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埼玉県

2月 21, 2018

人生の三つの坂。

本日は過密スケジュールの上、初診希望の方の電話など殺到し、トイレも我慢、椅子の上にへばりついたまま

アクセル全開で駆け抜けました。背中や肩腰などがバッキバッキです。

やっと乗り切ったときに・・・思わぬことが。

 

人生には三つの坂があると言われます。

上り坂、

 

下り坂、

そして、

ま・さ・か

 

そうです、まさかです。

提出していたとても重要な文書にまさかの不備がありました。

ガーン。

即効で修正して再提出。

やれやれ。

(患者さんに関する文書ではありませんので、安心してください。)

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9月 28, 2017

うつ病を治すこと、治るということ。

今日は埼玉県の公務のはしごです。

県の職員はとても丁寧ですが、特に児童相談所のスタッフは大変優しく、恐怖心の強いこどもたちの扱いにとてもなれています。私のほうがむしろおどおどしているかもしれません、笑。

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夜は慶應関連病院の医師が集ううつ病の研究会に出席してきました。

 

うつ病で休職し社会復帰する患者さんに私がしばしばアドバイスすることがあります。

以下にその一部を記します。

 

①「休職すると決めたら腹を決めましょう」

これは、休職しても仕事のことや周りの人のことが気になって気が休まらない人がいるためです。

「あの仕事どうなったかな、みんなにどう思われているかな」

すっとこの思考にとらわれている人は休職しても良くなりません。

「人生でまとまった休みを得るチャンスは滅多にない。しっかりリフレッシュして、今までとは違った自分になって今後の人生楽しんでいくぞ」

と腹を決められる人は成功します。

長い人生で、ほんの数か月なんてちっぽけな話なんです。

大自然でいかに自分がちっぽけな存在か感じる体験ができると良いですね。休養期間後半になって力が出てきたら遊ぶように指示することもあります。

 

②「病気になる前の自分を理想としないこと。病気になる前の自分に戻ろうとしないこと」

うつ病の人は「もともとの自分はこんなんじゃなかった」ともとの自分にこだわります。

しかし、もとの自分に戻ったら、また同じようにうつ病になります!

うつ病は心身にとって大きなショックな出来事です。(本日の仁王先生の言葉より)

うつ病前後で何も変わらない方がおかしいのです。

 

たとえ話をします。

インフルエンザにかかってインフルエンザを克服した場合、かかる前のあなたとかかった後のあなたは同じではありません!

インフルエンザによって免疫システムが作動し、インフルエンザに対する抗体(防御しして破壊するシステム)を身に着けます。

インフルエンザにかかる前より体に改編が起こり、もっと強い自分にかわっているのです。

 

うつ病だって、うつ病を克服した後は、前の自分とは違うけれど、生命体としては良くできたものになっているはずなのです。

 

私はよく「もともとの自分を10とすると今いくつですか?」と聞きます。

患者さんは「順調です、結構いいです」

といいながら「10分の6くらいですかね」と意外と低い数字を述べることが多いです。

では、残りの4は何か?

私はその内容を細かく聞いていきます。

もとの自分に戻るための4であれば、「それは違う」と言わせてもらう。

中には薬の副作用と思われる4であることもあるので、それは早急に対処します。

中にはリーズナブルな4を教えてくれる人もいる。

いずれにしても、「あなたはどうなりたいか?」という理想を聞きます。

なりたい自分になれるチャンスでもあるのです。

「変わる」ことができる良いチャンスは上手く使った方がいい。

 

「想像できる未来ならば実現できる」

「想像すらできない未来は実現しない」

 

戦略的にうつに強くなれる、「なりたい自分」という目標ができれば、一緒にその目標に向かっていきましょう。

 

今日はこのへんまでにしておきましょう。

明日は夜間の救急業務があります。

明日に備えます。

 

9月 25, 2017

インフルエンザ予防接種一番乗り!

今日ワクチンが入荷したので一番乗りで予防接種を行いました。

腕が重だるいです。

私がインフルエンザにかかってしまうと多数の患者さんに蔓延させてしまう可能性があるので、私は2回接種する予定です。

料金や副作用などは最新情報をご覧ください。

 

今日は初診のご依頼をたくさんいただきました。

初診のお申し込みの電話に関する厳しめの内容をホームページでアピールしたので、電話が減ると見込んでましたが、想定外でした。

とても偉い先生からのご紹介も何件か重なり

対応で昼休みもなくヘロヘロです。

初診待機期間は12月に入ってしまいました、、、

 

今週も公務が立て込んでいるので頑張ります!

