ブログ

医師

5月 26, 2025

アスクドクターズ。

アスクドクターズ。

何年か前に患者さんから教えてもらった。

インターネットで病気や健康のことを医師に質問できるサービスがあるんだって。

そこでアドバイス受けたからこうしてみたいって言われた。

それをネタに受診時に話し合って理解を深めてもらうのは全然歓迎。

ただ、もしもそのサービスを利用してアスクドクターズのアドバイスが違うからって、私に黙ったまま、違和感を感じつづけるのはやめてほしいな。ちゃんと話してほしい。

 

何年か経って私の契約する保険商品に、無料でアスクドクターズの利用ができる特典があって、登録してみた。

医師側ではなくて、患者側でね。

ひとつの質問に複数人の医師から回答があるんだよね。

いろんな人の質問とその回答が全て見れるんだけど、精神科や睡眠関連ではどんな質問が多いのかな?と覗いてみた。

私の専門領域を見ていると、「この症状SREDだよね」とかわかるんだけど、回答している医師たちは全く知らないみたいで、的外れな返答してたんだ。かなり断定的に。知ったかぶりはよくないと思う。

回答する医師はペンネームだったり、もしかしたら本名かな?っていう医師もいたけど、間違った答えをしても実際診察したわけではないので免責ではあるはずなんで、やはりインターネットの情報は信用できるのかよく吟味しないといけないよね。

いろんな質問と回答のデータを蓄積してAI化する目論見だろうと私は勘繰っている。そしたら医師に払う報酬も要らなくなるからね。

でも、間違った答えを集積してもどうなんだろう??

 

一方最近はチャットGPTなどのAIにいろいろ質問する場面もあると思う。

とても知性的な回答が得られたり、優しいフリをすることもできるので、驚かされることもあるが、専門領域となるとやはりネット情報をただかき集めただけで、全然物足りない印象である。

 

AIといえば車の自動運転が思い浮かぶ。

まだ、下手な人の運転のレベルかな。

運転がこなれた人と下手な人の違いの一つは、まわりの状況を広く認識できているかどうかである。

下手な人は目の前の車のお尻を見ているだけ。前後左右の状況をモニターリングできていない。

うまい人は目の前の車だけでなく、数台先の状況もよく見ている。ブレーキランプがついたり、減速したり、何かを避けたりする動きがあれば、準備して先手で対応する。それゆえに急ブレーキが少ないし、上手に回避していける。

目の前しか見ていない人は急ブレーキかけたり、前の車と一緒に身動きがとれなくなる。

自動運転はそのレベルである。

まだまだ精神科医としてはAIに対抗できているが、AIの学習能力は脅威的だ。

 

ガイドラインヲタク的な医師がいて、臨機応変にケースバイケースで対応することを拒むことがあるのだけれど、そういうタイプは真っ先にAIに仕事を奪われてしまうのだろう。

私はますます感覚を研ぎ澄まして応戦するしかないな。

 

つづく

11月 23, 2017

親友。

親友からの贈り物。

3周年を祝ってくれました。

立派なプリザーブドフラワー。

ベイカー社のマホガニーの花飾り台で

廊下に飾ってみました。

IMG_3033

 

トップレベルの医師であり弁護士でもある彼。

とても性格がよく優しいイケメンドクターです。

彼の娘さんは特に勉強させたわけでもなく全国の学力試験で1位だそうです。

世の中にはこういうファミリーも存在します。

娘さんにはただただ健康に育ってほしいです。

 

8月 16, 2017

君の名は。

IMG_2650

会いたかった誰かを探すため

信濃町の歩道橋に行ってきました。

 

ここは、映画「君の名は」で

重要なシーンで何度か使われている舞台です。

たぶん。

 

 

お会いしたかったのは、

研修医時代に同じグループで研修した

S先生。

慶應義塾大学病院に残り、

すっかり重鎮の先生です。

 

慶應大学でマインドフルネスの研究会を主宰してくれました。

 

 

 

IMG_2656

 

我が故郷。当時は大学病院の裏に住んでいました。

来るたびに懐かしい気分になります。

 

マインドフルネスについては、実は私の診療所でもそのエッセンスを取り入れながら

診療に当たっています。

必要な時に皆さんにもちゃんとフィードバックしてます、

気づいておられないと思いますが。

 

マインドフルネスとは直訳すると、

「心を満たす」ですが、

現在に意識を向ける、とか

今現在の自分の呼吸に耳を傾ける という意味です。

 

ピンと来ないと思いますが、

皆さん「ながら行為」をしばしばすると思います。

TV見ながら食事。

考え事しながら散歩。

音楽聞きながら運転。

 

頭は休まっていません。

散歩したのにストレス発散にならないときは

散歩しながらせわしなくストレスになるような考え事をしているからです。

 

目の前の現在に集中することは実はむずかしい。

 

思考は常にあちこちを行ったり来たり。

未来に行っては、「ああなったらどうしよう」「こうなったらどうしよう」

過去に行っては、「ああしなけばよかった」「こうしなければよかった」

邪念だらけです。

 

未来のネガティブ思考は不安、

過去のネガティブ思考はうつ

をもたらします。

 

これらの思考は常にストレスを与え続け病気にもなりやすくなります。

 

そこで、今現在に意識をむけるということが重要になります。

 

ヨガも一つの方法です。

マインドフルネスが一部で知られるようになるころ、

私は北鎌倉の臨床心理士でもありヨガの高名な先生のもとに通っていました。

私自身は体が硬いのでポーズはとれませんが、

大切なものをご教授いただきました。

身体のひとつひとつの部分を脱力させたり、

緊張させたり、呼吸を感じていきます。

 

当時勤務していた病院の患者さんとヨガを一緒にやって

マインドフルネスを実践しました。

 

当時の研究者肌の院長には鼻で笑われましたが、私自身は

確かなものを感じていました。今では研究レベルで

マインドフルネスの効果や作用が実証されていています。

 

日本で受け入れられている森田療法にも通じる本質があると思っています。

どちらも「いまここにあることへの集中」がポイントになっているのではないでしょうか?

 

これからも、本質が何か?

追及しながら臨床を続けたいと思います。

 

 

かぜがまだ完治しておらず、

耳管狭窄で両耳が聞こえづらい状態でしたが

なんとか頑張って参加した甲斐があった有意義な時間でした。

2月 9, 2016

文藝春秋平成28年3月号に当院が掲載されました

文藝春秋

平成28年3月号に当院が

掲載されました。

芥川賞受賞作二作全文掲載の三月特別号です。

EPSON MFP image

2月 1, 2016

いい病院2016に当院が掲載されました

  週刊朝日MOOK いい病院2016

(2016年1月30日発売)に当院が掲載されました

EPSON MFP image

 

 

 

 

11月 4, 2015

取材

こんばんは。

上尾メンタルクリニック院長です。

今日は診療後に取材を受けていました。

年明け後にはいくつかの本に掲載されそうです。

 

 

では、また。