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新着情報

8月 30, 2024

インフルエンザ予防接種2024年10月から

すこし早いですが、10月からのインフルエンザ予防接種のご予約受付開始しました。

というのも、今年はインフルエンザワクチンの製造数が少なく、ワクチンが不足する見込みです。

ご予約はお早めがお勧めです。

在庫がなくなり次第予防接種終了となります。

 

当院は注射や採血の経験豊富な医師が注射いたします。

痛くない注射というものはありませんが、

できるだけ痛くないように、幾つもの工夫を凝らしております。

痛みに弱い方は、その旨申告していただければ最善を尽くします。

 

なおコロナワクチンの予防接種は当院では行っておりません。

安全性などの情報が数年蓄積されたら検討します。

新薬の処方なども周りの状況をみてから行うなど

わりと慎重派です、笑。

でも治療はちゃんとアップデートしています。

 

8月 7, 2024

初診の受入状況につき。

現在大変混雑しており、初診の受け入れを中止しております。

受け入れを再開するとすぐに枠が埋まってしまうため、長期間にわたって受付中止のアナウンスとなっております。

ご不便をおかけして申し訳ありません。

現在通院されている方の治療の質を落とさないようにするため、待ち時間を極力少なくしてご予約時間通りに診察を行うため、

アクティブな(現在繋がっている)患者さんの数を一定数以上にならないように調整しております。

何卒ご容赦の程お願い申し上げます。

 

なお、初診を予約されている方につきましては、前日の予約キャンセルは5500円、当日キャンセルおよび無断キャンセルは9020円のキャンセル代がかかりますのでご注意ください。

(9020円というのは初診料3020円、精神保健指定医による初診精神科専門療法6000円の合計で、初診費用の最低限の代金となります。通常の診療では健康保険の適用で1割から3割の自己負担となりますが、キャンセルとなった場合はその時間の損害賠償となりますので全額負担分を自費で請求させていただきます)

 

院長

7月 9, 2024

当院は慶應義塾大学病院のパートナークリニックです。

当院は院長の母校である慶應義塾大学医学部精神神経科学教室のメンバーであり

慶応義塾大学病院とパートナーシップを提携しております。

「うつと診断されているものの、なかなか良くならない。

何か改善を妨げる要因を見いだせていないのではないか?

診断や治療を見直すタイミングではないか?」

などとお困りの状況に陥ることもあるかもしれません。

 

そんなときに!

慶應義塾大学病院の

「アセスメント入院」!!!

ご提案いたします。

 

大学病院には各分野の専門家がいます。

精神科のお薬の達人、

精神病理学(症状の見立てなど)の達人、

脳の機能の達人、

脳波の達人、

認知行動療法の達人、

精神分析や心理学の達人、

磁気療法の達人、

発達の達人、

睡眠の達人、、、

あらゆる分野の達人、専門家たちが結集し喧々諤々議論しながら、あなたを診断しちゃいます。

総合的に診て、あなたがどんな問題で引っかかっているのか、診断を見直し、治療方針を立ててくれる!

そんな夢のような診察が受けられる精査入院があります。

普通こんなことありますか?めったにないですよ。

 

当院かかりつけの患者さん以外は受け付けておりませんが

かかりつけの患者さんでご興味がある方は診察時に主治医にお伝えください。

私もこれに負けないように緻密な診断を行っているつもりですが、

時に何かが見えていないことがあるかもしれません。

院長から心を込めて慶応義塾大学病院精神神経科学教室の内田教授に依頼させていただきます。

 

 

 

 

 

 

 

6月 9, 2024

うつをサポートするサプリ「メイキュア」お取り扱い中です!

世の中ではサプリ産業が勢力を拡大しています。

しかしサプリは玉石混合、中には効果がないだけではなく、健康被害をもたらす物もあり・・・

悪質な業者があるのも事実です。

 

そこで!

