こんにちは。
木曜日は休診日となります。
公務に来ています。
関わってくれる担当者に異動はなくひとまず安心。
公務が終わったら、書類作成できるところまでやります。
花粉がビンビンですね。
黄砂もあるんじゃないでしょうか。
とにかく疲労困憊です。
いま、理事会の帰りです。
今週も激務です。
精神科では、重要かつ煩雑な書類がたくさんあるのですが、山積みを片付けても片付けても減りません。もう完全に容量オーバーで、こちらも困っているのですが、お待たせしている方はすみません。締め切りが直前の重要書類を直前になってお待ちになる方がいますが、とても手間のかかる書類なので、間に合いません。どうかご自身できちんと管理してくださるようお願いいたします。
明日も大事なご相談を受けます。今週はスーパービジョン、医師会での行事も数件あり、しかも大きな行事では私が幹事ということで、目が回っています。
この一週間とても患者さんが多く、分刻みで緊迫した診療を続けました。とくに本日は治療としては失敗なのですが、診察時間が患者さんの愚痴伺いの時間になってしまう場面が多く、だいぶ次の方をお待たせしてしまう状況が多々見られました。診療をリードできず、反省です。今週の締めくくりは今晩行われた看護学校の入試判定委員会と運営会議でした。受験者が多く有難いことです。上尾市医師会上尾看護専門学校は、社会人が入学して通うための経済的な支援を上手に活用するノウハウがあり、シングルマザーでも看護師になるハードルをかなり下げることができます。
とにかく、ドロドロに疲れました。
今日頂いた差し入れで復活したいと思います。
プラセンタ(自費診療での内容になり、適応外処方の内容を含みます。)
【プラセンタ療法とは】
プラセンタ療法とは、胎盤から抽出された有効成分・プラセンタエキスを使った健康・美容促進の治療法を指します。注射薬を使った方法がクリニックでは一般的で、内服薬・サプリメントの服用は注射薬の代替品として用いられています。
【プラセンタとは】 胎児を成長させる胎盤のことです。胎盤には細胞分裂を促進させるなどの役割を持つ成長因子が豊富に含まれており、この働きによって新陳代謝を活発化させ、肌や体の傷ついた部分をどんどん修復すると考えられます。
【プラセンタの薬理作用】
活性酸素を除去、抗酸化作用 ⇒ 美白作用
メラニン合成阻害作用 ⇒ 美白作用
細胞および組織の賦活作用 末梢血行促進作用 細胞分裂増進作用
抗ヒスタミン作用、鎮痛作用 ⇒ 炎症を抑える 抗アレルギー作用
免疫力を高め、抵抗力をつける作用 疲労回復 血行促進・造血
抗不安作用 精神安定、食欲増進等
【プラセンタ注射の効果】 以下の疾患に対して効果があることが多くの臨床データから明らかになってきています。
内科 | 頭痛・口内炎・気管支炎・喘息・胃弱・食欲不振・便秘・肝炎・高尿酸血症・肝硬変・パーキンソン病・るいそう・胃炎・胃潰瘍・十二指腸潰瘍 |
整形外科 | 肩こり・むちうち・五十肩・腰痛・ひざ痛・筋肉痛・関節リウマチ・関節痛・神経痛 |
外科 | 外傷・手術後の創傷治癒・下肢静脈瘤 |
婦人科 | 更年期障害・月経困難症・乳汁分泌不全・不感症・生理痛・生理不順・無月経・不感症・冷え性・高プロラクチン血症 |
皮膚科 | アトピー性皮膚炎・肌荒れ・しみ・そばかす・しわ・たるみ・乾燥肌・脱毛症・にきび・蕁麻疹・湿疹・皮膚潰瘍・乾癖・腋臭 |
神経科 | 自律神経失調症・うつ病・不眠症・拒食症・てんかん・不安神経症・パニック症候群 |
泌尿器科 | 前立腺肥大・夜尿症・性欲低下・精力減退・インポテンツ・膀胱炎 |
眼科 | アレルギー性結膜炎・眼精疲労・視力低下 |
耳鼻科 | アレルギー性鼻炎・耳鳴り・めまい・難聴・メニエール病・嗅覚低下 |
