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上尾メンタルクリニック

3月 15, 2023

47 onushi様、ありがとうございます!

今晩も睡眠と認知症の懇話会に参加しておりました。

認知症に関しての地域連携について色々と考えさせられました。

と、いう内容でブログを書こうとログインする直前に、 Googleレビューに書き込みがあったという通知を目にしました。

すると、とても嬉しい書き込みが。

深いところまでご理解されていて驚きました。

素晴らしいです。

 

すでに削除されてしまった有難いお言葉も含め、良い評価をくださっている方は全てどなたかわかります。

皆様それぞれに直接お礼をお伝えしていないのですが、本当に励みになります。ありがとうございます。

 

 

 

 

1月 3, 2023

耳鳴りの治療。

メンタルクリニックに通院されている方の中には、めまいや耳鳴りなどの症状を訴える方が少なくありません。

めまいや耳鳴りって辛いですよね。

そしてこれが続いたら仕事や家事もできないし、とても不安です。

めまいは不安と結びつきやすいので、めまいの原因が何であろうと、精神科に回ってくることが多いのです。

そして私の臨床感覚ではうつ病(特に高齢者)には耳鳴りの症状が合併することがとても多いように感じています。

 

一般の耳鼻科では(最近は変わってきたかもしれませんが)めまいや耳鳴りに対して熱意を持って専門知識を駆使して診療にあたっているところも多くなく、「ストレスなんじゃないの?」とか「耳鳴りは歳のせい」「耳鳴りに治療法はない」と言われ、困っている患者さんをたくさん見てきました。

そこで私は患者さんに私の知っているめまい専門外来をやっている有名な先生をご紹介したり、めまいや耳鳴りの勉強をしながら私自身も慢性のめまいや耳鳴りの患者さんの治療も行なってきました。

基本的には当院で治療を始める前に、まずは頭蓋内に異常な病変がないか、1回はMRIなどでチェックすることをお勧めします。脳腫瘍があったなんてこともあり得ますので。次に眼振の検査など一般的な耳鼻科ならではの検査をしてもらいます。(めまい急性期は心療内科や精神科には来ないで、耳鼻科や内科、脳神経内科、脳神経外科あるいは救急科を受診してください。心療内科での対応範囲は慢性期のみです。)

 

だいぶ端折りますが、心因性のめまいと診断された方は心因の特性と症状の出方がマッチしているか確認します。

矛盾がない場合は、薬物調整のほか、環境調整を行います。

 

耳鳴りに関しては原因は諸説あると思いますが、私なりのオリジナルの仮説を立てて、治療を行なった結果それなりに効果を認めたものもあります。炎症や脳の過敏反応などの関与が疑われるケースがあり、ひどい場合は耳鳴りだけではなく、頭鳴と言って頭中に音が響き渡ることもあります。一般的に使用されるストミンA、当帰芍薬散、八味地黄丸などの耳鳴りの処方以外に奥の手を用意しています。

うつ病に伴う耳鳴りはうつ病の治療で改善することも少なくありません。

偏頭痛に合併するめまいや耳鳴りは片頭痛の治療をしてみます。

 

論文レベルだと、鼓室内デキサメサゾン注射+メラトニン、メラトニン、アミトリプチリン(製薬会社の都合で入手困難となっています)、アカンプロサート、亜鉛、ガバペンチンなどの薬物の有効性が示されています。

当院では他の科の先生はほとんど使うことがない薬、精神科や心療内科でも割と年配の先生で心身症になれた先生が時々使う程度の薬などが著効することがあります。渋いところでは頭鳴に川芎茶調散を使ったり。。。

また、専門的なクリニックでしかやっていないようですが、コンドロイチン硫酸ナトリウム注射液の筋肉注射も行なっています。

当院は耳鼻科ではありませんので、耳鳴り患者さんは全体のごく一部。注射などはコストと利益の採算が合わず赤字ですが、サービスとして行なっています。なお、音響療法などいかにも耳鼻科的な治療は当院では行いません。補聴器をお勧めすることはありますが、それに関しては耳鼻科にいったんお戻しします。

11月 22, 2022

当院の注射が痛くない理由。

はい、嘘をつきました。すみません。

「痛くない」は言い過ぎです。

しかし、当院でのインフルエンザ予防接種はあまり痛くない!と言ってくださる方も多く、家族連れで接種しに見えるかたも少なくありません。この3週間で私1人で診察の合間に300人の予防接種を行いました。