 

9月 13, 2017

初診のお申し込みの前に必ずお読みください。

当ホームページをご覧いただき誠にありがとうございます。

初診をご希望されているということは、何かお困りのことがあると存じます。

お困りの方に対して親切でありたいと日々思っております。

一方で医療に対する要求水準は年々高まっており、過度な期待をお持ちの方もいらっしゃいます。

病気として保険診療で対応できる部分と、そうでない部分もあります。

当院ではお電話で詳しくお話を伺い、当院で対応可能かどうか判断させていただきます。

お電話で詳しくお話しになりたくない方は当院へのご相談をご遠慮ください。

当院でお役に立てないことがあることに関しては私にとってもつらいことなのですが、全ての方の安全基地になれるというわけではありません。

ご要望内容が当院の対応範囲を超えていると判断した場合はお断りさせていただきます。

紹介状があってもお受けできないことがあります。

どなたでも、勇気を出して電話をかけたのに対応が難しいと言われたら良い気持ちはしません。

そのようなことを少なくするために事前にご理解いただきたいことがあります。

長文ですが、当院のポリシーを記載いたします(おもに当院の限界のお話です)。

 

✔当院は完全予約制となっております

初診診察に必要な時間を確保するために、再診の方がご予約を入れることが出来ない枠を作っています。

1日に確保できる枠は限られますので、ご予約が先になる場合が常態となっております。(2−3ヶ月間の予約が埋まると、予約の受付自体をしばらく中止にしています。)

当院では初診をとても大事なセッションと考えています。

初診をいい加減に行うことでボタンの掛け違いが将来取り返しのつかない事態を引き起こす可能性があるからです。

当院では診療の質を維持するために初診予約制を固持しています。

貴重な時間を確保しているために、初診を無断でキャンセルされた方は信頼関係を築くことが難しいと判断し、その後の診察はできません。

 

タイムリーな診療も大切なことです。予約が要らない即日初診受け入れ可能な施設は大変貴重な存在であることも間違いありません。

専門を極めた診療を半年以上の予約待ちで、数万円の自費で行なっている施設もあります。

いろいろな機関があり、良い悪いだけではなく何を優先させるかの問題となります。

✔️当院のキャパを超えた患者数を受け入れてしまうとお一人お一人の診療の質が低下してしまいます。ご予約が混み合って来た場合、初診の受付を休止する場合がございます。タイミングの問題でお断りせざるを得ないことがあります。申し訳ございません。

✔初診の申し込みのお電話をいただく前に、ホームページの「受診の流れ」をご熟読、当院の趣旨にご同意の上お電話をください。

お電話でご本人から詳しくお話をお伺いします。ご本人以外からのご相談は承っておりません。

最初にお断りしているのですが、「どうして電話でこんなこと話さなければいけないのか」と怒り出す方がおられますが、

詳しくお話をお伺いして当院で対応可能か、あるいは他の機関が適切か、保険医療での対応範囲かどうかなど総合的に判断させていただいています。

この方式はのちのちの診断や治療にとても重要な手がかりとなるため、省くことは致しません。

さらに、診察では診断や治療に必要なさらにプライベートなことを伺っていきます。

お電話で詳しくお話しになりたくないようでしたら、他の機関でのご相談をお勧めいたします。

言いたくないことはあっても構いませんが、秘密主義が行き過ぎる人は治療になりません。なかなか治療が進展しない方に大きな隠し事があったということはしばしば見られることです。

もちろんトラウマに関わることはデリケートに扱うように注意しております。

また、ご家族からのご相談は受けておりませんので、家族相談を行っている別の機関にご相談ください。

 

✔お話を伺ったあと、当方でお電話でのやり取りの様子や内容などを確認します。医師が診察の合間を縫ってチェックさせていただきますので、その間はお待ちいただき、再度お電話をかけ直していただきます。このシステムにもご納得いただけない方は当院へのご相談をご遠慮ください。