先発品の医薬品を製造している一流の会社が、その徹底管理された製造ラインを使って生産し、きちんとしたデータを集めて

提供しているサプリをお勧めしたいと思います。

「メイキュア」はあのMeiji Seikaファルマ株式会社のサプリで、

うつと妊活をサポートするサプリです。

 

うつ病や発達障害で不足しがち、

あるいは妊活で必要とされる栄養素

 

EPA(エイコサペンタエン酸)

亜鉛

葉酸、ビタミンB群、ビタミンD

などが含まれています。

 

実は院長も健康管理のためにこれらの栄養素を10年以上前から摂取しつづけています。

(ちなみに私の場合は妊活ではありません)

 

うつ病の治療を受けていらっしゃるかたの補助療法として味方になってくれるでしょう。

さらにプレコンセプションケアの味方にもなってくれるようです。

 

管理栄養士による「こころの健康と食事」に関する栄養相談もご紹介できます(一人1回まで無料)

医療機関専用サプリメント「メイキュア」のホームページ:

meijiメイキュアショップ (meiji-meiquashop.com)

購入には医療機関コードが必要なため、ご希望の方は当院の医師またはスタッフまでお問い合わせ下さい。

 

ご希望の方にはサンプル差し上げます(在庫なくなり次第終了となります)

価格は

通常価格:¥6,480(30日分)

定期購入:¥5,832(10%OFF)

2個セット:¥12,312

となっております。

インターネットでの限定販売となり、当院の医療機関パスワードが購入に必要となります。

6月 1, 2024

医療DX推進体制整備加算に係る掲示について

当院では医療DX推進体制整備について以下の通り対応を行っております。

(1)オンライン請求を行っております。

(2)オンライン資格確認を行う体制を有しております。

(3)電子資格確認を利用して取得した診療情報(他院の処方や健診結果など)を、診察室で閲覧又は活用できる体制を有しております。

(4)電子処方箋を発行する体制を準備中です。

(5)電子カルテ情報共有サービスを活用できる体制については当該サービスの詳細な情報を待っている状況です。

(将来的に導入されるかもしれない共通カルテによって精神科での生育歴や詳細な個人情報などを他院と共有することには反対しています)

(6)マイナンバーカードの健康保険証利用の使用について、ポスター掲示・お声掛けを行っています。

(7)医療DX推進の体制に関する事項及び質の高い診療を実施するための十分な情報を取得し、及び活用して診療を行うことについて、当該保険医療機関及びウェブサイト等に掲示いたします。

国には個人情報の完全な保護やセキュリティー、生じうるトラブルなどの対策をきちんとクリアーした上でDX化を進めていただきたいと強く望んでおります。そのうえで診療情報を取得・活用することにより、質の高い医療の提供に努めて参る所存でございます。

7月 4, 2023

睡眠ドック実施中。

当院は埼玉県のメンタルクリニックで初の睡眠ドック(SUIMIN)を導入した機関です。

自宅で5日間脳波の検査をしていただき、睡眠の質を評価し、アドバイスを行います。

費用は自費で、医療保険は使えません。当院通院中の方は割引きの優待があります。詳しくはお問い合わせください。

 

当院では睡眠に強い関心を持ち、睡眠センターと連携しながら各種睡眠障害の治療のほか、睡眠の検査にも携わってきました。

従来の睡眠時無呼吸症候群の診断のための検査も行ってきましたが、

診療を行う中で、睡眠の質を知りたい!という声をたくさん聴いてきました。

今回睡眠ドックで病気の有無にかかわらず、睡眠の質をチェックできる検査をはじめました。

精密な検査による睡眠ドックは上尾メンタルクリニックが埼玉県の医科、心療内科、精神科で初となります。

(従来の睡眠検査のゴールドスタンダードであるポリソムノグラフ検査との同時計測試験で、中央値86.9%の一致率を確認しています。)

 

睡眠時無呼吸の検査は一般的に一晩の検査であり、その日のコンディションによって数値がだいぶ変わってしまうこともありました。

任意の5晩の睡眠の検査をすることで、平常の睡眠がどうなっているのか評価しやすくなります。従来の酸素濃度の検査はそのうち2日間同時に行います。

睡眠のトラブルのリスクについても評価します。(ただし、通常の診療ではありませんので確定診断やその結果に基づいて治療を開始することはできません)

そして睡眠改善のアドバイスも行います。

 

検査結果は睡眠の専門医が評価して書面にいたします。

さらにご希望の方には当院では睡眠障害の治療や検査に携わってきた院長がその結果を解説いたします。

 

あなたの睡眠しらべてみませんか?

