今日は夜から研修。
超実践的な内容で、充実した内容でした。
帰宅してテレビをつけると、
TBSドラマ「君が心に棲みついた」
が放映されていました。
夕食をとりつつ何気なく見ていると、
精神科医としては あちこちに気になるポイントが。
原作がどういう方か知らないのですが、作者は、主人公である小川今日子を通して発達障害の方の苦悩を描き出しています。発達障害といっても、いろいろありますし、それぞれの方の個性で千差万別なのですが、典型的なパターンの一例と言えます。
そして星名漣は自己愛性パーソナリティ障害と診断できるでしょう。
こんな風にドラマを見てしまうので、あまり感情移入しないですね。職業病です。
「こういう人は治療はできないけど、どうやって支援したらよいのだろうか」と頭を悩ませてみてしまいます。ときどき誤解されるのですが、精神科医は精神医学の専門家であって、心理のプロとは限らず、また対人関係のプロフェッショナルではありません。人間関係に対しての特別なアドバイスができるわけでも、精神科医自身が世渡り上手というわけではありません。人によりますけど。
いろんな方の人生をみながら自分自身も勉強しつづけます。