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平成28年1月20日

1月 29, 2017

二足お先に春。

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毎年恒例になっている啓翁桜。

今週後半につぼみの状態で飾ったばかり、

いきなり満開です。

そう、今日は暖かかったですね。

冬至も過ぎて少しずつ春に向かっている気がします。

クリニックでは一足お先に、いや、二足お先に春を感じています。

ちなみに私は花粉も感じています(:;)。すでに今シーズンの花粉症発症している方も結構

おられます。

 

ところで、現在初診の予約の方が多く、特に土曜の初診を希望される方はだいぶ先になってしまいます。

初診は患者さんの人生を変えてしまうことがあるくらい重要なセッションなのです。

その人のためだけにまとまった時間を確保しないと質の高い診察はできません。

それゆえに、初診枠を大量生産!というわけにはいかないので、このような事態になってしまっているのです。

しかし、つらいお気持ちのまま待っているのは、春を迎えられず冬のままお過ごしになっているような状況とお察しします。

たまたまキャンセルが出てそれほど待たずに受診に至るケースもあり、お待ちいただいている方にはさらに申し訳ない気持ちで一杯なこともあるのですが、

タイミングばかりはどうすることもできないのでどうかご容赦ください。

できるだけお待たせしないように電話でわかる範囲のことをお伺いして、本当に困っていて本気で治療したい方だけを

当院での治療に結びつけるように尽力しています。

中には自分勝手な方がおられ、どんなことを希望してこちらに電話をいただいたのか伺うと「うつ病だと思う。治療は必要ないけど(病気ではないということ!?)診断書を会社にたたきつけて、会社に異動の希望を通させたいので、すぐに診断書書け!」なんて人もいます。

まあ、そもそも診断書は公文書なわけでして、どんな人かよく知らないで、いきなり本人の希望通りに書いてよいような代物ではありません。

「治療が必要ない病気ではない人に、病気だから会社に異動させろって矛盾しませんか」と返すと

「こんなクリニックは信用できない!金儲けにならない患者は受け付けないんだな!」と捨て台詞を言われることがあります。

お金儲けしたかったら、言いなりに診断書書いてお代をいただくと思いますが・・・

図星で痛いところをついてしまったのでしょう、うつ病では到底見られないような元気な捨て台詞です。

悪意のある風評をエネルギッシュに流しておられ、やはり本物のうつ病ではなかったのだなと答え合わせができてしまうのです。

例えうつっぽかったとしても、こういうケースをうつ病と誤診してしまうと、会社や周りの人は首をかしげるでしょう。

今は新型うつなどという言い方をする場合もありますが、本来のうつ病とは異なる対応をしなくてはいけませんので、

誤診をして苦い思いをしたことのある精神科医もたくさんいると思います。

 

こんなことがあっても、本当に必要な方に質の高い医療を提供するのが私の信念。

気にせず頑張りますよ!初診をお待ちの方、どうかご辛抱ください。