ちゃんと眠れていないと、こんな影響があります。

こんなお悩みも睡眠が関係している?!

自宅でできる精密検査!(脳波測定のため、おでこや首にシールを貼りますので、ご自分で貼れない方はご家族に貼っていただく必要があります)

 

睡眠の質を知るには、脳波計測が最適です

申し込みはお電話の上ご来院いただき、申込書と同意書、問診票にご記入いただきます(メールアドレスが必要です)。

窓口で費用をお支払いいただくか、お振込みを確認させていただいた時点で契約成立とし、その後QRコードと検査のIDをお知らせします。

WEBでの手続きが完了次第、検査キットをご自宅にお送りいたします。

任意の5晩の検査を終えたら、お早めにキットを返送してください。(最初の検査も含め、毎回機器の充電が必要です)

結果は2~3週間後にご自宅にお送りします。

さらに院長による解説をご希望の方はご来院の予約をお電話でお願いします。

(インターネットがご利用できない方は当院でネット手続きを代行いたしますので、睡眠アンケートを手書きで提出していただきます)

(ご来院無しでの申し込み、専門医の報告書を直接郵送やWEBで確認いただくプランも可能です。その場合は院長の解説はありません。)

費用についてはお問い合わせください。

少し価格を抑えた2晩のコースもご用意しています。

2022.9

1月 28, 2023

初診のお申し込みの前に必ずお読みください。2023

当ホームページをご覧いただき誠にありがとうございます。 ver.2023年

まず、最初に当院の初診は電話のみによる完全予約制で、直接のご来院はご遠慮いただいておりますこと、ご承知おきください

当院ではお電話で詳しくお話を伺い、当院で対応可能かどうか判断させていただきます。ご希望内容によっては例え紹介状があっても、ご要望にお応えできない場合がございます。

お電話で詳しくお話しになりたくない方は当院の受診をご遠慮ください。

また、フリーダイヤルではありませんので、通話料金は自己負担となります。

 

✔当院は完全予約制となっております

初診を無断でキャンセルされた方はその後の診察はできません。また大幅な遅刻をされたり、お約束の診療情報提供書を提出されない、あるいは医療機関から医療機関へのお手紙である診療情報提供書を患者様が許可なく開封されている場合は当院での診療ができない場合がございます。

 

お電話で症状でお困りのご本人から詳しくお話をお伺いします。ご本人以外からのご相談は承っておりません。

✔当院にはケースワーカーがおりません。衣食住がままならない、生活環境が酷すぎる、家庭の問題にすぐに介入する必要がある、本人に受診や治療の意志がない、あるいはご本人の能力的に生活が立ち行かないなど、治療の前にケースワークが必要な状況では当院ではスムーズに治療につなげられずお役に立てない可能性が高いです。近隣に日本屈指の多機能型精神科診療所もありますので、そのような機関などをご検討ください。

✔当院には入院できる施設はございません。入院が必要な方、入院を要する状態になると予見される方(入院歴があって現在服薬が不安定な方も含む)、入退院を繰り返している方は、入院施設のある機関あるいは入院施設のサテライトクリニックなどをお勧めいたします。

✔「とりあえず一回だけ話を聞いてほしい」という方もたくさんいらっしゃいます。セカンドオピニオンも含め、医療相談的な内容は対応しておりません。1回の診察で診断するだけでは、手術しかけたまま終了するような中途半端な状態で終わることになることもあり、ご本人に悪影響を及ぼす可能性がありますので、当院ではお受け致しません。治療をご希望の方を優先させていただき、全力でこの先の治療を踏まえた診察、診断、告知を行うのが当院の診療スタイルです。

