ブログ

予約の取れない心療内科

2月 5, 2026

2年半越しの。

2年半前当院の受診を希望されたものの、初診の受け入れ停止中で、そのときは他院に行かれ、そのまま通院されていた方が、改めて当院を希望され初診に至りました。繊細な方で、初対面の人にはいつも緊張されるとのことでしたが、いろいろなことをお話しできて、「全く緊張しなかった」と仰せでした。ドクトルとしての私の威厳が足りないのでしょうか、笑。私は患者さんのことを本当に深く理解したいと思って集中して診察しています。もしかしたら私のブログをご覧になっていて「こんなやつか」とわかっていただいているので自然に打ち解けたのかもしれません。

2年半越しのラブコールを受け、私の診察をずっと待ってくださっていた方に対して全力で向き合う以外に選択肢はありません。同じように待っていてくださる方が実際に少なくないので、私のハードルは上がるばかりです。スタッフにも初診にかける時間がますます長くなっていて、スケジュール管理が大変になっていると言われています。自分で自分の首を締めているようなものですね。世の中の流れでは医療費削減で患者さん一人一人にかけていられる時間は少なくなる一方です。チェーン店や株式会社の医療機関は徹底的に利潤追求のため初診時間も極限まで削ってきています。

でもね、私が深く患者さんのことが理解していることが伝わると、患者さんはとても感動してくださるんですよね。

もちろん、お医者さんなので病気をよくするという他人の課題を解決することが仕事の本質ですが、私はそこに感動があることをプロとして求めています。感動って人の生きる意欲を与えるものだと思うのです。

診察を始める前に、患者さんが書いてくれた問診票や紹介状、心理検査、採血結果、経過表、睡眠記録表、自立支援診断書、手帳診断書、成績表など当日お持ちいただいた資料を全集中で読み込んでいるときの私の様子を見て、スタッフは「ボクシングのリングに上がるとき見たい」と表現しています。ちょっとピリついてたらごめんね〜。そういうときはどうでも良さそうな電話とか取り次がないでね、笑。

患者さんから直接話を聞く前の段階ですでにいろいろな背景が頭の中に入っています。話をしながら、患者さんが「そんなことお伝えしましたっけ」とびっくりされることも少なくありません。

初診が予約料(選定療養費)を支払ってでもかかりたいと思っていただけるような“感動のあるセッション“というスタンスを追求して要るところです。今の所、現在の物価水準からするともっと評価をあげさせていただけるものと感じています。