コロナ禍でオンライン講演会、研修会が盛んに行われています。
最近は連日参加していました。(本文とは無関係ですが、精神保健指定医の研修についてはオンラインではなく450人を全国から集めすし詰めで強行するとのこと。厚生省のご判断、いかがなものでしょうか)
今日は発達障害とパーソナリティ障害のお話。
講師の先生がとてもよく言い得てらっしゃると思った内容:
✅パーソナリティ障害の治療において、患者さんに親切にすることや細やかな気遣いを行うことで、(支えにはなるかもしれないが)その患者さんの障害が治るということにはつながらない。
✅パーソナリティ障害の遺伝率は高い。育ってきた環境などの後天的な影響で生じた性格の欠陥と推定されてきた今までの精神医学的な見方は正しくない可能性があるということ。
実は私が精神医学の中で1番関心を持って勉強してきた分野がパーソナリティ障害でした。
しかし色々経験し考えた挙句、私にはパーソナリティ障害の治療は向いていないという結論に達し、今に至ります。
治す能力が無い人が治療をして、治らない。みんながハッピーにならないことはやめようと思いました(当院ではパーソナリティ障害を診療する能力がありません。セカンドオピニオンも行っていません。)
ただ、今までのパーソナリティ障害の学説が真実でないとしたら。。。
新たな知見がわかったら。。。
今後何かが変わるかもしれない。
そんな感想を持ちました。
(当院ではパーソナリティ障害を診療する能力がありません。セカンドオピニオンも行っていません。)