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上尾メンタルクリニック

4月 20, 2025

素敵なレビューをありがとうございます。

良い評価・口コミをいただきありがとうございます。

 

この方も長い初診受け入れ中止期間をお待ちいただいた方ですね。

大変お待たせして申し訳ありませんでした。

と同時に当院の価値を見出していただき心より感謝いたします。

 

全ての初診に2時間以上かけているわけではなく、必要に応じてどこまで掘り下げるか考えながら診察を行なっています。

今回は問題の根っこが幼少時の環境にある症状を認めたため、駆け足かつ長時間お話を伺いました。

怖くて辛いお気持ちに蓋をしてずっと頑張ってこられたご様子が手に取るようにわかりました。

診察でだいぶお疲れになったり、お気持ちが揺れたかと思います。

 

これまでに受診された医療機関では解離症状を伴う不眠に対しての診断や治療がなく、不眠=睡眠薬で対処されていたようでした。

不眠の原因は何か?可能な限り背景を掘り下げていくだけでも色々なことがわかることがあります。

このようなことからも初診の段階でボタンをかけ間違わないようにしっかりと評価することが大切であると常日頃思っております。

 

時間がかかったり簡単ではないと思いますが、誠心誠意の診療を心がけて参ります。

症状に一喜一憂せずじっくりとゴールに向かって進んでいきたいですね。

 

4月 16, 2025

綱渡りと初診の醍醐味。

前回のブログで仕事量が増えすぎて、毎日綱渡りと書きました。

カンペキっ。

 

患者さんにお渡しする書類はなんとか間に合っていますが、

最近カルテ作成が遅れがちで。

 

今はまた初診の受付を中止にしていますが、

初診はとても大事なセッションだと私は思っています。

せっかく初診のために時間を無理やり作っているのだし、

初診をちゃんとやらなくて、いつちゃんと診るというのでしょうか?という感じで。

 

症状や病気の内容にもよりますが、複雑性トラウマの方などの病歴は大概混みいっています。

「そんなことある?」と驚くような過酷な生育環境だったりして、話を聞いているとキリがなくなることも。

患者さんの時間前後感覚や記憶も曖昧で、とっ散らかっていることも少なくありません。

というわけで初診に2時間〜2時半かけてしまうことが最近続いてしまって、私もげっそりです。

(2時間もどうやって作っているの??

外来やっている医師なら当然疑問に思うでしょう。

もちろん連続して2時間は確保できません。

前半と後半に分けて、患者さんには休憩を挟んでもらいます。

その間に再診の患者さんを次々と診ていくのです。)

 

ただ、「話したくないことを無理やり聞かれた」ということにならないように注意しなければなりません。

トラウマについては患者さんの反応を見ながら慎重に伺います。

その前の段階で、「詳しく話したくないという方は当院を受診しないでください」とHPにもしつこく掲示していますし、

電話の段階で秘密主義の匂いがする人やあまり触れられたくなさそうにしている方は、他の機関にご相談していただくように誘導します。

その上で診察しているので、ほとんどの患者さんは率直に話をしてくれます。

 

まずは患者さんの緊張度合いを見て、雑談から入っていくこともあります。

最初は症状や経過の確認をし、診断のあたりをつけ、徐々にその背景となる生育歴や発達の傾向、家族歴を伺っていきます。

患者さんの言ったことをおうむ返しにしながらカウンセリングするのが基本ですが、私はあえて私が理解した言葉に言い直して患者さんに一つ一つ私の理解があっているかどうか確かめながら先に進めます。

大体前半の段階ではすでに患者さんのテーマを見出しているので、あとは占い師のようになっていきます、笑。

患者さんに言われる前に患者さんの特性などを次々に当てていくと、患者さんの目が輝いてきます。

「理解してもらえた」という感動が湧いてきた心の動きを感じると、私もだんだん乗ってきて、患者さんとシンクロしてきます。

「手に取るようにわかる」状態が共感の極みです。

最後は、今どういう状態なのか、どうしてこうなったのか、特性や生育歴、遺伝的な要素などの背景と関連があるのか、できるところまで詳しく説明します。

ご本人が話したい!って思う範囲で伺っているので、滅多にありませんが、たくさん話しているうちにトラウマの蓋が開きかけてしまうことが稀にあります。そうならないようにしていますが、そうなったとしてもちゃんと責任を持ってフォローしますよ。

 

大変だけど、やりがいはあります。

 

一方で当院では少数派ですが思考がまとまらず、意思疎通が難しい方がいます。

そういう場合は、共感ではなく、単に症候・症状の評価にとどまります。

これはどの精神科医がやっても同じですね。

 

