なんと、今日のさいたま市は最高気温38度!(上尾は37度?)
暑い中受診された方、本当にお疲れ様でした。
さて、今日こそ早く寝よう。
そう思ったものの、夜ふかししてしまった昨夜。
「リベンジ夜更かし」って知っていますか。
眠れないのではなくて、寝ないのです。
自分の時間が足りなくて、このまま寝てたまるものか!と
頑張って起きてしまい、日中できなかったことをやろうとしてしまうのです。
そのようにして自己愛を回復しようとするのです。
自分で気がついていない人は多いです。
「眠れない」と言う患者さんの中に必ず一定数は「寝ようとしない」人がいるのです。
薬を飲んでも眠れるようにはなれません。
私も区切りのいいところまで仕事をしたい、
あの課題を終わらせたらスッキリして気分が良くなる、
などと欲に負けてリベンジ夜更かしをしてしまうことがあります。
昨夜はまさにそのような状態で。。。
今日こそ!寝ます。
と言いつつ、今日も研究会。
診察を終えるや否や急いで開始!
慶應マインドフルネス&ストレス研究センターカンファレンスに参加です。
通常の産業医研修会よりワンランク専門的でレベルの高いディスカッションが繰り広げられます。
最近の産業場面ではメンタルの問題への対応は欠かせません。
さらに法律の知識や色々な業種の実態を知る必要があります。
医師+弁護士のダブルライセンスを持っている親友も産業医をやっていますが、鬼に金棒とは彼のことを指すのでしょう。
一方精神科主治医も(産業医でなくても)もっと産業メンタルの知識を身につける必要があると思っています。
復職診断に関しては、主治医は疾病性によって判断し、(病気が落ち着いているかどうか)
産業医は機能性、つまり業務遂行能力を評価します。(フル勤務で働ける状態かどうか)
ですから 復職あるある「主治医復職可も就労準備不十分」という二つの判断にギャップがあるのは当たり前です。
昨日の一般の産業医研修会で講師(社労士)の方が「主治医の見解と産業医の見解が違うトラブルあるある」と述べたのですが、
トラブルだと思っている時点で勉強不足です。残念ながら何万円も支払って受けるような研修ではなかったです。
主治医の疾病性の評価と産業医の機能性の評価の違いがあることは当たり前として、主に産業医が調整していくのです。
産業医は合理的な判断で、主治医の復職可能の判断にブレーキをかけて良いのです。トラブルなんかではありません。
主治医もそれがわかった上で、法的な問題や会社の実情を無視した本人の権利主張を鵜呑みにして診断書にしないようにする配慮が求められます。
どこの場面でも関わる人の能力や知識の格差がありすぎて、いまだに混乱しているところもあるみたいですね。
ああ、今日も疲れた。
しば漬け食べたい・・・
今となっては寂しい言葉になってしまいましたね
(昭和40年代生まれ以前の方しかわからないかも)