お電話のやり取りで、電話対応者に高圧的な態度をとられたり、無理な要求をされるかたは、治療をお断りします。精神科の治療ではとくに信頼関係が大切になってきます。最初から不信感が強かったり、攻撃的なかかわりがありますと、良好な治療関係ができないのは明白です。ボタンの掛け違いどころか、ボタンをかけることすらできません。

お電話の段階でトラブルになる方は初診をお受けすることができません。(ごく普通のやり取りでトラブルになることはありません。一部の方です)

それに私はスタッフをとても大切にしています。スタッフに暴言などを浴びせる方は許容いたしません。DVや虐待防止は自らのクリニックから行うべきと考えております。

 

✔「とりあえず一回だけ話を聞いてほしい」という方もたくさんいらっしゃいます。セカンドオピニオンも含め、医療相談的な内容は対応しておりません。申し訳ございません。

✔初診予約の順番、待機期間につきましては、ご相談内容によって診察に必要な時間枠が異なります。予約の順番と予約できる枠が前後することがございます。

ですから、初診の予約待機期間のだいたいの目安はお伝えできますが、具体的な初診待期期間は内容をお伺いしてからでないとお答えできませんお話をお伺いする前に「初診はいつになるのか」と具体的な初診待期期間について明らかにするよう強く追求される方は、即日受診可能な他の機関にご相談ください。

✔️身の上相談、近隣トラブル、離婚や不倫など夫婦関係の相談、恋愛相談、育児相談などをメインの主訴とされる内容は扱っておりません。よくわからない時はお電話で治療対応可能な範囲かご相談ください。基本的に精神科医はカウンセラーではありません。私の人格が優れているわけでも、経験が豊富なわけでもありませんので、アドバイス的なことはご期待なさらないでください。

✔「とにかく話を聞いてほしい」という主訴がメインの方は当院ではお受けしておりません。深い理由がありますが、一般の方には難しいので詳しくは省かせていただきます。もちろんお話の内容から言語表出を促した方がよいと当方が判断する方は例外です。なお、当院では病気や薬についてのきちんとした説明は当たり前の前提です。診療に必要なことはこちらから質問させていただきます。話を聞いて欲しいのか、症状を治療したいのか混同されているかたが時々いらっしゃいます。とにかく話を聞いて欲しい!いう方は他の機関をご利用ください。

また、当職は人間サンドバックではありません。今までの人生で積み重なった怒りを目の前の私にぶつけられても困ります。

✔️診断書目的の受診はお断りする場合があります例えば、ご本人が治療を必要としないのに休職の必要性を証明するよう要求される場合、事実関係を把握できない内容に関して訴訟のために本人の一方的な訴えに沿った内容の診断書を要求する場合、適応ではないのに障害者年金を得るための診断書を要求する場合、勤務先にサボタージュや特別な待遇を受け入れさせるための目的の診断書を要求する場合など。そのような疑念が生じると判断した場合はご希望内容の診断書作成に一切応じられません。目的を達成するために、受診者がご本人にとって都合の良いことしかお話にならないことがあります。偏った情報の中でニュートラルな判断ができないため、公文書である診断書を受診者の求めに応じて発行するということはできません。当院では診断書目的の受診には基本的に応じない方針としました。不当に診断書を利用する行為は詐欺となりますので、通報する場合があります。

 

✔人格障害(パーソナリティ障害)の治療は当院ではできません。お電話の内容から人格障害であると判断した場合はお断りいたしますが、ご本人が自覚されていないことが多いので、受け入れが難しい根拠をお伝えできない場合があります。

私の経歴上パーソナリティ障害の方を救急医の立場からも精神科医の立場からも診察していたことがありますが、私の治療スタンスとは相性がよくないことが多いと感じてきました。自分のよくない点を治したいのか、周りをコントロールしたいのか混同されている方がいます。治療目的が共有できず、安全基地も壊されてしまうことがあります。申し訳ありませんが、私にはパーソナリティ障害を治療する能力が足りません。当院での治療をご希望されてもご本人にとって有益になりませんので、パーソナリティ障害の治療ノウハウのある機関をお探しになることをお勧めいたします。不適切な治療を受けてこじれてしまうことは避けたいものです。

✔️攻撃性や暴力性が著しい方の治療は当院ではできません。当院は通院されている方の安全基地として在りたいと考えています。怒鳴ったり、物を壊したり、騒いだり、暴力を振るうことは他の患者さんの脅威となります。静かで穏やかなクリニックであり、そこが当院の良い特徴としたいのです。

