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パニック障害

9月 1, 2024

精神科医ヨワイ。

たまたまテレビをつけたら、NHKで精神科のドラマが放映されていました。

Shrinkー精神科医ヨワイー(土曜22時〜)

内容的には10−15年前くらいの精神科医療のイメージでしたが、続きも見てみたいなと思うドラマでした。

精神科医ヨワイ先生役の中村倫也さんと

第一話のパニック障害の患者さん役の夏帆さんがハマり役でした。

看護師さん役の土屋太鳳さんはちょっと現実離れしていましたけど、笑。

当院ではパニック症、広場恐怖症の患者さんが非常に多いので、

ご覧になった患者さんは色々と共感できる部分もあったかと思います。

メディア露出度の高い心療内科チェーン店クリニックで、雇われ医師が患者さんに目もくれずPCだけをみてサクッと診察を終える場面、不安神経症などという曖昧な診断名で誤魔化す場面など、よくあった(今もある?)話ですね。

パニック症や広場恐怖の説明に関しては私が診察時に行うオリジナルの説明の方が創造的ではないでしょうか?(ご意見ください)

行動療法(暴露療法)に関してもオーソドックスな治療が描かれていました。

当院ではより早く確実に治療を進められるようにだいぶアレンジしたオリジナルの治療を行なっているので、「あれ?薬の使い方が違う」と思った方がおられるかもしれません。

ご自身の考えやネットの情報にこだわる方もいらっしゃいますが、騙されたと思ってまずは私の治療方針でやってみてくださいね。

看護師の土屋太鳳さんが患者さんに対して精神科医のことを先生と呼んでいました。

一般社会では会社員が対外的に自社の社長について話す時は名前を呼び捨てにしますね。

「社長の〇〇が・・・」

それに倣って、医療事務や看護師さんが自院の院長について「うちの〇〇が・・・」と呼び捨てにすべきだ、「先生などと呼ぶのはけしからん」という方もおられます。

確かに社会一般の常識からするとその通りなのですが、スタッフが「先生」と呼ぶのには色々な良い意義もあるのです。

精神科治療がうまくいく要素に、「若干のパターナリズム」「軽い陽性転移」が重要だと思っています。

当院ではクリニックは綺麗な現代風、治療内容は最先端、治療関係は古き良き昭和風のテイストも少し残しながら「こころの安全基地」の形成を目指しています。

コロナ禍、SNSの普及、戦争、日本国力の減衰などで世の中ずいぶんギスギスしてきました。

当院では治療契約を結ぶにあたって、信頼関係や治療同盟がどの程度共有できそうか電話の段階でアセスメントすることで、スムーズな治療を展開することに成功していました。

また、お金儲けに走らず、患者集めに奔走しないことで、一定の質を保つことにも成功していると感じています。

毎回しっかりと初診で深掘りすることで私自身の診断能力もこの10年でずいぶんと向上しました。

カルテの分量は他のどの精神科・心療内科にも負けないのではないかと自負しています。

 

ただ、このやり方では私自身がかなり消耗してしまいます。

先日、世界を股にかけるビジネスマンに言われてしまいました。

「そんな働き方していつまでやるつもりなの?自分がプレイヤーとして時間を奪われるのではなく、人を使ってまわるようなビジネスにしていかない」と。

ごもっともなんですが、そのようにやっているところはちょっとね・・・

といつまでも“貧乏お父さん“(という本があります)を続けてしまいます。

 

患者さんが良くなって、ありがとうと言われるとやっぱり嬉しいですよね。

 

 

8月 16, 2024

臨時休診明け。

臨時休診明け。

どうやら今の所休み中に事件や事故が生じたという連絡はありませんでした。

毎回ドキドキしますが、ほっとしました。

 

広場恐怖の患者さんが、4時間高速渋滞を耐え、船にも乗ってこれたという嬉しいご報告。

思えば20年以上前、まだ不安神経症とパニック障害の区別さえできない精神科医が多かった時代、

私は「パニック障害と広場恐怖は合併することはあっても同じものではない!治療も同じではない!」と繰り返し訴えていました。

その結果?近隣の医療機関でも広場恐怖や嘔吐恐怖などの恐怖症の概念が広まってきました。(実はその背景にある発達特性まで詳しく評価しているところはまだ少ないです)

まだパニック障害と治療を変えているところは少ないですが、私の処方をそのまま模倣して処方されているところも出てきました。

 

