2022年。今年もあと少しです。
世界では色々な出来事がありました。
コロナ禍の先が見えない中、ロシアの侵略戦争、中国、北朝鮮の軍事的な動き、エネルギー資源の高騰、物価の高騰、円安に、住宅ローンの金利上昇…
そして私はこの一年友人、恩師、友人の息子さん、患者さんのご家族など何人ものお別れに触れてきました。
喪失を強く意識した年でした。
また、頑張っている人を応援したい、善良な人の安全基地を守りたい、嘘やごまかしのない診療をしたい、という真剣な気持ちで診療に向き合ってきました。
その分、障害者年金を不正に取得しようとした者や院内で暴力を振るう者、嘘をついて騙そうとする者などには厳しく対応した結果、摩擦もありました。これは私の師匠が信念のためには断固とした態度で戦った武闘派であった影響を強く受けています。
そんな中で、友人や仲間の支えもあり、友情に強く感謝した一年でもあります。
とにかく大切な人達の安全基地となれるよう1年間力を尽くしました。
その努力が実ったのかわかりませんが、年末に際して大勢の方から心のこもった暖かい言葉を頂戴しています。
逆に、臨床の実感として、感謝の段階を経る方は確実に良くなる印象を持っています。
私が患者さんに「この人いいところあるな」「強面のおじさんだけど可愛いところあるな」「誠実で素晴らしいな」などと愛着が湧くとさらに治療が進むことがあります。お互いのオキシトシン(愛着ホルモン)が治療促進的になるのかもしれません。
「この1年は本当に平穏に過ごせました。」
「お陰様で、美味しいものを食べたり、お風呂に使って温まる時に幸せを感じて過ごせるようになりました」
「先生に診てもらわなかったら生きていなかったかもしれません」
「先生の言葉が励みになりました」
「次の受診までの間、次の診察でお会いできることを楽しみにして1ヶ月頑張ってこれました」
「本当に苦しい時を支えてくれて助かりました。振り返るとあの時はおかしかったなと思います」
「ここにきた時は不安で何もできなかったけど、今ではインスタのインフルエンサーとして2万人のフォロワーができました」(これは私とは関係ないと思います、笑)
今日も感謝のお手紙をいただいて、思わず涙ぐんでしまいました。
至らぬ点も多い私の生涯の中で、これ程まで多くの感謝の言葉をいただいたことはないと思います。
感謝されるために仕事をしているわけではないし、それを目的にしてはならないのですが、
私にはこれほどのご褒美は他にありません。患者さんの辛さが軽くなったり、幸せになったり、安らぎを取り戻したりすることはこの上ない喜びです。それをフィードバックしてくださることはなんと有難いことか。
こちらこそ有難くて胸がいっぱいです。
私も人の優しさに助けられて生きてきました。
人は愛されて愛を知り、
愛し合って愛を悟ります。
人生はサバイバルですが、
励まし合って行きていきたい。
通院中のほとんどの方が平穏な新年を迎えられそうで、ほっとしています。