歯科口腔科 | 歯槽膿漏・味覚低下・口内炎・舌炎 |
その他 | インターフェロン・抗癌剤・放射線照射後の副作用軽減 |
即効性のある疾患 | 痛み・視力・肩凝り・肝臓・疲労感・不眠・肌のはり・冷え |
また美容への効果も明らかになってきており、以下の作用が確認されています。
美白効果 保湿作用 血行促進作用 新陳代謝賦活作用 抗炎症作用 細胞分裂促進作用 抗アレルギー作用 |
プラセンタは肌への作用だけにとどまらず、真皮までに及びます。つまり、シワやにきび跡など、修復の難しい部分にまで効果を発揮します。 いくら高価な美容液を使用しても、真皮までその成分が届くのはほんのわずかで、しわなどの修復までには至りません。これを可能にするのが、体の内側から効くプラセンタなのです。中でも最近発見されたSAアミノ酸(スーパーアクティヴアミノ酸)の高い活性酸素除去作用が美白に有効として、注目されています。
精神科領域ではプラセンタ療法のうつ病、不眠症への薬物療法との併用が報告されています。これらの症例では精神疾患に付随する生理痛や易疲労感も同時に緩和されており、プラセンタの幅広い効能が推察されます。
また、メルスモン注射薬が更年期障害に適応があり、単独でも効果を発揮します。日本胎盤臨床学会での報告によると、漢方薬との併用により高い効果を認めた症例があります。プラセンタエキスの自律神経調節作用・内分泌調節作用による効果と考えられています。
これらの多くの疾患は保険適応外になってしまいますが、多くの臨床データから効果があることが実証されています。プラセンタ療法は非常に多くの診療科に効果が見られ、全身・全科・全年齢に使えるところに特徴があります。
【プラセンタ注射の種類】 日本では、現在メルスモンとラエンネックの2種類のみ認可を得ています。 この2つの注射は歴史も古く、メルスモンは1956年、ラエンネックは1959年より使われています。 1995年頃まで更年期障害または、肝臓機能改善のみに使われていました。(保険適用疾患に限定され使われていました。)
【治療法】
プラセンタエキスを1週間に1~2回、皮下注射、症状によって量、回数の調整をします。まず、20回、10週通い、その後維持療法として1~2週に1回の注射することをお勧めしています。
当院ではできるだけ効果を実感していただけるよう、1回の注射でメルスモン2アンプル(ダブルショット)の注射を行います。
当院でのメルスモンダブルショット(2A皮下注)は自費で1回2000円(税別)としています。診察料や注射手技療法などの追加料金は一才ありません。リスク等は直接医師にお問い合わせください(献血や臓器提供は不可となります)。
⇒令和4年11月1日より税込み2700円となります。
→令和5年2月17日よりメルスモンの生産体制変更のため、出荷が見合わされます。
当面の間はラエンネックに変更します。現在かかりつけの方のプラセンタを確保するため、新規の方の受け入れは当面見合わせさせていただきます。(当院在庫のメルスモンとラエンネックの入荷量によって見通しが立てば新規の受け入れも検討します)
ラエンネックもダブルショットで行い、1回2700円(こみこみ)です。
【注射の頻度】
疾患名 | 治療期間の目安 | 頻度 |
更年期障害 | 3~6ヶ月 | 週1~2回 |
アトピー性皮膚炎 | 長期 | 週1~2回 |
花粉症 | シーズン中 | 週1回 |
関節リウマチ | 長期 | 週1~2回 |
肩こり | 5~10回 | 週1回 |
腰痛 | 5~10回 | 週1回 |
シミ・しわ | 1~6ヶ月 | 任意 |
美肌 | 1~6ヶ月 | 週1~3回 |
