Written by 上尾メンタルクリニック
「先生は世界一注射がうまいね。注射の打ち方が本当に優しい」
私が世界で一番注射がうまい、というのは事実ではありませんが、
難病を抱え、幾度となく注射を刺されてきた彼女にとって、私のことを一番上手だと感じているのはどうやら本当のようです。
彼女の世界のなかでは私が一番の医者だと思ってくれているということです。
身に余る光栄です。
予防接種もそうですけれど、注射なんて短時間でなんぼ打てるかが勝負ですから、どうやったら痛みを最小限にできるか?そんなことに時間を割いている医療従事者は少数でしょう。
今は無くなってしまいましたが、インフルエンザのワクチンだって原価の高い水銀が入っていない割高なものを仕入れたり、注射一本にもこだわってきました。
とても嬉しいフィードバックをありがとうございます。
お薬の調整で状況が改善していると伺い良かったですね。
最近もっと前に私にかかりたかったと言ってくださる患者さんが増えました。
しかし、20年前、10年前の僕はもっと未熟で、今の僕の方がマシになっていますので、
結局お会いした時がよければそれがベストだったということかな、とも思います。
随分と遠くから通院されたいというお話でしたので最初は断ろうと思ったのですが、本当に頑張って通院されていますね。
治療のために時間とお金をかけてわざわざ遠くまで来ている、そのこと自体が治療を促進させることがあります。
逆に楽して手に入れようという人は1回1回の治療もあまり大切にしません。
感謝のお気持ちをいただきました。
本当に心がこもっていて、おじさん泣きそうです。