✔️当院では「カウンセリング」を行っていません。身の上相談、近隣トラブル、離婚や不倫など夫婦関係の相談、恋愛相談、育児相談、職場での人間関係やパワハラ、生きがいについてのご相談などをメインの主訴とされる内容は扱っておりません。

✔️診断書目的の初診受診はお断りする場合があります。(美容師免許、すでに療育手帳をお持ちのかたの知的障害者年金、すでに当院通院中の方で当院が適応と認めた場合の精神障害者手帳診断書、精神障害者年金診断書などを除く)

✔パーソナリティ障害、反抗挑戦性障害、素行障害、攻撃性の強い発達障害の方の治療は当院では対応するスキルがありません。

✔拒食症などの摂食障害、アルコールなどの各種依存症、万引きなどの嗜癖行動などの治療できる体制ではありません。自助グループなどと連携したノウハウのある施設をお勧めします。

✔未成年の診療は基本的に行なっていません。

✔土曜日は大変込み合います。初診後間もない方や、おりいった話がある方、家族面談など特別な診察時間をご希望の方は土曜日を避けていただきますようお願い申し上げます。事前にお伝えくだされば、医師が必要と判断した上で土曜以外で時間調整させていただきます。

✔お電話の段階で当院で対応ができないと判断させていただいた内容の場合、特定の機関をご紹介いたしません。

それぞれの機関にはそれぞれのポリシーがありますので、当院で他の機関の受け入れ状況は分かりかねます。

ご自身でお探しいただき直接ご相談していただくようお願いしております。

 

初診でボタンの掛け違いを少なくし、同じ方向を向いて治療を共有していけるかどうか、大変重要なことです。

どのようなご希望があるのか、詳しくお聞かせください。

こちらで対応できないのは、あなたのせいではなくて、当院の対応能力の限界によるものです。

当院を安全基地とされた方には家族同様の思いやりを持ってお役に立ちたいと心より思っています。

どうぞご理解のほどよろしくお願い申し上げます。

長文に最後までお付き合いいただきありがとうございました。

院長

 

 

 

 

 

 

 

1月 25, 2023

アルツハイマー病の特効薬!?MCI(軽度認知障害)の検査!?

今夜も慶應精神神経科学教室のクルズス参加です。

メモリークリニックを担当されている先生に認知症の講義を受けました。

製薬会社のエーザイがレカネマブというアルツハイマー病の新薬を完成させ、欧州で申請が受理されました。ニュースでご覧になりましたか?

とうとうアルツハイマー型認知症の特効薬が出て、もう自分は認知症になっても大丈夫!と思ったそこの皆様、

残念でした。。。

「認知症症状の進行を27%遅らせることに成功した」という文面が一人歩きしていたかもしれません。

実際はレカネマブを使った人と、使っていない人(プラシーボを使った人)を比較し、18ヶ月間経過を見たところ、CDR-SBスコアという認知症症状のスコアが、18点満点中0.45点低かったという内容でした。これを画期的と言うべきかどうか人によるかもしれません。また18ヶ月以降の経過は不明です。

新薬ではありますが、特効薬ではありません。

アルツハイマーが原因の軽度認知障害以外の認知症には効果は期待できません。

適応かどうか調べるための大掛かりな検査機器は全国的に普及していません。

副作用で、脳の浮腫や脳出血のリスクがあり、治験段階では21%発症とのことです。

薬品代が年間350万円(米国)。医療費をなんとしても抑えようとしている日本でこのコストをどうするか難しいところです。

お金持ちのみ選択できる治療になるのか、しかし効果とリスクにおいて高価格に見合う薬なのか、まだまだ課題が残ります。

 

でも、とりあえず、一歩前進です。がんばれエーザイ!