当院ではどうしたら注射が痛くないようにできるか研究を重ねています。

バイアルからワクチンをシリンジに吸い取るときの針と、注射するときの針を変えて、可能な限り細い針で注射しています。

余計に針を使うわけですので、公然コストもかかります。

針の温度や形状も重要な要素です。そのほか企業秘密もあります。

努力が功を奏して「上尾メンタルのワクチン接種は痛くない」という評判につながっているのかと思います。

ただ、打ったところが細かな神経に当たってしまうと誰が打っても痛いです。

細かな神経がどこにあるかはわからないので、その時はごめんなさい。

インフルエンザ対策をしっかりされたい方はワクチン2回打ちます。ご希望の方はお早めにご連絡ください。

8月 9, 2022

お盆休み。

こんばんは。

前回のブログは書いている途中で放置状態となってしまいました。すみません。

まあ、とにかく忙しいです。今日はごちゃごちゃなブログになりそうです。

世の中ではお盆休みに突入している職場もあるようで、「休みだから今日受診したい!」と言う初診希望の方の電話や直接来院が殺到しています。残念ながら予約が埋まってしまい、当日受診どころか8月中の受診も受け付けられません。ご期待に添えないことを申し訳なく思っています。

また、感染予防や職員の安全確保、通院中の患者さんのプライバシー確保のために、直接来院での初診申込やアポなしの業者さんの立ち入りは一切お断りしています。HPなど確認せず直接来院される方の中には、当日受診をお受けできないこと、内容は電話でしかお伺いできない旨をお伝えするや否や、暴言を吐いていかれる方も少なくありません。HPで初診についての手順を確認してきてほしい方ほど見てくれません。逆に、善良な方ほどHPをよく読んでくださり、受診をためらっていたり、遠慮されたりします。

ほんと、難しいです。

 

お盆休みの影響で電話が殺到して忙しさに輪をかけているのですが、私のお盆休みもかなりハードなスケジュールとなっています。

まとまった時間を要するトレーニングをいくつか入れています。一つは認知行動療法のトレーニング。ラッキーなことに私が慶應病院で研修医をやっていた時、アーロンベック博士の愛弟子の大野裕先生が大学でストレスマネージメントや認知行動療法を教えてくださったのです。日本での産声を上げたばかりの認知行動療法にはじめて触れることが出来ました。

その後も大野先生や私の同級生を含む大野先生のお弟子さんからも幾度となく認知行動療法のレクチャーを受けてきました。

認知行動療法の資格を取る寸前で忙しくなってしまい、ケースのスーパーヴィジョントレーニングを受けられなかったりして、何回も資格取得を逃してきました。もう資格はどうでもいいかと思いますが、お盆にみっちりトレーニングできるので頑張ります。治療にはとても役立つのです。

また厚生省主催の児童思春期精神科の講義なども2日がかりで受講します。

当院では児童思春期の診療を基本的におこなっていません。しかし関心がないわけではないのです。むしろ重要すぎると思っていますので、最近のトレンドを学ぼうと思っています。

実は私の師匠先生は一流の児童精神科医でした。先生の診療スタイルは児童の気持ちをしっかり聴いて、児童主体で治療するタイプです。児童に慣れたエキスパートの心理士が児童本人から話を聞きます。親に内緒にしてほしいことは基本内緒にし、母親的に優しく包み込みます。それがわかると児童は安心して本音で話してくれる様になります。主治医は児童の薬物療法や父親的な関わりをします。そして親からの話も本人とは別に聞きますが、基本的児童の側に立って診療します。児童には内緒ですが、心理士と主治医はお互いに情報交換をし、全てを把握し、どのタイミングでどんなことを親に説明するかなど綿密に打ち合わせます。虐待が疑われ、親に反省の意識がない場合は、対決して児相への通報も行います。

こんなことをやっているものですから、1人の児童に対して毎回1時間は平気でかかってしまいます。

虐待の自覚がある親は、児童に「今日は何を聞かれて何を答えたのか」尋問し、余計なことを言うなよと口止めします。

そい言うことにも注意を巡らせながら診療していくので、とても大変です。

以前、児童思春期専門外来をやっている医師にどのようなスタイルで診察しているのか聞いたことがあります。

彼が言うのは、子供の受診というのは基本的に親が受診させたいという親のニーズにある。だから、本人1人から本人の本音を聞き出しても仕方がない。親がどう困っているのか聞いてそれをもとに治療するだけなのでそれほど時間はかからないと言われました。

