12月29日木曜日から1月5日木曜日までお休みとさせていただきます。ご不便をおかけしますが、よろしくお願い申し上げます。
初診を希望される方は、必ず「初診をご希望の方へ」をお読みになってから電話をおかけください。
なお、年明けすぐの初診枠は埋まっておりますので、先のご予約になりますことご了承ください。
12月29日木曜日から1月5日木曜日までお休みとさせていただきます。ご不便をおかけしますが、よろしくお願い申し上げます。
初診を希望される方は、必ず「初診をご希望の方へ」をお読みになってから電話をおかけください。
なお、年明けすぐの初診枠は埋まっておりますので、先のご予約になりますことご了承ください。
だいぶ前からですが、薬の供給が不安定となっております。
発端はジェネリック医薬品の製造上の不正で、行政処分を受けた会社が現時点で13社にのぼります(記憶が正しければ)。
業務停止などで薬が足りなくなりました。
これは最初からなるべくしてなったもので、想定内の話です。
国は医療費削減のためにジェネリックをゴリ押しで推進してきました。
その流れは仕方ないとは思いますが、毎回やり方が良くないと感じます。
ジェネリックの品質を管理する制度を整備しないまま「ジェネリック医薬品は先発品と同じクオリティ、効果も全く同じである」と嘘をついて無理やり普及させたのです。
診療報酬を操作し、ジェネリックを利用しないと経営的にハンディを追うように医療機関を誘導しました。
健康保険組合も躍起になって先発品を処方されている患者さんにハガキや手紙を送りつけジェネリックに変えるように追い詰めました。
当初からわかりきったことですが、ジェネリックは先発品とは同じではないです!
適当な臨床試験やnの少ないデータを持ってして、「先発品と効果は同じで価格が安い」と平気で宣伝しました。
ジェネリックが普及する前、大阪のジェネリック会社が営業にやってきました。
適当なことばかり言っていて本当に不信感しかなかったです。
研究者でなくとも出鱈目なことをやっているとわかりきっていました。
患者さんも先発品と後発品の飲み心地の違いが分かる人も多いです。
国はやるといったらいつもゴリ押しするので、結局従わざるを得ず、
今ではジェネリックの飲み心地を想定して処方したりします。
そのような中、次々とジェネリックの製造上の不正が判明し、生産が止まり薬品不足が始まりました。
その影響で先発品も足りなくなり、代替えとなる薬にも影響。
大迷惑です!
それなのにジェネリック会社からは何の謝罪もないです。
また、薬価の安い薬を使うことで医療費を下げると言いながら、薬価の安くてとても良い薬を利益が得られないから生産中止にする会社も相次いでいます。製薬会社としては薬価が高くて儲けの大きい薬を売りたいわけです。国はそのような動きには介入しません。
どういう力が働いているのでしょうか?
守るなら、日本の先発品製薬会社を守れ!
新薬の開発をして世界をリードする力をつけさせろ!
コロナの薬やワクチンも海外のメーカーに大きく出遅れたのは国のこれまでの政策が間違っていたからです。
日本の将来をどう考えているのか、政治家や官僚はきちんと考えてほしい。
追記:
現在の漢方薬不足には別の事情もあります。
コロナの第7波で相当な発熱患者さんが受診しました。
風邪薬が供給不足になっています。
漢方薬にも風邪に効果を認める薬がありますので、当然それらも品薄になりました。
そこで製薬会社は漢方風邪薬の増産をするために、他の漢方薬の生産ラインを縮小したりしました。
その結果足りない漢方薬も出てきています。
追記2:
ジェネリックにも色々種類があります。
例えばジェネリックのミルタザピン明治は先発品のリフレックス(明治)と同じ会社が同じ原料で同じように作ったものなので、製品のクオリティーは本当に先発品同等、というか同じなのです。いい加減な会社が適当に先発品を真似して作ったものではないのです。
そういった薬品を使うことで、患者さんも医師も安心できるし、先発品を開発していく能力のある会社を守ることにもつながると思うのです。ただ、薬局も経営が厳しくなっているようですので、できるだけ安く仕入れができる薬を選びたいという部分もあるので、難しいところですね。ですので、薬局も信頼できるところを利用してほしいという思いがあります。
アルファベッド表記に 。 って違和感有り有りですが、
当院のブログの個性として使用してます。
今日はクリスマスのご馳走をスチームブレッド浦和の社長様より差し入れいただきました。
12月限定商品だそうで、スチームブレッド ピザ フォンデュ です。
帰宅後早速いただきましたが、お世辞抜きで本当にうまい!
