平成29年7月上尾市広報誌
私が今月の健康
不眠について執筆しました。
http://www.ageomed.com/index.php?action=guide62:index
今晩は医師会と基幹病院の共催、
「モダン・カンポウ」を聴講してきました。
演者は、TVでおなじみの新見正則先生です。
新見先生は私の大学の先輩で、外科を専門とされている先生です。
漢方の初学者向けのわかりやすいご講演でした。
初学者は風邪の治療から勉強するのが良いということでしたが、
私も内科で最初は風邪の治療がトレーニングになったと感じています。
西洋医学なら短時間で一通り診察して処方もできるのに、
風邪の患者さんに対して、体質から免疫状態・風邪のどの時期にあたるのか
など問診や触診も含めてかなりの時間をかけて処方を決めていました。
今振り返ると、次の患者さんの待ち時間は長くなってしまうし、
風邪でしんどい思いをされている患者さんには長い時間診察されるのもアリガタ迷惑だったかもしれません。
入門者は”傷寒論”を基本に処方を決めていくことがおおいのですが、
実際は”傷寒論”だけでは対処できないことも多く、”温病学”などの理論も
風邪の治療には欠かせないと感じています。
あなたの風邪には、、、葛根湯ではないかもしれません。
忘れかけていたこともいっぱいあり、
今日は初心に帰る良い機会をいただき、
感謝です。
今日も初診をご希望の方のお電話を10件以上いただいたのですが、
ご予約がだいぶ先になってしまうということで
断念された方が多くおられました。
一方9月にご予約を取られる方もおられ、
そんなにお待たせして良いものかと心配になります。
皆様がタイムリーな診察を望まれていることも存じていますし、
治療上も早期の対応のほうがスムーズです。
それにもかかわらずお役に立てずに大変申し訳ありませんでした。
大変心苦しいです。
診療の質と対応できるボリュームやスピードを両立させることは
とても難しいと実感しています。
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平成29年7月上尾市広報に私の執筆した「今月の健康ー不眠」が掲載されます。是非ご一読を!
今の時期、キンキンに冷やした水でつくる水出し緑茶も睡眠によいですね。冷えた水でつくる場合は、カフェインはあまり抽出されず、リラックス効果のあるテアニンが抽出されます。熱いお茶はカフェインが含まれますので寝る前だと冴えてしまいますので、ご注意を。
☆ただいま初診の予約が8月以降となっております。
折角お電話をいただいても他の機関に当っていただくことになった皆様、すみませんでした。
ご予約の方、お待たせして大変申し訳ありません。
ちょっと大げさなタイトルですが。
6月は各方面で総会ラッシュです。出席しやすいように日曜の設定が多いようです。
今日は総会とセットで講演会を聴講できました。
内海健先生の「成人ASDの臨床」。
目から鱗、衝撃がありました。
いままで、自他が未分化というと人格の未熟性によるものと解釈していました。
それが、ASDの病理の特徴でもあるというのです。
発達障害の方は他人の心が読めないなどと言われます。
他者にこころがあるということが理解できない方もいます。
だから他者から自分に向けられている志向性に気づかないのですが、
その背景に自他の未分化があるという発想には至りませんでした。
ちょっと衝撃です。
また臨床で見えてくるものがありそうです。
早速内海先生の著書をポチッとしてしまいました。
こうやってポチッとした本が読めないまま貯めていかないようにしたいです。
もう少し本を読む余裕がほしいですね。
今日は難しい内容でした。
なお、当院では発達障害の詳しい検査は行えませんのでご注意ください。
初診の予約は7月下旬まで入っていますが、現時点で7月にまだ空きがあるようです。
よろしくお願いします。
昨日は昼休みも夜も会議で、何人かの患者様にはご迷惑をおかけしました。
今日も診療時間終了と同時に駅にダッシュ。
医師会幹部の交流会に紛れ込んできました。
実は表に出るのが苦手で、静かに過ごしたいのが本音なのですが、
ご指名です・・・。
しかし、大変有意義なお話を伺えてよかったです。
いつも思うのは、会長になるような方はどなたも
大きな器の人格者で、なるべくしてなったのだと
感じられることです。例外は見たことがありません。
医師会に対して、利権を追及する悪い組織というイメージを持っておられる方も
いますが、たいへん大きな誤解です。
地域医療に身を削って貢献しているのです。
主治医が医師会所属かどうかで、社会的貢献にたいする姿勢がわかるかもしれません。