もし、毒母だったらどうするのだろうか?児童がSOSを出しているのに、唯一味方になってくれるはずの精神科医が親の言うなりで味方もしれくれなかったら。。。グレますよね。

良心的に児童を診ているところは赤字と言っても過言ではないと思います。他の部分でバランスを取るか、公的な資金が必要です。

開院当初は医師と心理士の一人二役をどうにかできないかと試行錯誤して児童の診療を行っていました。ただ、負担がかかりすぎて、他の方を診れなくなってしまいます。中途半端にみる事に抵抗感があり、受け入れを辞めました。時々、通院患者さんのお子さんをみてほしいと頼まれます。基本お断りしますが、まれに、まれに、専門医の診察までのツナギとして少し診てあげることもあります。専門医に繋いで安心したところ、結構いい加減な治療で、児童とその親からは私の方がちゃんと診てもらえていたと振り返る人も少なくありません。(もちろん手間暇をかけて診療したのですが)こんな治療で良かったのかと驚き、とても悩ましいところです。

今回のトレーニングでなんらかの解答を得たいと思っています。

 

さて、本題ですが、当院では開院以来睡眠に強い関心をもってまいりました。日本一といわれる睡眠センターと連携していろいろな症例を勉強させていただきました。睡眠センターの先生方にも当院のことを一目置いてもらえる様になりました。今までは睡眠時無呼吸が疑わしい患者のみに保険適応で睡眠の検査を行い、私自身でレポート作成しておりました。レポート作成が割と手間がかかり、業務を圧迫しているために、検査を率先してやりたいと思わなくなってしまいました。しかも、睡眠の機械がバカ高く、検査をいくらやっても、保険で決められた検査代が安すぎて、機械の寿命まで元を取れず赤字の検査なのです。儲けよりも診療の質を上げるためと割り切って投資しています。今回2世代目も導入しました。無呼吸を疑うならばこちらの検査で確定診断して、治療を開始することができます。

 

しかし、無呼吸がなくても、自分の睡眠の質はどうなのか、詳しく知りたいという患者さんのニーズをしばしば耳にしており、睡眠ドックを自費で行えるよう準備しています。どれだけ深い睡眠なのか、無呼吸のみならずむずむず足や周期性四肢運動障害なのかナルコレプシーなのかトータルな情報が得られます。PSGと同等の情報が得られます。ただ、自費診療であり、結果を持って治療にすぐにつなげられるというわけではないというマイナスの面があります。

 

色々あるのですが、今日はここまで。。。

 

眠くて眠くて、校正もせず、さよなら、さよなら

9月 30, 2019

初診をご希望の方はご確認ください。

当ホームページをご覧いただき誠にありがとうございます。

まず、最初に当院の初診は電話のみによる完全予約制で、直接のご来院はご遠慮いただいておりますこと、ご承知おきください

初診をご希望されているということは、何かお困りのことがあると存じます。

お困りの方に対して親切でありたいと日々思っております。

一方で医療に対する要求水準は年々高まっており、過度な期待をお持ちの方もいらっしゃいます。

病気として保険診療で対応できる部分と、そうでない部分もあります。

当院の能力で対応できそうなことと、対応が難しいこともあります。

当院ではお電話で詳しくお話を伺い、当院で対応可能かどうか判断させていただきます。

お電話で詳しくお話しになりたくない方は当院へのご相談をご遠慮ください。

当院でお役に立てないことがあることに関しては私にとってもつらいことなのですが、全ての方の安全基地になって寄り添えるというわけではありません。

ご要望内容が当院の対応範囲を超えていると判断した場合はお断りさせていただきます。

紹介状があってもお受けできないことがあります。

どなたでも、勇気を出して電話をかけたのに対応が難しいと言われたら良い気持ちはしません。

そのようなことを少なくするために事前にご理解いただきたいことがあります。

著しく長文ですが、当院のポリシーを記載いたします(おもに当院の限界のお話です)。

 

✔当院は完全予約制となっております

初診診察に必要な時間を確保するために、再診の方がご予約を入れることが出来ない枠を作っています。

1日に確保できる枠は限られますので、ご予約が先になる場合が常態となっております。(2−3ヶ月間の予約が埋まると、予約の受付自体をしばらく中止にしています。)

