アマリリス。
血色がとても悪い。
このまま枯れてしまうのでしょうか?
意を決して、HB101をドーピングした水を根っこに投入。
元気になってくれ!
どのような花が咲くのか、変化を楽しみたいと思い、一切事前に育て方とか開花後の画像を調べたりしなかったのです。
たまにはこういうこともありますね。
毎日アマリリスの状況をご報告したいと思いつつ、日々の業務に忙殺されて実現できていません。
とにかく、忙しい。睡眠時間を削ってもタスクが果てしなく続くのです。
多忙の一つの原因は文書作成の多さにもあります。
精神科は他の科と比べてダントツに作成文書の種類も量も多く、きちんとした文書を作成するにはそれなりの時間と労力を要します。
弁護士、司法書士、社労士などが作成する文書より、医師の作成する文書が格安なのは、福祉的な側面や、保険診療とのバランスをとっているためと思われますが、医師の診断書はとても重みのあるものです。例えば、障害者年金診断書、医師だけで作成すれば大体1〜2万円あれば足りますが、社労士に作成の支援を頼むと成功報酬という名の下に何十万円も請求されることがあります。しかも社労士には診断書をかく資格がないので結局は医師が作成するので、病院での文書作成料に上乗せされます。貧困ビジネス的にそれで儲けている悪い輩もいるようなので注意してください。
診断書作成には専門知識と大変な労力を要するものなので、正当な対価を請求してしかるべきですが、一方で生活に困っている患者さんも少なくはありません。もし当院通院していて必要な診断書代の支払いが難しい方がおられたら、収入がわかるものをお持ちになれば、ご相談に応じます。
さて、アマリリス。アップできなかったものの、写真は撮っていました。もうちょっとで咲きそうです。
最近色々と感ずるところがあって書きたいこともあるのですが、余裕がないので、今日はこれにて失礼します。
デスクでパソコンと睨めっこ。
だらだら仕事をするときと、短時間の仕事ではかける音楽を変えている。
診察中でも好きなバッハをよく聴いていた。
コロナ禍では空気清浄機の騒音と、マスクや飛沫防止板などのため、患者さんの声が聴き取りにくくなった。
とても音楽をかけられる状態ではない。
ながら仕事をしなくなって、
次第に仕事中に音楽を聴かなくなった。
しかし過集中は体に良くない。
デスクの上に気分転換ができるよう、癒しを求めた。
480円の癒し。
私の好きなオーガスタ。
今日はここからが本題。
双極性障害の治療について。
もう8年も前のものだが、当院HPにオリジナルの内容で双極性障害の説明を掲載している。
私の私見も含むものだ。今もそのままで十分通用する内容だと思う。
ただ、双極性障害と言っても個々に見ると、色々な背景があり、全く事情が異なることも少なくない。
双極性障害の方には、一定の割合で薬嫌いの人がいる。
どうしてそうなのか、私なりの考察も記載している。
薬だけでなく、治療に関しても嫌がることがある。
その背景も同じものだと思う。
しかし、そのまま本人の言うなりに放置すると、やがて入院を要するほどの躁状態で受診に結びつくことも少なくない。
本人の社会的信用の喪失のみならず、家族も大変な尻拭いをしなくてはならず、皆んなが疲弊する。
そうならないように、治療に対する構えが怪しくなってきた時に、患者さんと対決して厳しい現実を突きつけることがある。
険悪になって、たまに当院から離れていく人もいる。
ただ、私が真剣に言っていることが伝わると、それを乗り越えて、とても治療が良い方向に進むことがある。
信頼関係ができると、私も患者さんが直面する困難に対して、治療とは一見関係なさそうな内容においても支援を行なっていくことができる。
後になって、色々な意味がわかってもらえるととても感謝される。
双極性障害の方はエネルギーを持っている。
その分、真剣にぶつかっていくと疲れる。
今日は60人。混雑時は100人。
毎日全力で、ヘトヘトだ。
初診受け入れをずっと停止していたが、これは大正解だった。
患者さんには伝わっているかわからないけれど、診療の質を整えることができる。
患者さんのことがもっとよく見えてくる。
初診が多すぎると、正直顔も名前も覚えられなくなることがある。
