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過保護

3月 19, 2015

過ぎたるは…

写真の観葉植物は合歓の木(ねむのき)といいます。

開院のお祝いに整形外科の名医からいただいたものです。

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しかし、、、

 

水のやりすぎで、一度枯れてしまったのです。

諦めずに日当たりのよい診察室の窓際で、辛抱強く待っていました。

 

すると、新芽が生えてきてご覧のようになりました。

まだまだ芽が出てきています。

 

夜になると葉っぱがコンパクトにたたまれて眠っているようです。

 

過保護はよくありません。

過ぎたるは及ばざるがごとしです。

 

人間でも同様のことが言えます。

 

過干渉も過保護もよくありません。

以前、お師匠先生に「親の過干渉は虐待の一種である」と教わったことがあります。

親の過干渉のために、大人になってからも「自分」が見つけられずにいる方が大勢おられます。母親が自分自身の自己実現のためにこどもにあれこれ指図し批評しコントロールしてしまっているのです。こどもは自分が本当は何をしたいのか、何者なのかわからないまま、母親の期待通りに生きようとして、自分自身が空っぽになってしまうのです。

 

私自身、診察でも「やりすぎ」にならないように注意しています。初回の診察ですべてを知りたがる患者さんもおられますが、一度にたくさんのお話しをせずに、継続性の中で徐々に開けていくものも大事にしたいと思っています。