当院では初診をとても大事なセッションと考えています。

初診をいい加減に行うことでボタンの掛け違いが将来取り返しのつかない事態を引き起こす可能性があるからです。

当院では診療の質を維持するために初診予約制を固持しています。

貴重な時間を確保しているために、初診を無断でキャンセルされた方は信頼関係を築くことが難しいと判断し、その後の診察はできません。また大幅な遅刻をされたり、お約束の診療情報提供書を提出されない、あるいは医療機関から医療機関へのお手紙である診療情報提供書を患者様が許可なく開封されている場合は当院での診療ができない場合がございます。

予約制で縛られるのがお嫌という方は当院の受診をご遠慮ください。お互いの時間を大切にする静かな大人の診療所です。

タイムリーな診療も大切なことです。予約が要らない即日初診受け入れ可能な施設は大変貴重な存在であることも間違いありません。

専門を極めた診療を半年以上の予約待ちで、数万円の自費で行なっている施設もあります。

いろいろな機関があり、良い悪いだけではなく何を優先させるかの問題となります。

✔️当院のキャパを超えた患者数を受け入れてしまうとお一人お一人の診療の質が低下してしまいます。ご予約が混み合って来た場合、初診の受付を休止する場合がございます。タイミングの問題でお断りせざるを得ないことがあります。申し訳ございません。

✔初診の申し込みのお電話をいただく前に、ホームページの「受診の流れ」をご熟読、当院の趣旨にご同意の上お電話をください。

お電話でご本人から詳しくお話をお伺いします。ご本人以外からのご相談は承っておりません。

最初にお断りしているのですが、「どうして電話でこんなこと話さなければいけないのか」と怒り出す方がおられます。

詳しくお話をお伺いして当院で対応可能か、あるいは他の機関が適切か、保険医療での対応範囲かどうかなど総合的に判断させていただいています。

この方式はのちのちの診断や治療にとても重要な手がかりとなるため、省くことは致しません。

さらに、診察では診断や治療に必要なさらにプライベートなことを伺っていきます。

お電話で詳しくお話しになりたくないようでしたら、他の機関でのご相談をお勧めいたします。

言いたくないことはあっても構いませんが、秘密主義が行き過ぎる人は治療になりません。なかなか治療が進展しない方に大きな隠し事があったということはしばしば見られることです。

お電話でのお話が初診での内容と大きくかけ離れ事実を故意に隠して受診されたことが判明した場合その後の診療ができません。

もちろんトラウマに関わることはデリケートに扱うように注意しております。

また、ご家族からのご相談は受けておりませんので、家族相談を行っている別の機関にご相談ください。

当院ではご自身が問題意識を持って、治したいという気持ちを持って受診を希望されているご本人のみ診療を行なっています。

 

✔お話を伺ったあと、当方でお電話でのやり取りの様子や内容などを確認します。医師が診察の合間を縫ってチェックさせていただきますので、その間はお待ちいただき、再度お電話をかけ直していただきます。フリーダイヤルではございませんので、ご相談中の電話代は自己負担となります。このシステムにもご納得いただけない方は当院へのご相談をご遠慮ください。

お電話のやり取りで、電話対応者に高圧的な態度をとられたり、無理な要求をされるかたは、治療をお断りします。精神科の治療ではとくに信頼関係が大切になってきます。最初から不信感が強かったり、攻撃的なかかわりがありますと、良好な治療関係ができないのは明白です。ボタンの掛け違いどころか、ボタンをかけることすらできません。

それに私はスタッフをとても大切にしています。スタッフに暴言などを浴びせる方は許容いたしません。DVや虐待防止は自らのクリニックから行うべきと考えております。皆様の安全基地である前提として、我々の安全基地であることも大切だと考えています。

✔当院には入院できる施設はございません。入院が必要な方、入院を要する状態になると予見される方(入院歴があって現在服薬が不安定な方も含む)、入退院を繰り返している方は、入院施設のある機関あるいは入院施設のサテライトクリニックなどをお勧めいたします。

✔「とりあえず一回だけ話を聞いてほしい」という方もたくさんいらっしゃいます。セカンドオピニオンも含め、医療相談的な内容は対応しておりません。当院では治療を希望されているという前提で全力で治療に結び付けられるような評価を初診で行います。治療を受けるつもりがなく、冷やかしで一回だけ話を聞きたいという方がおられますが、診断するだけでは、手術しかけたまま終了するような中途半端な状態で終わることになり、ご本人に悪影響を及ぼす可能性がありますので、当院でお受け致しません。