あれ、最初に書こうと思っていた内容からそれました。

カルテの作成が遅れるって話。

流石に2時間に及ぶ診察のカルテを診療時間内にまとめるのは困難で、後回しになります。

最近は再診1回目の時までに初診のカルテができていなかったり・・・

頭の中にエピソードが入っているうちに、他の患者さんと混同しないように書かないといけませんね。

割とインパクトのあるエピソードなので、結構細かく覚えています。

 

ということで、今日はもう眠いので、寝ます・・・

4月 6, 2025

お間違えのないように。

「上尾メンタルクリニック」と「上尾心療内科」。

 

2025年3月に駅近くに「上尾心療内科」さんがオープンされました。

最近複数のメンタルクリニックが当院から徒歩数分以内に開業されました。

いずれも当院とは経営母体も全く無関係で何も関係がございません。

患者さんにとっては選択肢が増えて良いことだと思います。

いずれも即日受け入れを強調されてオープンされているので、当院が「予約が埋まっていてなかなか診てもらえない」ということは織り込み済みです。

「すぐに診てもらいたい」というニーズがたくさんあることをご存じです。当面はそのニーズを間違いなく満たしてくれるでしょう。

当院だって最初は即日受け入れもしていましたし、条件なしにどんな病気でも受け入れていました。

1日に初診8人とかしっかり時間かけて診てました。(さらっと書いているけれど、まともにやったら過酷な労働ですよ)

そうは言っても物理的にだんだんそれができなくなるんですよ、笑。

あ、じじいの昔話、嫌われるやつですね。

 

話がそれましたが、とにかく、新しいクリニックがオープンしました。

それで、初診で「上尾メンタルクリニック」を受診したいと思っていた方が、間違えて「上尾心療内科」さんを受診してしまったという方がおられるんですね。そして当院を受診しなおしたいと連絡がきます。

「上尾メンタルクリニック」と「上尾心療内科」、意味はほとんど一緒ですが、文字は違います。

お間違えになった理由はHPにもあったようです。

当院が保健所などに届け出ているローマ字表記は

ageo-mentalclinicです。また当院ホームページのドメインはageo-mental.comです。

一方で、「上尾心療内科」さんのホームページのドメインが(当院のクリニック名そのものの)ageo-mentalclinic.comだったのです。

それから、「上尾心療内科」さんはGoogleで有料広告をされているため、「上尾メンタルクリニック」と検索すると一番初めにHPが表示されるようになっているのです。

(当院では受診していただきたいターゲットを絞っていますので、インターネット広告を一切ださない方針で、検索して広告より下に表示されるのは致し方ないのです)

「上尾メンタルクリニック」を検索して一番上に表示されたためにそのまま突き進んでしまったというのです。

 

ドメインの件に関しては、関係機関の仲介の上、「上尾心療内科」さんには真摯に対応していただき、ドメイン変更の約束をしていただきました。

ただ、当面はageo-mentalclinicのドメインも残して、そちらから新しいドメインに飛ぶようにして徐々に抹消するということでしたので、もしかしたらまだ完全に切り替わっていないのかもしれません。

というわけで、特に「どなたかの勧めで当院を初診で受診したいとご希望の方」はご注意いただきたいと思います。

「上尾心療内科」さんには誠実にご対応いただき感謝しております。

「今日すぐに診てほしい!」という方は新規オープンのクリニックがねらい目です。

ただ、とりあえず他のクリニックにかかって、当院に転院というパターンは治療のボタンのかけ違いが生じる可能性もありお受けできない場合はありますので、ご容赦ください。

 

 

 

2月 6, 2025

広場恐怖って。

当院のパニック症、広場恐怖症専門外来には大勢の患者さんが遠方からもお越しになっています。広場恐怖症なのに電車4本乗り継いでくるって、、、ご無理なさってないですか?笑。

それだけ治したいと本気で当院を目指してお越しになっているのです。

悪魔の財務省の陰謀で診療報酬を減らされているので、保険診療を続けるのであれば、とにかく簡単にさらっと診て、できる限り数を診ていくようにせざるを得ません。

でも、わざわざ遠方から本気で通院してくる患者さんに適当な診察で済ませるわけには・・・

この辺が私の甘いところですが。

 

20年前はパニック症すら知らない精神科医がどの患者にも「不安神経症」という診断名をつけ、デパスやソラナックスを一日3回服用、などという残念な処方をしていることも珍しくありませんでした。