生理痛 | 3ヶ月 | 週1回 |
肝炎 | 3~6ヶ月 | 週1~2回 |
(これらはあくまで目安です。)
【メルスモンプレミアムカプセル】
JHFA認定(一定品質基準をクリアしている)のプラセンタサプリです。
・注射が痛くて苦手 ・クリニックに通う時間がない ・注射との併用により効果を早めたい 等の患者様にこのメルスモンプレミアムカプセルをお勧めいたします。
医療機関でしか入手できません。
1箱 51g(425mg×120カプセル) ¥14,000(税別)
■使用方法
1日4カプセルを目安(プラセンタエキス純末量1,280mg)に、お湯またはお水でお召し上がり下さい。
【エクオール】
プラセンタとは異なるものですが、更年期障害の治療で行うことのあるホルモン療法よりも安全で自然な食事療法があります。
40代からの女性の健康と美容をサポートするより安全なサプリとしてはエクオール含有食品である大塚製薬のエクエルをお勧めしています。
大豆イソフラボンは女性のからだに有用と知られていますが、実はそのパワーの源は、大豆イソフラボンが腸内細菌で変換されて生まれるエクオールという成分でした。
エクオールは大豆イソフラボンのままよりも強い働きをします。
不足するエストロゲンの代替を果たす事でホルモンバランスを正常な状態に戻し、更年期障害の症状を緩和する効果が期待できます。
ご興味がある方は医師にお問い合わせください。
利益度外視の特別価格で提供いたします。
追記2023年4月
エクエルにエクエル「プチ」が新発売でラインナップ追加となりました。
医療機関でしか入手できません。
ぜひご検討ください。
今晩は診療後、精神科の研究会。
不知火病院の徳永雄一郎先生のご講演。
日本初ストレスケア病棟開設、30年間の復職支援の実績は伊達ではありません。
自称その道プロの先生の知ったかぶりの質問にも巧みに対応なさいます。本当のプロは違います。
聴講中に共感のあまり、興奮して唸ってしまいました。
うつ病の多様性に見る現代の特徴として私が感じていたことをデータで証明してくださいました。
スキゾイドパーソナリティー者や、発達の偏りを背景にしたうつ病者に対する私の臨床感覚を、別の角度から明快に説明されました。
それから、統合失調症患者さんが多い病棟ではうつ病患者さんの回復がうまくいかないことがある、外来でも統合失調症外来とストレスケア外来を分けた方が治療効果が高いというお話しも納得がいくものがありました。
実は当院でも適応度の均一化を測っています。お電話の段階で、重症度の高い統合失調症の患者さんやパーソナリティ障害の患者さんと、不安症やうつ病患者さんをしっかりわけています。実は予約制とするかどうかも患者さんの病的水準のふるい分けに関与しています。細かいことを言えば、当院のキャンセルポリシーもそういった配慮を張り巡らせて決めています。電話での質問1つ1つが考え尽くされているのです。過去の勤務先と当院での治療では明らかに当院での治療実績が良いと感じています。これは単に私の治療技術の進歩によるところだけではないと感じています。もしかしたら、不安症外来、と外来に名称をつけるだけで、自浄作用が促進され治療効果がさらに上がる可能性があるかもしれません。逆に重症な統合失調症の患者さんが当院にいらした場合は、なんとなく雰囲気が合わないと、患者さんのほうから離れていくこともありますし、患者さんが周りの雰囲気にあわせて背伸びしすぎて服薬をやめてしまい調子を崩したりしてしまいますので、最近はそういう観点からも他院を勧めるようにしています。
今日は他に大変勉強になるお話を聴けました。
なかなか時間的な余裕がないのですが、うつ病患者さんのご家族への配慮ももう少しできたらよいと感じました。