✔初診予約の順番、待機期間につきましては、ご相談内容によって予約の順番と予約できる枠が前後することがございます。

お急ぎの方は即日受診可能な他の機関にご相談ください。

 

✔️身の上相談、近隣トラブル、離婚や不倫など夫婦関係の相談、恋愛相談、育児相談、生きがいについてのご相談などをメインの主訴とされる内容は扱っておりません。基本的に精神科医はカウンセラーではありません。私の人格が優れているわけでも、人生経験が豊富なわけでもありませんので、アドバイス的なことはあまりご期待なさらないでください。もちろん、病気の治療のため通院中の患者さんがお困りのことがあれば、短時間ですがわかる範囲で意見を述べさせていただきます。

✔「とにかく話を聞いてほしい」という主訴の方は当院ではお受けしておりません。深い理由がありますが、一般の方には難しいので詳しくは省かせていただきます。もちろんお話の内容から言語表出を促した方がよいと当方が判断する方は例外です。なお、当院では病気や薬についてのきちんとした説明は当たり前の前提です。診療に必要なことはこちらから質問させていただきます。話を聞いて欲しいのか、症状を治療したいのか混同されているかたが時々いらっしゃいます。とにかく話を聞いて欲しい!いう方は他の機関をご利用ください。

✔️診断書目的の受診はお断りする場合があります例えば、ご本人が治療を必要としないのに休職の必要性を証明するよう要求される場合、事実関係を把握できない内容に関して訴訟のために本人の一方的な訴えに沿った内容の診断書を要求する場合、適応ではないのに障害者年金を得るための診断書を要求する場合、勤務先にサボタージュや特別な待遇を受け入れさせるための目的の診断書を要求する場合など。そのような疑念が生じると判断した場合はご希望内容の診断書作成に一切応じられません。目的を達成するために、受診者がご本人にとって都合の良いことしかお話にならないことがあります。偏った情報の中でニュートラルな判断ができないため、公文書である診断書を受診者の求めに応じて発行するということはできません。当院では不正行為に加担することは致しません。お一人の利権より公益を尊重する場合があります。当院では診断書目的の受診には基本的に応じない方針としました。不当に診断書を利用する行為は詐欺となりますので、通報する場合があります。

 

✔パーソナリティ障害の治療は当院ではできません。一方的、被害攻撃的で自分の要求を突き通すタイプの発達障害の方、ADHDに伴った反抗挑戦性障害の方も含みます。

私の経歴上パーソナリティ障害の方を救急医の立場からも精神科医の立場からも診察していたことがありますが、私の治療スタンスとは相性がよくないことが多いと感じてきました。自分のよくない点を治したいのか、周りをコントロールしたいのか混同されている方がいます。治療目的が共有できず、安全基地も壊されてしまうことがあります。申し訳ありませんが、私にはパーソナリティ障害を治療する能力が足りません。当院での治療をご希望されてもご本人にとって有益になりませんので、パーソナリティ障害の治療ノウハウのある機関をお探しになることをお勧めいたします。不適切な治療を受けてこじれてしまうことは避けたいものです。

✔️攻撃性や暴力性が著しい方の治療は当院ではできません。当院は通院されている方の安全基地として在りたいと考えています。怒鳴ったり、物を壊したり、騒いだり、暴力を振るうことは他の患者さんの脅威となります。静かで穏やかな、他者を守る大人の安全基地となるようなクリニックでありたいのです。

✔️お薬をどうしても使いたくないとおっしゃる方もおられます。症状内容によっては治療がうまくいかない場合があります。

また、服薬に対する構えは、対人関係における大事な意味合いを持つことがあります。お電話で必ず「服薬に抵抗感があるかどうか」をお伝えください。

悪い意味での「薬漬け」は当院でも反対の姿勢ですが、最初から薬無しでの治療に拘っていらっしゃる方は、「薬に頼らない治療」を謳っている機関などにご相談ください。

逆に大量の薬を希望される方も受け入れが難しい場合もございます。薬を指定して強く処方を要求する方も薬物依存の可能性があり、当院での治療ができません。

✔拒食症などの摂食障害、アルコールなどの依存症、万引きなどの嗜癖行動などの治療できる体制ではありません。

✔未成年の診療は基本的に行なっていません。

✔すでに当院に通院されている方のご家族が受診を希望される場合、お引き受けできるケースとできないケースがあります。

夫婦関係でもめている場合の配偶者、親子関係で葛藤がある場合の親または子などはお引き受けできません。

弁護士が係争中のお二人を同時に弁護できないのと同じように両者の立場にたってご支援することができないからです。

 