ピザは好きですが、脂っこいので食後にもたれる感じがあります。
しかしこれは油っこくないのに濃厚な贅沢を味わえます。
パンの中にモッツァレラチーズを主体としたクリーミーなチーズフォンデュがたっぷり。
電子レンジ600Wで45秒と説明書きには書いてありましたが、私は90秒が良かったです。
トロトロのチーズがとろけ出す。
パンをちぎりながら、中のチーズにつけていただきます。
パンにはトマトや玉ねぎをベースとしたピザソースが練り込んであり、イタリアン風味です。
しっかりと食事として楽しめました。
これは新感覚の食べ物です。
飲食業界は難しさがあるようですが、新しいものを生み出していくという意味でとてもクリエイティブなお仕事で素晴らしい!
https://steam-bread.com/shop/pages/shop-info-urawa
風呂。
(イメージ画像です)
湯船にゆっくり沈んで、水圧と暖かさに包まれる瞬間。
温まった体で脱衣室に出る瞬間。
私にとって至福の時間。
炊き立てのご飯を食べるとき。
美味しいものを食べるとき。
さらにそれを分かち合うことができて、美味しかったね、と共有できると美味しさは倍増する。
(お裾分けとはそういう意味がある。喜びは分かち合うことで倍増し、悲しみは半減する。中核的なASDの方は感情を分かち合うことが難しいため、独りよがりの喜びしか体験できないのは気の毒だ。)
寒い夜、布団に潜り込むとき。
多分、幸せってやつだよ、きっと。
どうしてなのかみんなすぐ忘れちゃうんだ。
災害とか戦争とか病気とか
そういう体験までしないと
なんでもないことが幸せだったって気がつかないのかな。
世の中にはそういうなんでもない様な明日が迎えられない人がいるのに。
長ったらしい題名になってしまいました。
今晩は慶應大学の若手向きの睡眠障害のクルズスに参加しました。
大学では教育目的にしばしば若手向きのクルズスが開催されます。
若手向きというと入門者向きの初歩的な内容の講義と連想するかもしれませんが、
しっかり最先端の知見が盛り込まれ、しかもわかりやすいということでちょくちょく参加しています。
製薬会社とは全く関係なく開催されるので、ニュートラルな内容でとても良いのです。
今回は睡眠リズムと関係の深いメラトニンという物質についてのお話がありました。
私もメラトニンについては高校生の時に興味を持って調べたことがあり、医師になってから薬として処方するに至り感慨深いものがありました。
それなりに勉強いたしますと、ロゼレム(ラメルテオン)などの使い方は普通の眠剤とは異なることを知ります。
メラトニンが作用する受容体にはMT1受容体とMT2受容体があって、前者は眠気に関連、後者は睡眠のリズムを前後に位相させる働きがあります。容量と服薬する時間帯によって効果が変わってくるので、添付文書の用法用量の知識では使いこなせません。
詳しい知識を持って処方した内容が理解できない薬局さんもいらっしゃいます。
慣れていないある薬局は「処方が間違っている。医師がわかっていないのではないか」と患者さんにも伝えたそうです。患者さんともトラブルになってしまうのです。
ポイントがつくからといってそういう薬局で服薬指導を受けて欲しくないのです。
昔から「ミニドクター」と揶揄される薬剤師はいました。
医師よりも自分の知識の方が優れていると示したいがために中途半端な知識で患者さんに知ったかぶりをしてしまう薬剤師です。
流行っている情報を鵜呑みにして「こんな副作用が出るので気をつけたほうがいい」などと、患者さんの服薬状況にそぐわない指導で不安に陥れたり、
最先端の増強療法を知らずに「この使い方は間違っている、この医師はヤブ医者だ」とか
自分の知識をひけらかそうと(勉強不足の知識で)マウンティングしようとします。
シンプルに疑義紹介で質問していただければ、薬剤師にも気持ちよく情報共有しますが、このような態度の方は話を聞いてくれませんから、
患者さんには薬局を変えてもらうようにお願いするしかありません。
もし、医師から薬局を変えてくださいという話があったら、そういった事情だとご理解ください。
薬を間違えたことは一度もありませんが、1日3回で服薬するところを2回と入力してしまうなどの処方ミスは稀にあります。
そういう時は、謝罪と共に、指摘してくださったことに感謝をお伝えします。
精神科の薬は結構難しいので、慣れているところが良いと思います。
最近できたばかりの薬局にミニドクターがいて、患者さんには利用して欲しくないなと思っていたところ、しばらくして閉店していました。周囲の病院や医院とトラブルが続いたのかも知れません。
ミニドクターは企業の産業看護師や産業保健師の中にも存在することが確認されています。
産業医療がますます発展していく中でミニドクターは淘汰されていきそうです。
(画像は本文と全く関係がありません(笑))
今晩は慶應の神経心理学学の研究会にオンラインで参加。
ザ・研究といった研究会でした。
私は研究室に篭った生活がイメージできなかったので、研究はほとんどせず臨床一辺倒です。
先輩からの依頼で参加した研究はいくつかありましたが、自身でプランをたてペーパーを書くといった過程を経験していません。
アカデミックな医師ではありません。ノンアカデミックです、笑。