当院では患者さんを番号で呼んだりはしない。匿名で人を診ることなんてできない。
1人1人の背景を理解して初めて病気が見えてくるのだと思う。
今日はホワイトデー。
コロナ禍になってから、食べ物を配るのは衛生面で心配なので、バレンタインでお菓子をお配りするのはやめています。
一方何人か患者さんからはチョコレートいただきました。本当にありがとうございます。
今日は業者さんやスタッフからのプレゼントを載せます。
まずは、私がファンである作家さんから
なんとも癒し系フォルムの植物。アマリリス。
容器がなくてマグカップに突っ込んでありますが、笑。
どんな花が咲くのか楽しみです。
こういうのが、幸せってやつですよ。
コロナは陰性だったものの、家庭内で濃厚接触者として隔離生活を送っていたスタッフから、ステキなお菓子。メンタルにもしんどいだろうと、美味しいフルーツを目利きしてご自宅まで差し入れにいきました。直接は会えないので玄関に置いて帰りました。それを支えに?頑張っていたようです。
食通のスタッフから、QUON 全国の福祉事業所が力を合わせて作ったチョコレートだそうです。
一般市場で通用するクオリティです。
クリーニング業者さんにお世話になっており、たまたま、お菓子を差し入れしたら、律儀に倍返しで社長さんサダハル アオキの高級チョコ。恐縮です。
開店祝いなどでよく贈られるというオードリー
私からは、定年で要職を務め上げられた大変お世話になった先生方が数名おられ、皆様に春らしいお菓子をお贈りしました。
今日は、笑顔になって帰られる患者さんが多く、どうやら私の調子がよかったようです。
とてもやりがいのある日でした。
私も人間ですから、調子がよい時も、良くない時もありますからね。
でも、すごく疲れました。
あ、それから、アポ無しの家族面談はできませんからね!初診の時お伝えしているのですが、忘れてしまうのでしょう。
ここ何日かいきなり家族面談希望で断りなく診察室に入ってくるご家族がおられ、驚いています。
ルールのご確認お願いしますm( )m
家族面談がいかに大切なものか十分承知しております。
だからこそ、混雑した時に急足で私も十分説明ができないまま終わってしまうことは避けたいのです。
適応障害の診断をめぐって、いろいろと議論されることがあります。
著名な先生までも、適応障害について誤解されているのを目にすることがあります。
恐縮ですが、申し上げますと、、、
最近の臨床では、職域での不適応反応、適応障害をしばしば診ます。
適応障害とうつ病の鑑別について、適応障害はストレスとなる職場を休職すれば症状改善、うつ病は休職しても良くならないと言う先生がいます。確かに、休職した途端ケロッと良くなる患者さんもたくさん居られ、経過から適応障害と判断することもあります。しかし、中にはどう見ても職場への不適応であって、うつ病とは異なると思われる患者さんが、休職しても症状改善しないことがあります。なぜだろう、うつ病なのか、双極性障害なのか、診断を見直したり、治療を変えてみても、全く良くならない。傷病手当を満了して退職した途端、症状がケロッと良くなる方も居られます。どう言うことかと言いますと、職場のストレス、さらには職場へ復職を考えないといけない状況、嫌な職場と繋がっているという事態がストレスとなって続いている限り良くならなかった適応障害だったと言うことです。
どういうケースでそのようになりやすいかも私なりにわかってきました。
発達障害の傾向がある方は、嫌な体験がトラウマになりやすく、ストレスに対して非常に極端な反応を示すことがあります。
嫌なことは徹底的に嫌!となり、拒絶反応が全身から認められます。すぐに死にたいと激しい希死念慮を訴えることもあります。
そういう方は、嫌な職場と繋がっているだけで、鉛のような怠さや意欲低下、不安感が続くことがあります。非定型うつ病と表現できる場合もあります。職場での嫌な上司の言葉などがフラッシュバックして何度も思い出すこともあります。
