鴻巣まで埼玉県県央保健医療圏の委員会に出席してきました。
認知症の対応に関するガイドラインを作成中です。
こんばんは。
今日も診療後に会に参加してきました。
グループ討論で何を求められているのかさっぱりわからないまま、第一発言者に指名され、まとまりのない内容を発してきました。
十数年前は認知症の知識をもつ
一般の医師はほとんどいない状態でした。
当時はレビー小体病、前頭側頭型認知症など
詳しく知る者として専門家を気取っていましたが、
今や診断に関しては画像診断など進歩し、
完全に神経内科に置いていかれています。
確定診断のためには設備の充実した神経内科が
不可欠な時代になりました。
ICD-11では、認知症は脳の病気として分類してされるようです。
今後の精神科の診療所はどのような役割になるのでしょうか?
月曜日は県央の連携会議に出席予定です。
別件でも県の公的機関の嘱託医を依頼されています。
スケジュール的に他の業務を断らないと引き受けられないところまできてしまいました。
雪だるまになった仕事を整理させてもらいたいと思っています。
こんばんは。
今日は文京区にある医師会館で
母子保健の研修に行きました。
私は児童思春期精神科を専門としていませんが、
恩師がリードしてきた分野であり
いろいろと教わっていた頃を
懐かしく思いました。
親のニーズと、本人の困っていることが
一致しないこどもの診療。
親の前で本心を全て話すことはない
こどもの診療。
その間の微妙な立ち位置を要求される難しい診療です。
親は診察に立ち会い本人が何を言うのかコントロールしたがるのですが、
こどもを1人で診察する必要があります。
親とこどもを一緒に入れて診察するだけのスタイルでは
こどもの本音は聞けません。
私は大人でもその点を重視しています。
ですからアポ無しで診察室に入ってこようとする
家族をお断りすることもあります。
家族面談は本人との打ち合わせをして
日程調整してからでないと行いません。
こんばんは。上尾メンタルクリニック院長です。
今夜は医師会と基幹病院の共催で、
フリーアナウンサーの町亞聖さんの特別講演
「十年介護」~車いすの母と過ごした奇跡の時間~
を聴講してきました。
町さんは埼玉県蕨市のご出身だそうで、大変親近感がわきますね。
大変なご苦労をされてきたにもかかわらず、
町さんの言葉には明るさと希望がありました。
人間愛に満ち溢れた立派な方でした。
ちょっとした優しさの大切さや、なんでもないような普通のことがいかに幸せであるかを
再認識することができました。
介護でお悩みの方にはぜひ聴講していただきたい講演でした。
町さんはうつ病の啓発動画のナレーションを担当されています。
今回、うつ病の方に向けた絵本に町さんのお言葉と直筆サインをいただきました。
含蓄があり、そして何より励みになる言葉を頂戴しました。
(ちなみに吹き出しの左のメッセージは私からの言葉です。
文字がやたらときれいなのはクリニックのスタッフに清書してもらったからです。)
待合室の本棚に設置しておきますので、うつ病でお悩みの方、
うつ病の患者さんのご家族の方、ぜひ手に取ってご覧になってください。
希望の光はありますよ!