10年前は広場恐怖症を知らない精神科医が不安発作を認める患者すべてにパニック障害という診断名をつけ、これまたソラナックスを一日3回服用という残念な処方をしているのが散見されてました。

いまは広場恐怖を知らない精神科医はさすがにいないと思いますが、

広場恐怖の中身がわかっていない精神科医はまだいます。

一旦デタラメな治療をはじめられてしまうと、修正が難しくなりその後の治療がやりにくいので非常に迷惑だと感じておりました。

「操作的診断は本質的ではない」などとつべこべ言い訳せずに、最低限DSM-4くらいは頭に入れとけや、と若かりし私はイラついていたのでありました、笑。

 

パニックや広場恐怖は治療が簡単だから・・・、と言う精神科医もいると思います。

確かに、治療しやすい疾患です、笑。

わざわざ専門外来と名乗るようなものでもないかもしれません。

本当に適当にやれば、1分くらい話聞いて、薬さっと出すこともできなくもありません。

それがたまたまじっくり診察した結果と同じになる場合すらあります。

しかし、掘れば掘るほど奥が深いのです。

 

広場恐怖になりやすい人はどのような人でしょうか?

詳しい問診で生育歴、発達歴、心理的要因など色々なことがわかります。

当院ではトータルに評価しますので、予後や他の病気の併発などさまざまな見通しを立てるようにしています。

 

診察時間に余裕があるときには広場恐怖の患者さんにいろいろなたとえ話をしたり、病気の名前の由来についてお話することがあります。

私の記憶がただしければ、という前提で読んでほしいのですが、

「広場」ってなんぞやって皆さん思いませんか?

 

TV露出が多い精神科医が以前TVで広場恐怖の間違った解説をしていました。

それくらい広場という日本語と疾患の中身にギャップがあるのです。

 

そのヒントは古代ギリシアにあります。

現在の医学に古代ギリシア医学が多大な影響を及ぼしており、「ヒポクラテスの誓い」を医学生の時に学んだ記憶があります。

広場恐怖はギリシア語を語源とし、agoraphobiaと言います。

アゴラ=広場は古代ギリシアで、城壁に囲まれた人々が集まる公共の場所を指します。

(ここから先は私の記憶によるものであり、ネットでも確認できませんでしたが)

アゴラでは政治が行われていました。

政治はそれそれの利害関係を調整するための戦いでしたから、

民衆が密集し揉みくちゃになって喧々諤々議論していたのです。

身動きが取れず、すぐにその場から離れたいと思っても逃れられないのです。

 

ということで、広場はだだっ広い空間という意味ではないのです。

誤訳とまではいかないまでも、もっと別の日本語を使えばよかったのではないかと思います。

 

満員電車で気分が悪くなってすぐに降りられなかった、

そんな体験から広場恐怖を発症する人もいます。

パニック障害を発症してから、徐々に広場状況が苦手になっていった人もいます。

 

満員電車、電車の急停止、集会、会議、学校説明会、映画館、高速道路、渋滞、トンネル、歯科治療、美容院、美容室、美容院の顔タオル、MRIなど

様々なシチュエーションでそれぞれの「すぐに逃れられない状況」があります。

何がダメで何が大丈夫なのか、人それぞれで、その違いから特性の違いを考察もします。

 

部分的な自閉スペクトラム特性で感覚過敏がある方では、ごみごみ、ざわざわした情報量が多い状況がもともと苦手であったり、過剰な記憶力がわざわいして発症リスクが高いと私は考えています。

ADHD傾向の人はそもそもじっとしているのが苦手で会議などで発症するかもしれません。

あるいは分離不安によって本人が安全と感じる場所(たとえば自宅など)から離れること自体に不安を感じるケースなど単なる行動療法では改善が期待しにくいケースもあります。

そのほか詳しく見ていくといろんなパターンがあって、それによって予後もだいぶ変わります。

 

また広場恐怖を発症する機序には動物的な本能もかかわっています。

診察室で私の例え話を聞いたことがない方はぜひリクエストしてください。

 

当院では、割と重めな症状の広場恐怖の方でも行動療法に持ち込みやすいようなオリジナルの工夫を凝らした治療を行っています。

従来の行動療法、認知行動療法では若干スパルタな要素があり、治療に乗せられないひとがいたり、スパルタすぎるカウンセラーによってより深刻なトラウマを作り出してしまうこともあるからです。

精神医学だけではなく、私が大好きだった循環器内科の研修時に学んだ臨床医学を融合させた治療はぜひ体感していただきたいと考えています。

 

このあたりは当院の強みであると自負しています。

ただし、すでに他の医療機関で治療している場合、特にデパスやソラナックスを定期的に服用されている場合は、当院での治療修正が困難な場合がありお断りさせていただくことがあります。どうかご容赦ください。

 

じじいの自慢話

じじいの説教

じじいの昔話

は嫌われる

 

 

 

上尾みつを

 

 

 

 

 

 

1月 30, 2025

あゝ日本のどこかに〜私を待ってる〜ひとがい〜る〜

長い!