嫌なものから離れるという欲求が達成されるまで、症状が消えることはないのです。転換性障害や身体表現性障害に繋がっているのです。発達障害の方は自分の欲求が、自覚の有無は別として、体にはっきり表現されやすいという傾向があります。発達障害の特性のうち、過敏性やこだわり、マイナス体験への過剰な記憶、自分の感情に気づきにくい、という特性と関連していることがあります。
私が適応障害という診断をつけるときは、適当につけているわけではなく、そこまで踏み込んで評価するよう常に思慮を巡らせています。このように精神科では経過を見てみないと確定診断をつけられないことも多いのですが、その時点の暫定診断というのもしっかり行いお伝えするようにしています。診断名も評価も伝えられず、いきなり薬だけ出されたという話は良く聞きます。初回で診断名を伝えるべきではないという医師もいます。
暫定診断と、今後変更されるかも知れない診断をできるだけ早期にお伝えできるのが、治療の導入として適切ではないかと私は考えます。
もちろん、皆目見当がつかないということはたまにあります。その時は、正直に診断がわからないことをお伝えした上で、候補となる診断を挙げ、一つ一つ検証していくとか、経過観察させていただくようご相談しています。
私とは違う視点で見たほうがよいと思う場合は転医をすすめることもあります。
わからないままできないことを自分一人でなんとかしようとすると多剤大量療法、薬漬けの原因となりうるのです。
プーチン、おそロシア。
良識あるロシア国民が狂気のプーチンを止められないのか。
ロシアの駐在員だった方から聞いた。
某国と同じように嘘やでっち上げだらけの国だったと。支配のためにはデタラメが必要だ。
ウクライナの原発を攻撃するという。奪い取ってウクライナが核開発をしていたとでっち上げ、戦争を正当化するというシナリオがあるらしい。
北朝鮮がミサイルを撃ち込み続ける。
埼玉で男が訪問診療医を散弾銃でうった。
男が大阪のクリニックを放火した。
それぞれの立場というのがあるのだろうが、
話が通じない、攻撃的な人間がどこにも必ずいる。
加害者支援を訴える人もいるが、加害者の支援をしても
加害を正当化する思考が変わることはあまりない。
私も一時期(DVや虐待などの)加害者の受診を受け入れていたが、
皆、こう言う。
「相手が悪いから、やってやった」
このようなパーソナリティの人の受診のモチベーションは、自分を変えたり治療することではない。
自分の正当化を肯定され、さらには自分を賞賛してくれることだ。
加害者も、もしかしたら、幼少期に虐待を受けていたり、かつては被害者だったのかも知れない。
しかし加害の正当化を肯定してしまったら、繰り返しは永遠に止まらない。私はどうしても被害者の気持ちを思いを馳せ、加害者にかわってほしいと思うのであるが、加害者がそれに気づくと猛烈な反発で激昂することになる。
だから、私のクリニックでは他の患者さんの安全基地を壊すような構造を持った人は受け入れを断ることにしている。
他者を侵害する人にはNoと言う。
人間の攻撃性は生の欲求と表裏一体。残念だが、平和で美しい世界は実現しないと思う。
世の中の問題の解決にはなっていないが、せめて当院が、当院と信頼関係にある患者さんの安全基地でありたいと思う。(虐待親のサポートのスキルを持っている機関は実際にありますので、これは私の個人的な考えてあって正しいかどうかはわかりません)
“平和なんてひとりのバカがぶっ壊す“
“オイ、人間 もう 終わりか?“
という歌詞が響く。
乗り越える方法はないのか。
*戦争などの暴力的あるいは破滅的な映像を見ると、心が傷つく場合があります。
特にトラウマを抱えた人は、過去の心の傷の痛みがぶり返しますので、なるべく目にされないことをお勧めいたします。
なかなかゆっくりする時間を持てずに過ごしているのですが、予定がキャンセルになり、今日は丸一日お休み。
やらねばいけないことはたくさんありますが、とりあえず目の前のやりたいことをやることにしました。
毎日洗濯は朝と夜の2回回しているのですが、今日はセーターのおしゃれ着洗いも加え、3回の洗濯をしました。
雪で窓が汚れていたので、高窓も含めて全部スッキリクリーンに。
高窓はかなり苦戦。窓から身を乗り出して転落しないように踏ん張ってたら全身筋肉痛、、
しかし窓が透明だと本当に気分が良い!