上尾メンタルクリニックの広場恐怖症専門外来は一定の成果を上げてきたと言えると思います。

 

今は睡眠専門外来を頑張っています。

耳鼻科や内科で睡眠時無呼吸を扱っている先生の中には、解剖学的な問題で無呼吸やいびきが生じている側面だけをみて治療をしている場合がありますが、睡眠の問題はいろいろな問題が複合的に組み合わさっているので、そんなシンプルではありません。

睡眠薬が本当に必要な状態かどうか、脳の発達の観点からみた感覚過敏や同一性による過覚醒の持続があるのかどうか、

発達障害によるリズム障害や特発性過眠症の有無などの視点を含めて睡眠をトータルで評価する必要があります。

 

これからも細かく深掘りしたこだわりの診察による診断治療を行なっていきます!

9月 4, 2019

今日は公務でパニック障害教室。

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例年、統合失調症家族族教室が行われていました。

同じことでマンネリ化していたので、今年からあたらしいことをやってくださいと言われまして、思いついたのがパニック障害教室でした。

かなり詳しい内容でちょっと難しかったかもしれませんが、支援者サイドの方が半数以上いらしたのでインパクトがあったのではないでしょうか。

パニック障害や広場恐怖症について正確な知識を持っていない精神科医もいる中で、何か動きを生み出せたらいいなと思いました。

来年はうつ病かそのほかの内容で教室を開きます。次回の担当は別の医師となります。

それにしても今日は嬉しく驚いたことがありました。

作家の方も勉強がてら、受講にいらしてくださいました。

つまらないギャグを連発して、会場が何度も凍り付いたのですが、その方のエールでへこたれずに乗り越えられました。

本当にご参加ありがとうございました。

 

8月 6, 2019

パニック障害講座。

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担当することになりました。

内容はこれから考えます。

何か知りたいことがありましたら、

クリニックに直接お電話ください!

4月 23, 2017

アロマ。

こんばんは。

今日は久しぶりに昼頃まで布団でゴロゴロ。

(※夜間の睡眠の質を上げるためには、

一定の時間に起きることが望ましいです。)

急に思いつき、渋谷へ直行。

クリニックの待ち合い室とレストルームの

アロマの新しい選択肢を探しに繰り出しました。

良い天気でした。人であふれかえっていました。

 

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お店の人がご自宅で使っているアロマは私の好みのものでしたので、

アドバイスをいただいてスムーズに選ぶことができました。

今までは医療機関であることを意識し、

除菌、消臭、抗炎症作用のあるものを選択していました。

当院のスタッフ全員がインフルエンザや風邪もひかずに

過ごせたことと少しは関係しているかもしれません。

しかし今回はそのような枠にとらわれずにチョイスしてみました。

アロマは人それぞれ好き嫌いがあります。

アロマが苦手な方は、受付までおっしゃってください。

ご予約の時間帯は噴霧を止めて対応しております。

 

 

4月 19, 2017

ヒゲ、やめました。

こんにちは。

陽気のせいでしょうか?

なんとなく眠い、上尾メンタルクリニック院長です。

暖かいです。

といいますか、

日差しが暑いです!

早くも診察室には

エアコンの除湿を入れています。

 

気温差が激しく体力を消耗しやすい今

インフルエンザB型がいまだに流行していますが、

いかがお過ごしでしょうか?

 

 

受診される方には

「あれ、ヒゲがない!?」と

楽しみにしておられた方も

いらっしゃいますが、

もうさっぱりとヒゲを剃ってしまいました。

大方の傾向としては、

男性陣はヒゲに対して寛容ですが、

女性陣にはヒゲに対して厳しい方が

多いという印象でした。

 

ダイエットのほうですが、

この一カ月で2キロへらしました。

しかし、分母が皆さんより大きいため、

誤差かもしれません。

 

身体は鍛えているのですが、有酸素運動が足りず今後は

ダイエット系のプログラムに比重を置いていきたいと思います。

 

ご飯は大盛り、お代わりをやめました。

ブロッコリースプラウトや焼き梅干しで

脂肪燃焼促進をねらっています。

 

 

以上、本当にどうでもよい話でした。

失礼いたしました。

 

 

 

 

 

 

 

 

2月 1, 2016

いい病院2016に当院が掲載されました

  週刊朝日MOOK いい病院2016

(2016年1月30日発売)に当院が掲載されました

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