✔土曜日は大変込み合います。初診後間もない方や、おりいった話がある方、家族面談など特別な診察時間をご希望の方は土曜日を避けていただきますようお願い申し上げます。事前にお伝えくだされば、医師が必要と判断した上で時間調整させていただきます。

 

✔上記の「他の機関」は特定の機関を示していません。保険医療機関に限りません。

お電話でご相談内容をご専門とする他の特定の機関をご紹介することもありますが、

それぞれの機関にはそれぞれのポリシーがありますので、当院で他の機関の受け入れ状況は分かりかねます。

ご自身でお探しいただき直接ご相談していただくようお願いしております。

 

初診でボタンの掛け違いを少なくし、同じ方向を向いて治療を共有していけるかどうか、大変重要なことです。

どのようなご希望があるのか、詳しくお聞かせください。当院を安全基地とされる方とそれが難しい方がいらっしゃると思いますが、当院の安全基地に入れなかった方も当院以外の安全基地があるはずです。がっかりしすぎないでいただきたいと思います。

こちらで対応できないのは、あなたのせいではなくて、当院の対応能力の限界によるものです。

当院を安全基地とされた方には家族同様の思いやりを持ってお役に立ちたいと心より思っています。

どうぞご理解のほどよろしくお願い申し上げます。

長文に最後までお付き合いいただきありがとうございました。

院長

 

 

 

 

 

 

 

8月 6, 2019

パニック障害講座。

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担当することになりました。

内容はこれから考えます。

何か知りたいことがありましたら、

クリニックに直接お電話ください!

3月 5, 2019

プラセンタ療法実施中。

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プラセンタ(自費診療での内容になり、適応外処方の内容を含みます。)

 

【プラセンタ療法とは】

プラセンタ療法とは、胎盤から抽出された有効成分・プラセンタエキスを使った健康・美容促進の治療法を指します。注射薬を使った方法がクリニックでは一般的で、内服薬・サプリメントの服用は注射薬の代替品として用いられています。

【プラセンタとは】 胎児を成長させる胎盤のことです。胎盤には細胞分裂を促進させるなどの役割を持つ成長因子が豊富に含まれており、この働きによって新陳代謝を活発化させ、肌や体の傷ついた部分をどんどん修復すると考えられます。

 

【プラセンタの薬理作用】

活性酸素を除去、抗酸化作用 ⇒ 美白作用

メラニン合成阻害作用 ⇒ 美白作用

細胞および組織の賦活作用   末梢血行促進作用   細胞分裂増進作用

抗ヒスタミン作用、鎮痛作用 ⇒ 炎症を抑える 抗アレルギー作用

免疫力を高め、抵抗力をつける作用  疲労回復   血行促進・造血

抗不安作用  精神安定、食欲増進等
プラセンタ注射の効果】 以下の疾患に対して効果があることが多くの臨床データから明らかになってきています。

内科 頭痛・口内炎・気管支炎・喘息・胃弱・食欲不振・便秘・肝炎・高尿酸血症・肝硬変・パーキンソン病・るいそう・胃炎・胃潰瘍・十二指腸潰瘍
整形外科 肩こり・むちうち・五十肩・腰痛・ひざ痛・筋肉痛・関節リウマチ・関節痛・神経痛
外科 外傷・手術後の創傷治癒・下肢静脈瘤
婦人科 更年期障害・月経困難症・乳汁分泌不全・不感症・生理痛・生理不順・無月経・不感症・冷え性・高プロラクチン血症
皮膚科 アトピー性皮膚炎・肌荒れ・しみ・そばかす・しわ・たるみ・乾燥肌・脱毛症・にきび・蕁麻疹・湿疹・皮膚潰瘍・乾癖・腋臭
神経科 自律神経失調症・うつ病・不眠症・拒食症・てんかん・不安神経症・パニック症候群
泌尿器科 前立腺肥大・夜尿症・性欲低下・精力減退・インポテンツ・膀胱炎
眼科 アレルギー性結膜炎・眼精疲労・視力低下
耳鼻科 アレルギー性鼻炎・耳鳴り・めまい・難聴・メニエール病・嗅覚低下
歯科口腔科 歯槽膿漏・味覚低下・口内炎・舌炎
その他 インターフェロン・抗癌剤・放射線照射後の副作用軽減
即効性のある疾患 痛み・視力・肩凝り・肝臓・疲労感・不眠・肌のはり・冷え