おじさんとしては珍しいかもしれませんが、私はクリンネストと収納アドバイザーの資格を持っています。
と言っても、人に教えられるほどの知識はなく、自分の掃除を合理的にできるように学んだだけの程度です。
窓の掃除には、エトレのスクイージ!!
雪って結構汚いんですよね。
結局テラスやバルコニーの掃除も。。。
なんとなく、除菌系の掃除に進み、あちこち掃除!
当院のスタッフには掃除の達人が2人います。
真似できない大技があるようですが、色々教わりながらスキルアップしたいと思います。
なお、クリニックの清掃に関して、パブリックスペースの部分はプライベート部分のように磨き上げるというところまではしません。
衛生的に 清潔か不潔かを重点的に対応しています。勤務医時代の時は汚いトイレはほんと、嫌でした。
当院ではトイレも一人一人ご使用になるたびに次の方が不快な思いをされないように点検、清掃を行なっています。
それぞれの方のトイレの使用状況は記録されて、診察の情報の一部となっています。
あちこちに飛び散らかしていたり、手についた水を払って壁一面びちゃびちゃにされる方がおられます。自分自身を大切に扱って欲しいと思うならば、まずはクリニックの設備を大切に扱ってみませんか?
例えばADHDの母親は段取りを組むのが苦手で掃除が得意ではありません。しかも掃除の途中で気が散ってしまいなかなか片付かないのです。それを見て育ったこどもは片付ける方法を知らないで育つのです。
私の小学校では箒掃除、雑巾掛けくらいは習いましたが、生活していくための実用掃除を学んでいません。親は片付けられない人。家庭科でシャツのボタンをつける練習をするより、毎日の掃除、整理整頓、食事の準備と片付けなど生きるための力をこどもに教えるべきだと思います。家庭で学べなかった生育歴の子供がまた大人になって生活にいきづまっていくのです。
家事の義務教育化必須だと思います!
なお、わたしの診察室の机の上は書類が山積み。
これは常に同時並行にマルチタスクで仕事をしなければいけないので、許してください、、、
先ほど、一般社団法人 認知行動療法研修開発センター 理事長
悲しいお知らせですが、認知行動療法の創始者 Aaron T Beck博士が亡くなったと娘のJudy Beckから大野先生にご連絡があったそうです。100歳だったそうです。
ご冥福をお祈りいたします。
こんにちは。
令和3年11月1日で開院8年目、7周年を迎えました。
当院としての診療キャパを超え、半年間(前半は断続的に僅かな初診受け入れのみ、後半は初診受け入れゼロ)初診の受け入れをストップしてきました。これを無事とは言えませんが、皆様のお蔭様でなんとかやってこれました。
作家様からは何かおしゃれなものいただきました。(後でよく確認してみますね)
親友からは絶品の栗の和菓子、
広島からはるばる通院されている方からはもみじ饅頭やレモンジュースなど。
クリニックの運営にあたっては、薬局や介護事業所の社長様、弁護士、税理士、社労士の先生方を中心に各方面のプロフェッショナルにサポートしていただき感謝申し上げます。
非力ですが、細々と真摯な医療を実践していきたいと存じます。
今後ともよろしくお願いいたします。
院長