✔️お薬をどうしても使いたくないとおっしゃる方もおられます。症状内容によっては治療がうまくいかない場合があります。

また、服薬に対する構えは、対人関係における大事な意味合いを持つことがあります。お電話で必ず「服薬に抵抗感があるかどうか」をお伝えください。

悪い意味での「薬漬け」は当院でも反対の姿勢ですが、最初から薬無しでの治療に拘っていらっしゃる方は、「薬に頼らない治療」を謳っている機関などにご相談ください。

逆に大量の薬を希望される方も受け入れが難しい場合もございます。薬を指定して強く処方を要求する方も薬物依存の可能性があり、当院での治療ができません。

 

✔すでに当院に通院されている方のご家族が受診を希望される場合、お引き受けできるケースとできないケースがあります。

夫婦関係でもめている場合の配偶者、親子関係で葛藤がある場合の親または子などはお引き受けできません。

弁護士が係争中のお二人を同時に弁護できないのと同じように両者の立場にたってご支援することができないからです。

 

✔医師を診察させていただくこともありますが、守秘義務を守りながら医師としての活動でお会いしたりする場面など

治療関係との両立がとても難しいことがあります。

ご相談内容にかかわらずお断りさせていただくこともございますので悪く思わないでください。

いきなり診察ではなく、私に関係者を通して直接個人的にご相談される場合は可能な範囲でお答えします。

 

✔土曜日は大変込み合います。初診後間もない方や、おりいった話がある方など特別な診察時間をご希望の方は土曜日を避けていただきますよう

お願い申し上げます。事前にお伝えくだされば、医師が必要と判断した上で時間調整させていただきます。

 

✔上記の「他の機関」は特定の機関を示していません。保険医療機関に限りません。

お電話でご相談内容をご専門とする他の特定の機関をご紹介することもありますが、

それぞれの機関にはそれぞれのポリシーがありますので、当院で他の機関の受け入れ状況は分かりかねます。

ご自身でお探しいただき直接ご相談していただくようお願いしております。

 

初診でボタンの掛け違いを少なくし、同じ方向を向いて治療を共有していけるかどうか、大変重要なことです。

どのようなご希望があるのか、詳しくお聞かせください。当院を安全基地とされる方とそれが難しい方がいらっしゃると思いますが、当院の安全基地に入れなかった方も当院以外の安全基地があるはずです。がっかりしすぎないでいただきたいと思います。

こちらで対応できないのは、あなたのせいではなくて、当院の対応能力の限界によるものです。

当院を安全基地とされた方には家族同様の思いやりを持ってお役に立ちたいと心より思っています。

どうぞご理解のほどよろしくお願い申し上げます。

院長

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

9月 10, 2017

産業医研修会。

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今日は朝一番から産業医研修会です。

昨夜は残業で山積みの書類をやっつけたので、

朝がきつかったです。

研修会では、参加医師自身が心身のストレスチェックを受けました。結果がたのしみです。

講師の先生は、運動習慣は心の健康度を上げると強調されていました。

意外だったのは、多忙な医師の運動習慣割合が一般より高いということでした。健康への意識の表れでしょうか?これからも運動を続けたいと思います。

 

産業保健委員会委員の関谷栄先生の職場巡視のお話はとてもわかりやすく、流石でした。以前医師会幹部の交流会で会食したときも、博識でエネルギッシュで圧倒されました。

今日は長い一日になります。

 

 

8月 30, 2017

睡眠セミナー。

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今日は慶應で睡眠医学セミナーに参加。

慶應大学の精神神経科と呼吸器内科の合同セミナーです。

テレビでもご活躍の遠藤先生はもちろんのこと、

フランスからとてもすごい先生方が見えました!

