Written by 上尾メンタルクリニック
風呂。
(イメージ画像です)
湯船にゆっくり沈んで、水圧と暖かさに包まれる瞬間。
温まった体で脱衣室に出る瞬間。
私にとって至福の時間。
炊き立てのご飯を食べるとき。
美味しいものを食べるとき。
さらにそれを分かち合うことができて、美味しかったね、と共有できると美味しさは倍増する。
(お裾分けとはそういう意味がある。喜びは分かち合うことで倍増し、悲しみは半減する。中核的なASDの方は感情を分かち合うことが難しいため、独りよがりの喜びしか体験できないのは気の毒だ。)
寒い夜、布団に潜り込むとき。
多分、幸せってやつだよ、きっと。
どうしてなのかみんなすぐ忘れちゃうんだ。
災害とか戦争とか病気とか
そういう体験までしないと
なんでもないことが幸せだったって気がつかないのかな。
世の中にはそういうなんでもない様な明日が迎えられない人がいるのに。