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12月 16, 2024

褒められました。

今日は患者さんからお褒めの言葉を頂戴しました。

「先生を信頼している理由の一つを言いますと、先生はちょっとしたミスでも謝ってくれる。他のお医者さんはそういうことはなかったです」

そう、よくわかっていらっしゃる!笑。

良いフィードックをいただきありがとうございます。

膨大の書類作成などで確認はしていても誤植があったり、印鑑押し忘れていたり。

ミスもあります。

 

しかし、私が学生だったか研修医だったか忘れましたが、若い時分には「簡単に患者に謝ってはいけない」と教わった記憶があります。「医療ミスではないのに、謝ったことで医療ミスだと認めたと勘違いされるから、医事課や弁護士のいうとおりに対応すること。自分で勝手に判断して簡単に謝ったりしないこと」と説明された記憶があります。もしかしたら世の中の医師はそのような事情(訴訟社会のアメリカの医療を取り入れていた時代背景)で尊大な人間だと社会から誤解されている側面もあるかもしれません。

私の場合は、私がミスをしたら人として謝るのが当然と考えている他、良い結果が得られない状況にたいして患者さんの気持ちに寄り添う意図で「ごめんね(いい結果がだせなくて)」と謝ることがあります。これはもちろん医療ミスではありませんが、うまくいかない残念な気持ちを共有するという意味で大事なことだと思っています。患者さんの私への信頼感だけではなく、私の患者さんへの信頼感があってこそできることかもしれません。私が患者さんのことを信頼していなければできません。お互いの信頼関係があって初めて治療がうまくいくのです。

 

当院ではそういったことをとても大事にしています。

ごめんなさい

ありがとう

おはよう、こんにちは

人間関係だもの

上尾みつお