フランス睡眠学会の元理事長、ジャン•ルイ ペパン先生などなど。

すごさがピンとこない方がほとんどだと存じます、笑。

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せっかくのご講演でしたが、通訳なし、フランス語なまりの英語オンリーなので、ちょっと語学力の不十分な私にはきつかったです、笑。

英語から離れてしまっていることが悔やまれます。

質問しようと思いましたが、伝えられそうもなく諦めました、、、

 

当院では、睡眠の検査と睡眠時無呼吸症候群の呼吸器治療をおこなっています。

いびきや無呼吸の方はご相談ください。

精神科や心療内科の初診枠より早く診察ができる可能性があるので、初診のお申し込みの際には、無呼吸の検査希望と一言伝えてください。

 

では、満員電車で帰宅中にて。

 

8月 24, 2017

夏の太陽、秋の空。

気温もぐんと上がり、夏らしさを取り戻しましたが、

空はなんとなく秋模様です。

 

今日は2か所で公務を行ってきました。

午前中の業務は私の専門外の内容で、

なかなかスムーズにはいきません。

周りの職員さんがサポートしてくださるので

職務自体は問題なく遂行されます。

 

午後の職務は少し慣れてきましたが、

午前も午後も大変気を使うのが

疲れました~。

 

新しい紅茶を手に入れました。

試してみます。

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8月 21, 2017

今月の蘭。

 

 

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今月の胡蝶蘭です。

一色の鉢も良いのですが、紅白がお気に入りです。

白のほうが、ピンクより花持ちが良いので、両サイドが白のパターンにしました。

 

8月になってから日照時間が少なく、

ミニパインは残念ながら根腐れならぬ

身腐れしてしまいました。水耕栽培をやめ

実を切って赤土で蘇生中です。

 

今週はスケジュールが 立て込んでいるので、体力勝負です。体調管理に努めます。

 

 

8月 16, 2017

君の名は。

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会いたかった誰かを探すため

信濃町の歩道橋に行ってきました。

 

ここは、映画「君の名は」で

重要なシーンで何度か使われている舞台です。

たぶん。

 

 

お会いしたかったのは、

研修医時代に同じグループで研修した

S先生。

慶應義塾大学病院に残り、

すっかり重鎮の先生です。

 

慶應大学でマインドフルネスの研究会を主宰してくれました。

 

 

 

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我が故郷。当時は大学病院の裏に住んでいました。

来るたびに懐かしい気分になります。

 

マインドフルネスについては、実は私の診療所でもそのエッセンスを取り入れながら

診療に当たっています。

必要な時に皆さんにもちゃんとフィードバックしてます、

気づいておられないと思いますが。

 

マインドフルネスとは直訳すると、

「心を満たす」ですが、

現在に意識を向ける、とか

今現在の自分の呼吸に耳を傾ける という意味です。

 

ピンと来ないと思いますが、

皆さん「ながら行為」をしばしばすると思います。

TV見ながら食事。

考え事しながら散歩。

音楽聞きながら運転。

 

頭は休まっていません。

散歩したのにストレス発散にならないときは

散歩しながらせわしなくストレスになるような考え事をしているからです。

 

目の前の現在に集中することは実はむずかしい。

 

思考は常にあちこちを行ったり来たり。

未来に行っては、「ああなったらどうしよう」「こうなったらどうしよう」

過去に行っては、「ああしなけばよかった」「こうしなければよかった」

邪念だらけです。

 

未来のネガティブ思考は不安、

過去のネガティブ思考はうつ

をもたらします。

 

これらの思考は常にストレスを与え続け病気にもなりやすくなります。

 

そこで、今現在に意識をむけるということが重要になります。

 

ヨガも一つの方法です。

マインドフルネスが一部で知られるようになるころ、

私は北鎌倉の臨床心理士でもありヨガの高名な先生のもとに通っていました。

私自身は体が硬いのでポーズはとれませんが、

大切なものをご教授いただきました。

身体のひとつひとつの部分を脱力させたり、

緊張させたり、呼吸を感じていきます。

 

当時勤務していた病院の患者さんとヨガを一緒にやって

マインドフルネスを実践しました。

 

当時の研究者肌の院長には鼻で笑われましたが、私自身は

確かなものを感じていました。今では研究レベルで

マインドフルネスの効果や作用が実証されていています。

 

日本で受け入れられている森田療法にも通じる本質があると思っています。

どちらも「いまここにあることへの集中」がポイントになっているのではないでしょうか?

 

これからも、本質が何か?

追及しながら臨床を続けたいと思います。

 

 

かぜがまだ完治しておらず、

耳管狭窄で両耳が聞こえづらい状態でしたが

なんとか頑張って参加した甲斐があった有意義な時間でした。

8月 12, 2017

パイナップル。

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ミニパイナップルを育ててみます。

水分調節が難しそう。

 

現在初診のご予約は早くても11月以降となっております。

お待たせして申し訳ありません。