母校を含め関連大学に誘われたこともありましたが、その時も研究はちょっと、、、とお断りしてしまいました。
今となってはもうちょっとちゃんとやっておけばよかったなと思うこともあります。
今日は、若くして有名になった先生が循環動態と脳の関連について発表されると伺い、興味を持った次第です。
過敏性腸症候群などで脳腸相関はよく知られていることだと思いますが、心脳相関という視点は私も興味がありました。
今回のご発表では結論的なものはありませんでしたが、私も開業当初から心脳相関を意識して診察を行っていました。
脈、動悸、AVブロック、迷走神経反射、突然死、寿命と脈の関係、悪夢と脈など心身医学的なテーマがたくさんあります。
元々循環器内科にとても興味があり、進路で循環器内科医か精神科医か迷った時期もありました。
当院では循環器の知識と自律神経の概念を組み合わせたオリジナルの処方があります。
ただ、薬の使い方にはコツがあって、ただ飲むだけではなく飲むタイミングや他の治療との組み合わせで効果を発揮するよう工夫しています。また、副作用などきちんと見通した上で使うべきものです。
慶應の循環器の指導医にも問題がないか助言をいただいて実践しています。
近隣の市の初診5分間の精神科クリニックが当院の処方をそのまま真似て処方されていることを知りましたが、本来の使い方と違うのでお辞めいただきたいと思っています。
余裕と熱意があれば、私がオリジナルの治療についても発表したり論文にするなどが正しい姿かもしれません。
当院オリジナルの治療といえば、耳鳴りの薬物療法もあります。対外的にはオープンにしていませんでしたが、元々当院に通っていらっしゃる方で耳鼻科でお手上げと言われた方にオリジナルの治療をして差し上げることがあります。ゼロにはなりませんが、効果を認めることがあります。
ストレスと関連がありそうな咳喘息の場合もちょっとトリッキーな治療が効くことがあります。喘息治療の根底を覆すような薬の使い方ですので、私の話がちゃんと理解できる患者さんのみの処方となります。ガイドライン的には吸入ステロイドが基本だとは思いますが、なかなか治療には時間がかかります。漢方が著効することもあります。ただし一般的に使用される麦門冬湯は対症療法にすぎず、治癒は望めません。麦門冬湯を使ったとしても、主剤は他のものを使います。ただし証をよく見てオーダーメイド治療となります。素人が使うと間質性肺炎とか起こしたりしますから、模倣されないように具体的な薬品名は書きません。
心脳相関の他には、開院当初からの心身相関の関心テーマとしては鉄代謝があり、自律神経症状、不安症状、片頭痛、生理との関連についていち早く治療で確かめて参りました。今は全国的に広まって先日はNHKでも特集が組まれていました。そのうちに精神科医でも当たり前の知識になっていくことと思います。
また上咽頭炎による後鼻漏もストレス関連免疫異常の可能性があります。耳鼻科では喉を化学薬品で焼く治療があり、症状が軽くなる人もいますが、効果はやはり限定的です。抗ヒスタミン剤が処方されていることが多いですが、分泌量が少し減るくらいで十分な効果を認めません。当院では漢方使ったりしましたが、稀に少し改善しますが、これも今一歩で、試行錯誤しています。
次の私のテーマは睡眠と体温調整における薬物治療あるいは非薬物療法です。メラトニンなど体内時計との関連での治療はすでに普及していますが、もっと体温(深部体温、表面体温など)にスポットを当てると面白いと考えています。すでに睡眠衛生指導でも入浴時間と入眠時間については広く知られています。
当院HPもオリジナルですが、先取りしすぎた感がありました。
大阪のメンタルクリニック放火事件、埼玉県訪問診療猟銃射殺事件などもあり、今後は追従してくる医療機関も多いのではないかと見ていたところ、大宮のとあるクリニックをはじめ、いくつかの医療機関が当院のHPを真似てきました。私の文言よりもっとスマートな言葉で見やすいHPですが(笑)、中身はパクリです。良いと思ってくださっているのは嬉しいですが、一声かけてくれてもいいのになと思う次第です。
以上ノンアカだけど新しいテーマを常に探している院長でした。
はい、嘘をつきました。すみません。
「痛くない」は言い過ぎです。
しかし、当院でのインフルエンザ予防接種はあまり痛くない!と言ってくださる方も多く、家族連れで接種しに見えるかたも少なくありません。この3週間で私1人で診察の合間に300人の予防接種を行いました。
当院ではどうしたら注射が痛くないようにできるか研究を重ねています。
バイアルからワクチンをシリンジに吸い取るときの針と、注射するときの針を変えて、可能な限り細い針で注射しています。
余計に針を使うわけですので、公然コストもかかります。
針の温度や形状も重要な要素です。そのほか企業秘密もあります。
努力が功を奏して「上尾メンタルのワクチン接種は痛くない」という評判につながっているのかと思います。
ただ、打ったところが細かな神経に当たってしまうと誰が打っても痛いです。
細かな神経がどこにあるかはわからないので、その時はごめんなさい。
インフルエンザ対策をしっかりされたい方はワクチン2回打ちます。ご希望の方はお早めにご連絡ください。