また美容への効果も明らかになってきており、以下の作用が確認されています。

美白効果 保湿作用 血行促進作用 新陳代謝賦活作用 抗炎症作用 細胞分裂促進作用 抗アレルギー作用

プラセンタは肌への作用だけにとどまらず、真皮までに及びます。つまり、シワやにきび跡など、修復の難しい部分にまで効果を発揮します。 いくら高価な美容液を使用しても、真皮までその成分が届くのはほんのわずかで、しわなどの修復までには至りません。これを可能にするのが、体の内側から効くプラセンタなのです。中でも最近発見されたSAアミノ酸(スーパーアクティヴアミノ酸)の高い活性酸素除去作用が美白に有効として、注目されています。

精神科領域ではプラセンタ療法のうつ病、不眠症への薬物療法との併用が報告されています。これらの症例では精神疾患に付随する生理痛や易疲労感も同時に緩和されており、プラセンタの幅広い効能が推察されます。

また、メルスモン注射薬が更年期障害に適応があり、単独でも効果を発揮します。日本胎盤臨床学会での報告によると、漢方薬との併用により高い効果を認めた症例があります。プラセンタエキスの自律神経調節作用・内分泌調節作用による効果と考えられています。

これらの多くの疾患は保険適応外になってしまいますが、多くの臨床データから効果があることが実証されています。プラセンタ療法は非常に多くの診療科に効果が見られ、全身・全科・全年齢に使えるところに特徴があります。

 

プラセンタ注射の種類】 日本では、現在メルスモンとラエンネックの2種類のみ認可を得ています。 この2つの注射は歴史も古く、メルスモンは1956年、ラエンネックは1959年より使われています。 1995年頃まで更年期障害または、肝臓機能改善のみに使われていました。(保険適用疾患に限定され使われていました。)

 

【治療法】

プラセンタエキスを1週間に1~2回、皮下注射、症状によって量、回数の調整をします。まず、20回、10週通い、その後維持療法として1~2週に1回の注射することをお勧めしています。

当院ではできるだけ効果を実感していただけるよう、1回の注射でメルスモン2アンプル(ダブルショット)の注射を行います

当院でのメルスモンダブルショット(2A皮下注)は自費で1回2000円(税別)としています。診察料や注射手技療法などの追加料金は一才ありません。リスク等は直接医師にお問い合わせください(献血や臓器提供は不可となります)。

⇒令和4年11月1日より税込み2700円となります。

→令和5年2月17日よりメルスモンの生産体制変更のため、出荷が見合わされます。

当面の間はラエンネックに変更します。現在かかりつけの方のプラセンタを確保するため、新規の方の受け入れは当面見合わせさせていただきます。(当院在庫のメルスモンとラエンネックの入荷量によって見通しが立てば新規の受け入れも検討します)

ラエンネックもダブルショットで行い、1回2700円(こみこみ)です。

 

【注射の頻度】

疾患名 治療期間の目安 頻度
更年期障害 3~6ヶ月 週1~2回
アトピー性皮膚炎 長期 週1~2回
花粉症 シーズン中 週1回
関節リウマチ 長期 週1~2回
肩こり 5~10回 週1回
腰痛 5~10回 週1回
シミ・しわ 1~6ヶ月 任意
美肌 1~6ヶ月 週1~3回
生理痛 3ヶ月 週1回
肝炎 3~6ヶ月 週1~2回

(これらはあくまで目安です。)

 

 

【メルスモンプレミアムカプセル】

JHFA認定(一定品質基準をクリアしている)のプラセンタサプリです。

・注射が痛くて苦手 ・クリニックに通う時間がない ・注射との併用により効果を早めたい 等の患者様にこのメルスモンプレミアムカプセルをお勧めいたします。

医療機関でしか入手できません。

1箱 51g(425mg×120カプセル) ¥14,000(税別)

■使用方法

1日4カプセルを目安(プラセンタエキス純末量1,280mg)に、お湯またはお水でお召し上がり下さい。

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【エクオール】

プラセンタとは異なるものですが、更年期障害の治療で行うことのあるホルモン療法よりも安全で自然な食事療法があります。

40代からの女性の健康と美容をサポートするより安全なサプリとしてはエクオール含有食品である大塚製薬のエクエルをお勧めしています。

大豆イソフラボンは女性のからだに有用と知られていますが、実はそのパワーの源は、大豆イソフラボンが腸内細菌で変換されて生まれるエクオールという成分でした。
 エクオールは大豆イソフラボンのままよりも強い働きをします。

不足するエストロゲンの代替を果たす事でホルモンバランスを正常な状態に戻し、更年期障害の症状を緩和する効果が期待できます。

ご興味がある方は医師にお問い合わせください。

利益度外視の特別価格で提供いたします。

 

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追記2023年4月

エクエルにエクエル「プチ」が新発売でラインナップ追加となりました。

医療機関でしか入手できません。

ぜひご検討ください。

“揺らぎ年齢”更年期症状の方に朗報!