 

今の段階ではやはり認知症を発症する前のリスクを評価し、予防に力を入れることが大切です。

当院ではアルツハイマーによる軽度認知障害(MCI)=ざっくり言うと認知症の前段階 のリスクを、

血液中の9つのタンパク質を測定することで判定する検査を行なっています。

費用は自費で25000円です。

認知症予防マニュアルもお渡ししますので、ぜひこの機会をご活用ください。

1月 3, 2023

耳鳴りの治療。

メンタルクリニックに通院されている方の中には、めまいや耳鳴りなどの症状を訴える方が少なくありません。

めまいや耳鳴りって辛いですよね。

そしてこれが続いたら仕事や家事もできないし、とても不安です。

めまいは不安と結びつきやすいので、めまいの原因が何であろうと、精神科に回ってくることが多いのです。

そして私の臨床感覚ではうつ病(特に高齢者)には耳鳴りの症状が合併することがとても多いように感じています。

 

一般の耳鼻科では(最近は変わってきたかもしれませんが)めまいや耳鳴りに対して熱意を持って専門知識を駆使して診療にあたっているところも多くなく、「ストレスなんじゃないの?」とか「耳鳴りは歳のせい」「耳鳴りに治療法はない」と言われ、困っている患者さんをたくさん見てきました。

そこで私は患者さんに私の知っているめまい専門外来をやっている有名な先生をご紹介したり、めまいや耳鳴りの勉強をしながら私自身も慢性のめまいや耳鳴りの患者さんの治療も行なってきました。

基本的には当院で治療を始める前に、まずは頭蓋内に異常な病変がないか、1回はMRIなどでチェックすることをお勧めします。脳腫瘍があったなんてこともあり得ますので。次に眼振の検査など一般的な耳鼻科ならではの検査をしてもらいます。(めまい急性期は心療内科や精神科には来ないで、耳鼻科や内科、脳神経内科、脳神経外科あるいは救急科を受診してください。心療内科での対応範囲は慢性期のみです。)

 

だいぶ端折りますが、心因性のめまいと診断された方は心因の特性と症状の出方がマッチしているか確認します。

矛盾がない場合は、薬物調整のほか、環境調整を行います。

 

耳鳴りに関しては原因は諸説あると思いますが、私なりのオリジナルの仮説を立てて、治療を行なった結果それなりに効果を認めたものもあります。炎症や脳の過敏反応などの関与が疑われるケースがあり、ひどい場合は耳鳴りだけではなく、頭鳴と言って頭中に音が響き渡ることもあります。一般的に使用されるストミンA、当帰芍薬散、八味地黄丸などの耳鳴りの処方以外に奥の手を用意しています。

うつ病に伴う耳鳴りはうつ病の治療で改善することも少なくありません。

偏頭痛に合併するめまいや耳鳴りは片頭痛の治療をしてみます。

 

論文レベルだと、鼓室内デキサメサゾン注射+メラトニン、メラトニン、アミトリプチリン(製薬会社の都合で入手困難となっています)、アカンプロサート、亜鉛、ガバペンチンなどの薬物の有効性が示されています。

当院では他の科の先生はほとんど使うことがない薬、精神科や心療内科でも割と年配の先生で心身症になれた先生が時々使う程度の薬などが著効することがあります。渋いところでは頭鳴に川芎茶調散を使ったり。。。

また、専門的なクリニックでしかやっていないようですが、コンドロイチン硫酸ナトリウム注射液の筋肉注射も行なっています。

当院は耳鼻科ではありませんので、耳鳴り患者さんは全体のごく一部。注射などはコストと利益の採算が合わず赤字ですが、サービスとして行なっています。なお、音響療法などいかにも耳鼻科的な治療は当院では行いません。補聴器をお勧めすることはありますが、それに関しては耳鼻科にいったんお戻しします。

