「ぎっくり腰」は魔女に腰を撃たれたように急激な痛みが走ることから、ドイツでは「魔女の一撃(Hexenschuss:ヘキセンシュス)」と呼ばれる。
毎年この時期ぎっくり腰になる方がとても多い。
リモートワークの影響で例年よりもさらに増えているようだ。
当科の診療でもそれがはっきりわかるくらいだ。
どうしてこの時期にぎっくり腰が多いのか、理学療法士の先生に伺った。
いわゆる夏バテの一つではないかという。
クーラーで冷えて固くなった筋肉。
そして水分過多で弱った胃腸は筋肉を固くする。
筋肉が柔軟性を失えば関節に負荷がかかる。
そういうことなのかもしれない。
パンデミック以前はどんなに忙しくても週2回の筋トレは欠かさなかった。
この3年弱所謂筋トレというものをしていない。
最近は理学療法士の先生からインナーマッスルを鍛えたり、コンディションを整える方向で指導を受けている。
心身の相関についても新たな視点を与えられた。
何事も極めた人から教えられるものは大きい。
患者さんにも少しずつフィードバックしている。
心身相関は私が医学を志した原点の一つである。
基礎ができたらまた思いっきり筋トレしたい。