タイトルが、笑。

昭和の皆様はわかりますよね?山口百恵さん。

 

昨日の診療のカルテを書いていたところ、日付が変わってしまいました。そのまま寝落ちしてました、、、

年末年始も仕事でクリニックに行ったり来たり。ほとんど休めませんでした。

初診の受け入れを止めて、この一年では100人単位での受診数を減らさせていただきました。

たまに初診のための診察時間を捻出できる日が時々できるようになりました。タイミングよくご連絡いただいた方は初診で受診できる可能性があります。

狙い目としては、年末年始の休診の4週間後などです。逆に冬休み前後は激混みなので初診受け入れはほぼ絶望的です。

そんな中、三年前より当院に初診待ちをされている方が受診に繋がりました。ご連絡いただいたタイミングでは受け入れ中止のアナウンスをされ、それを繰り返していたそうです。今まで何ヶ所か医療機関を受診されいろいろな思いがあったこの方は「次に受診するなら上尾メンタルクリニックしかない」と決めていたそうです。

ほんと、ごめんなさい。

かなりつらい症状だったのに、お待たせして

申し訳ないです。

私の診察を長らくお待ちになっている方が少なくないのです。

最近はこのような方が少なくありません。

遠方からわざわざお見えになる方も増えてきました。

詳しくお話し伺っても、「とりあえず一回診てほしい」ではなく、本気で治療を受けたい方々なのです。

真剣な人にはやはり私も気が引き締まりいつも以上に全力で対応してしまいます。

「良くしてあげたい!」と言う気持ちが強くなります。

良いことであるようにも見えますが、気合いが入りすぎると空回りしてうまく行かないこともあります。

テニスで打とうと思うと空ぶっちゃうやつです、笑。

また、私の心身の負荷も大きくなり疲労も激しくなってしまいます。

そこは少し気持ちを抑えて冷静に治療するように努めます。

そんなわけで、最近の初診は初診としてはほぼやり尽くせるだけ詳しく評価しており、問診票の読み込みなど合わせると1人2時間は費やしています。

カルテは何十ページにも及び、次の日は体がバキバキです。

年取るとこなれてきて、いい加減になってしまうことも多いと思いますが、私の場合は経験を積むごとに深く広くなって行きます。患者さんにはお勧めしない完全主義です。

永遠に貧乏暇なしです。

でも、

日本のどこかにわたしを待ってる人がいるのは嬉しいことですよ。

あゝ~

12月 16, 2024

褒められました。

今日は患者さんからお褒めの言葉を頂戴しました。

「先生を信頼している理由の一つを言いますと、先生はちょっとしたミスでも謝ってくれる。他のお医者さんはそういうことはなかったです」

そう、よくわかっていらっしゃる!笑。

良いフィードックをいただきありがとうございます。

膨大の書類作成などで確認はしていても誤植があったり、印鑑押し忘れていたり。

ミスもあります。

 

しかし、私が学生だったか研修医だったか忘れましたが、若い時分には「簡単に患者に謝ってはいけない」と教わった記憶があります。「医療ミスではないのに、謝ったことで医療ミスだと認めたと勘違いされるから、医事課や弁護士のいうとおりに対応すること。自分で勝手に判断して簡単に謝ったりしないこと」と説明された記憶があります。もしかしたら世の中の医師はそのような事情(訴訟社会のアメリカの医療を取り入れていた時代背景)で尊大な人間だと社会から誤解されている側面もあるかもしれません。

私の場合は、私がミスをしたら人として謝るのが当然と考えている他、良い結果が得られない状況にたいして患者さんの気持ちに寄り添う意図で「ごめんね(いい結果がだせなくて)」と謝ることがあります。これはもちろん医療ミスではありませんが、うまくいかない残念な気持ちを共有するという意味で大事なことだと思っています。患者さんの私への信頼感だけではなく、私の患者さんへの信頼感があってこそできることかもしれません。私が患者さんのことを信頼していなければできません。お互いの信頼関係があって初めて治療がうまくいくのです。

 

当院ではそういったことをとても大事にしています。

ごめんなさい

ありがとう

おはよう、こんにちは

人間関係だもの

上尾みつお

 

 

12月 13, 2024

ありがとうございます

グーグルからレビューの書き込みがあった知らせがありました。

今日も初診受け入れ中止のためお断りした電話のどなたかが腹いせに毒を吐いていったのかな?