8月 20, 2022

当院の待ち時間が短い理由(〜初診を受ける前に〜)。

当院は一般的な病院に比して待ち時間が著しく少ない医療機関であることは、他院に通院されていた方はよくご存知かと思います。

どうしてそれが可能なのでしょうか。患者さんが少ないからというわけではありません。

まず私自身、病院や銀行で長時間待ち、一日を費やしてしまうような状況には不便を感じていました。

確かに、オンラインではなく、わざわざ診察を受けに出向いていくという一見無駄に見える行為が実は治療においてとても重要な治療促進因子であります。

しかし、当院では患者さんの待ち時間を極力短くすることで、皆様のかけがいのない人生の時間を無駄にしないように努めたいと工夫を重ねてきました。本当にご多忙な方ほど先々のスケジュールを管理し限られた時間を有効に使っておられ、相手の時間も大切にします。人生の時間には限りがあり、一コマ一コマの時間がかけがいのないものだと知っているからです。

待ち時間の短縮のためには完全予約制にすることが第一段階で必要になります。

ただ、症状が悪化したり、家族面談が必要になるケースもあります。

そのため、変調があればご連絡をいただき、しっかり対応できる時間帯へ予約変更していただきます。

さらに、病状や初診からの期間、診療内容、採血の有無などによって診察にかかる時間をそれぞれの患者さんで見積り、予約時間を調整するなどきめ細やかな調整を行なっております。

これを成立させるためには皆様に予約時間を守っていただくことが前提となります。

しかし、交通機関の乱れなどでの遅刻やうっかり忘れなどは防げないという側面もあります。

全ての患者さんに対して予約時間と来院時間をチェックし、早すぎる方と毎回遅れる方などを統計を取って、それぞれの患者さんの予約時間を遅めに、あるいは早めに設定するなどの工夫もしております。

おそらくここまでやっている医療機関は他にないのではないでしょうか?あるいはできないかもしれません。

そこまでの努力を重ねて患者さんの貴重な時間を守っているのです。

中には、「縛られたくない」「好きな時間に来たい」と言う方もおられます。

またADHDなど段取りや時間の見積が苦手で遅刻しがちな方もおられます。

どうしても予約診療の構造に適応できない社会的機能の方もおられます。

 

予約時間を守らない人が増えたらどうなるでしょうか?混雑状況に偏りが生じ、

時間通りにご来院された方の予約時間が守られなくなります。そして、多くの機関で予約制が崩壊します。

相手の時間を大切にすると言う発想がない方もいます。

ADHDなどの症状がある方に対してある程度は配慮をしておりますが、遅刻を繰り返している方には時間の遵守のお願いをしています。

そうはいっても、遅刻は避けられない。

それよりも問題なのは、予約を完全に無視して毎回ふらっと予約外でいらっしゃる方もいます。

 

予約制で縛られたくないという方は、完全予約制の当院を受診することをご遠慮ください。

予約制でない機関もあります。そういった機関をお選びください。待ち時間は長いかもしれません。

良い悪いと言うより、どちらを重視するかと言う話でもあると思います。

 

また、初診で遅刻をされるという方は滅多におられません。通常の方は治療を期待し待ち望んで、準備して来られるからです。

当院では初診は真剣勝負の重要なセッションであると位置付けています。最初にボタンを掛け違えると、後で取り返しがつかなくなることもあるからです。大変なエネルギーを投じて初診を行なっていることは、それを体験していないと想像できないかもしれません。(受診してもピンとこない方もおられますが、、、)

それゆえ、大幅に遅刻し、しかもお約束した紹介状など提出されないなどの状況がありますと診療をお断りすることがあります。

色々なクリニックで、初診予約の無断キャンセルも問題となっています。予約料事前徴収→キャンセル料として損害補填としているクリニックもあります。

初診予約のお電話の段階で、無断キャンセルされる方をある程度見抜けますので、確実な受診の意志を確認することで当院では無断キャンセルはほとんど無くなりました。

 

当院が対応できる方は予約制をご理解してくださる方となっておりますこと、ご了承ください。