か?

追及しながら臨床を続けたいと思います。

 

 

かぜがまだ完治しておらず、

耳管狭窄で両耳が聞こえづらい状態でしたが

なんとか頑張って参加した甲斐があった有意義な時間でした。