先日から、マッサンゲアナ(いわゆる「幸せの木」)が開花していました。
今日はやけに、香水や柔軟剤の匂いが強い患者さんが多いな……と思っていたのですが、
夕方になって、さらにユリのような香りが強くなり、はっと気づきました。
これは、幸せの木の花の香りだ。
見に行くと、ちょうど満開。
甘くて、少しエキゾチックな香りが院内に漂っていました。
私はユリ系の強い香りは、正直ちょっと苦手で、気分が悪くなってしまうこともあります。
この香りも決して得意ではありませんが……何せ“幸せの木“なのでなんとか許容範囲でした。
明日で、今年の診療も最後です。
もしかしたら、私にとっての「幸せ」が何だったのか、少し分かった気がします。
この一年、多くの患者さんから診療について感謝のお言葉をいただき、
「やってきてよかったな」と、報われた気持ちになりました。
感謝される立場でありながら、
私の方こそ感謝しています。
幸せって、こういうことなのかもしれませんね。
(※掲載許可をいただいています)
ある方から、とてもありがたいお手紙を頂戴しました。
この方は、たまたま初診のキャンセルが出た日にご連絡をいただき、受診された方です。
こういうことは、数年に一度あるかどうか。
多くの場合、初診のご予約はかなり先になってしまうか、
受付自体を中止していることもあり、大勢の方にご不便をおかけしています。
本当に申し訳ありません。
それでも、この「たまたまの幸運」を理解してくださり、
感謝の言葉をいただけると、
お受けしてよかったなと、心から思います。
美味しそうなお菓子も、ありがとうございました。
(※こちらも掲載許可をいただいています)
お手紙はもちろん最高に嬉しいのですが、
この方のように、連絡票(兼予約票)にひと言添えてくださるのも、とても嬉しいものです。
別の方からは、
「ここを受診する前は本当に辛くて、外出もできなかったのに、
こんなに良くなって、診ていただいて本当に良かったです」
というお言葉をいただきました。
最初のころは、ほぼ毎日のようにお電話をいただいていましたが、
私にはその先が見えていました。不安であることもそうですが、良くなるために必死だったのですよね。
結果として、納得していただけて、本当によかったと思います。
そして、今日の締めは……
チーズケーキです!
仲良し病院の理事長の奥様が、焼いてきてくださいました。
バタバタしていて、きちんとご挨拶もできず、大変失礼いたしました。
正直なところ、飲食店ではない方が作ったお料理をいただくのは、
少しハードルがあります。
ですが、この方のお人柄から、清潔操作などは絶大に信頼できますので、
迷いなくいただきました。
はっきり言って──
「プロより美味しい」チーズケーキでした。
「ケーキを焼く理事長夫人」と聞くと、
いわゆる“有閑マダム”を想像されるかもしれませんが、
この方はまったく違います。
いつも何事にも手を抜かず、
気遣いにあふれ、
ご多忙の中を走り回っていらっしゃる方。
「いつ作ったの!?」
と思うほどですが、もしかしたら徹夜だったのかもしれません。
どうか、どうかご自愛ください。
スタッフみんなで分けて美味しくいただきました。
……院長の分だけ、少し大きめで(笑)。