と被害妄想的にメールを開くと(笑)(悪いレビューの時は知らせないシステムにしてほしいね、笑)

ところがどっこいこんなお褒めの言葉を頂戴しました。

ありがとうございます!!

なんだか、患者さん目線だけでなく治療サイドの目線まで盛り込まれて、ややもするとこれ書いたの医師?と思ってしまうくらいの内容です。私にはどなたかわかりますが、とてもよく勉強されています。

今日はこれとは別に医療従事者の方から丁寧な感謝のお手紙をいただきました。

わざわざ直筆のお手紙、嬉しいですね。

来年は良い年になりますように!!

11月 15, 2024

10周年のお祝い。

当院に通院されている医療従事者の方から10周年のお祝いを頂戴しました。

「シャンパンの泡のようにたくさんの幸せに先生が包み込まれますように」という温かいお言葉を添えて。

大変苦労されたのですが、前向きにお過ごしで、こちらが泣けてきてしまいます。

ただ、これは高価なプレゼントですので、生活にすぐに役立つような何かをお返しにご用意いたしますね。しばしお待ちください。

私は患者さんのことを大事に思っていますが、患者さんも上尾メンタルクリニックをとても大事に思ってくださいます。

私の開院のコンセプト通り、「大切な人を任せたいと思えるクリニック」が実現しつつあり、

家族も診て欲しい、親友を診て欲しい、大事な患者さんを診てほしいなどとご依頼をいただくことが多く、

同業者の立場のある先生にも主治医として選んでいただけることは、誠に幸せなことです。

しみじみとありがたさを実感します。

患者さんが上尾メンタルクリニックを我がごとのように感じている様が垣間見れることがあります。

患者さんがご家族を連れてきて、「ここは広くて綺麗でいいでしょ」などと誇らしげに説明してくださる姿を見ると

我々の心もホクホクします、笑。ご自身の安全基地として感じてくださっているのだなととても嬉しいです。

 

丸10年クリニックをやってきまして、ギリギリ私が納得するレベルでの診断評価ができるようになりました。見立てが大きく外れるということはほとんどなくなってきました。最初の電話の段階でかなり先のことまで見通せるようになってきました。初診ではその答え合わせとさらに詳細を詰めて、治療方針の相談まで行います。しかし治療に関してはまだまだ改善の余地はあります。病院勤務時代は他の医師と自分を比べて相対的には寄り添うタイプだと思っていました。しかし、寄り添えない人、寄り添えない状況もあり、また尊敬する先生と比べて「私は優しくないな」と感じることも少なくありません。優しさがあれば、もう少し患者さんの腹が決まるのを待ってあげたりするのだろうなと思う場面もあります。ただ、私の体力や気力も限界があり、無理に優しくしようとしたら私が壊れるかもしれません。今は仕方ないかな。

昔の人気のガムの復刻版。

貴重なものもありがとうございます。

 

私も元気が出てきました!

がんばります。

 

人との絆で

元気でる

人間だもの。

上尾みつを。

 

 

6月 13, 2024

嬉しゅうございます。

猛烈に忙しくて、睡眠不足で、

今日は本当は友人に誘われたジャズライブを観にブルーノートに行く予定でしたが、

キャンセルすることになって、

あ〜きついな〜とため息まじりのおじさんに

こんなメールが。

 

過分にお褒めいただき、嬉しいやら恥ずかしいやら。

この方の文章が綺麗で美しくて、なんだか背筋がスッと伸びました。

私も毎日全力で診療しています。これは、ほんと。

それゆえ、ものすごく一所懸命に診療しているのに、極端に失礼な態度を取られたり、仇で返されるようなことがあると、

やっぱりそれなりにピリッとした受け答えをすることもあります。

ですから、このような評価をしてくださる方というのは、この方ご自身がこの綺麗な文章と同じ心で受診してくださっているということなのです。

ありがとうございます。

額縁に入れて診察室に飾りたいな、笑。

 

 

5月 27, 2024

頭が天井に。

10年ほど前はこんな可愛かったオーガスタ。

今は

巨大化して天井に頭がついてしまいました。

これ、どうしたらよいの?

当院の植物達はどんどん巨大化していく一方で、、、

パワースポットなのかしら?

ただ、唯一、お金のなる木だけは枯れちゃった、笑。ご縁がないのね、、、