 

3月 2, 2019

うつ病の復職支援。

今晩は診療後、精神科の研究会。

不知火病院の徳永雄一郎先生のご講演。

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日本初ストレスケア病棟開設、30年間の復職支援の実績は伊達ではありません。

自称その道プロの先生の知ったかぶりの質問にも巧みに対応なさいます。本当のプロは違います。

聴講中に共感のあまり、興奮して唸ってしまいました。

うつ病の多様性に見る現代の特徴として私が感じていたことをデータで証明してくださいました。

スキゾイドパーソナリティー者や、発達の偏りを背景にしたうつ病者に対する私の臨床感覚を、別の角度から明快に説明されました。

それから、統合失調症患者さんが多い病棟ではうつ病患者さんの回復がうまくいかないことがある、外来でも統合失調症外来とストレスケア外来を分けた方が治療効果が高いというお話しも納得がいくものがありました。

実は当院でも適応度の均一化を測っています。お電話の段階で、重症度の高い統合失調症の患者さんやパーソナリティ障害の患者さんと、不安症やうつ病患者さんをしっかりわけています。実は予約制とするかどうかも患者さんの病的水準のふるい分けに関与しています。細かいことを言えば、当院のキャンセルポリシーもそういった配慮を張り巡らせて決めています。電話での質問1つ1つが考え尽くされているのです。過去の勤務先と当院での治療では明らかに当院での治療実績が良いと感じています。これは単に私の治療技術の進歩によるところだけではないと感じています。もしかしたら、不安症外来、と外来に名称をつけるだけで、自浄作用が促進され治療効果がさらに上がる可能性があるかもしれません。逆に重症な統合失調症の患者さんが当院にいらした場合は、なんとなく雰囲気が合わないと、患者さんのほうから離れていくこともありますし、患者さんが周りの雰囲気にあわせて背伸びしすぎて服薬をやめてしまい調子を崩したりしてしまいますので、最近はそういう観点からも他院を勧めるようにしています。

今日は他に大変勉強になるお話を聴けました。

なかなか時間的な余裕がないのですが、うつ病患者さんのご家族への配慮ももう少しできたらよいと感じました。

2月 28, 2019

春の雨、公務のはしご。

なんとなく春を感じる雨ですね。

 

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今日は朝から公務のはしごです。写真は雨の中の県立総合リハビリセンターです。

合間に、とある独立行政法人と連絡。

公務の1つでは、埼玉県中央児童相談所の職員がとても頑張って働いていらっしゃいました。

虐待通報の件数も増え、対応に追われお疲れ様です。

他県の話ではありますが、最近も小学4年生の女児の虐待死の件が話題になっていますね。

私の経験上では、DV、虐待の加害者を治すことはほぼできません。

ひどいDVからは離れる以外に根本解決はないと思っています。

本人が困って自分自身を変えたいと心から思っていない人を治療することはできないです。

当院では治療のモチベーションがどの程度あるのか、初診の申し込みの電話で詳しく確認します。

お電話の段階でお断りする場合があって、その中に上記のような ケースがあります。

何でも診れますなんて、嘘の誇大広告はいたしません。出来ないことを出来ないというもの信頼関係のひとつです。

 

 

 

 

2月 25, 2019

更年期障害。

当院では更年期障害の治療にも力を入れて参りました。スーパーローテが必修になる前の世代としては珍しく身体科にもしばらくの間身を置いていたため、身体からの視点もあること、そして東洋医学への興味があり、一般科では相手にされないことが多々あるいわゆる自律神経失調症と言われる不定愁訴にもきちんと耳を傾けてきたこと、そういった背景があり、一般的な精神科医より熱心に見えるかもしれません。

今日は治療の幅を広げるために、打ち合わせをいたしました。より自然な形で更年期障害の治療を行える選択肢を増やします。