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9月 13, 2017

初診のお申し込みの前に必ずお読みください。

当ホームページをご覧いただき誠にありがとうございます。

初診をご希望されているということは、何かお困りのことがあると存じます。

お困りの方に対して親切でありたいと日々思っております。

一方で医療に対する要求水準は年々高まっており、過度な期待をお持ちの方もいらっしゃいます。

病気として保険診療で対応できる部分と、そうでない部分もあります。

当院ではお電話で詳しくお話を伺い、当院で対応可能かどうか判断させていただきます。

お電話で詳しくお話しになりたくない方は当院へのご相談をご遠慮ください。

当院でお役に立てないことがあることに関しては私にとってもつらいことなのですが、全ての方の安全基地になれるというわけではありません。

ご要望内容が当院の対応範囲を超えていると判断した場合はお断りさせていただきます。

紹介状があってもお受けできないことがあります。

どなたでも、勇気を出して電話をかけたのに対応が難しいと言われたら良い気持ちはしません。

そのようなことを少なくするために事前にご理解いただきたいことがあります。

長文ですが、当院のポリシーを記載いたします(おもに当院の限界のお話です)。

 

✔当院は完全予約制となっております

初診診察に必要な時間を確保するために、再診の方がご予約を入れることが出来ない枠を作っています。

1日に確保できる枠は限られますので、ご予約が先になる場合が常態となっております。(2−3ヶ月間の予約が埋まると、予約の受付自体をしばらく中止にしています。)

当院では初診をとても大事なセッションと考えています。

初診をいい加減に行うことでボタンの掛け違いが将来取り返しのつかない事態を引き起こす可能性があるからです。

当院では診療の質を維持するために初診予約制を固持しています。

貴重な時間を確保しているために、初診を無断でキャンセルされた方は信頼関係を築くことが難しいと判断し、その後の診察はできません。

 

タイムリーな診療も大切なことです。予約が要らない即日初診受け入れ可能な施設は大変貴重な存在であることも間違いありません。

専門を極めた診療を半年以上の予約待ちで、数万円の自費で行なっている施設もあります。

いろいろな機関があり、良い悪いだけではなく何を優先させるかの問題となります。

✔️当院のキャパを超えた患者数を受け入れてしまうとお一人お一人の診療の質が低下してしまいます。ご予約が混み合って来た場合、初診の受付を休止する場合がございます。タイミングの問題でお断りせざるを得ないことがあります。申し訳ございません。

✔初診の申し込みのお電話をいただく前に、ホームページの「受診の流れ」をご熟読、当院の趣旨にご同意の上お電話をください。

お電話でご本人から詳しくお話をお伺いします。ご本人以外からのご相談は承っておりません。

最初にお断りしているのですが、「どうして電話でこんなこと話さなければいけないのか」と怒り出す方がおられますが、

詳しくお話をお伺いして当院で対応可能か、あるいは他の機関が適切か、保険医療での対応範囲かどうかなど総合的に判断させていただいています。

この方式はのちのちの診断や治療にとても重要な手がかりとなるため、省くことは致しません。

さらに、診察では診断や治療に必要なさらにプライベートなことを伺っていきます。

お電話で詳しくお話しになりたくないようでしたら、他の機関でのご相談をお勧めいたします。

言いたくないことはあっても構いませんが、秘密主義が行き過ぎる人は治療になりません。なかなか治療が進展しない方に大きな隠し事があったということはしばしば見られることです。

もちろんトラウマに関わることはデリケートに扱うように注意しております。

また、ご家族からのご相談は受けておりませんので、家族相談を行っている別の機関にご相談ください。

 

✔お話を伺ったあと、当方でお電話でのやり取りの様子や内容などを確認します。医師が診察の合間を縫ってチェックさせていただきますので、その間はお待ちいただき、再度お電話をかけ直していただきます。このシステムにもご納得いただけない方は当院へのご相談をご遠慮ください。

お電話のやり取りで、電話対応者に高圧的な態度をとられたり、無理な要求をされるかたは、治療をお断りします。精神科の治療ではとくに信頼関係が大切になってきます。最初から不信感が強かったり、攻撃的なかかわりがありますと、良好な治療関係ができないのは明白です。ボタンの掛け違いどころか、ボタンをかけることすらできません。

お電話の段階でトラブルになる方は初診をお受けすることができません。(ごく普通のやり取りでトラブルになることはありません。一部の方です)

それに私はスタッフをとても大切にしています。スタッフに暴言などを浴びせる方は許容いたしません。DVや虐待防止は自らのクリニックから行うべきと考えております。

 

✔「とりあえず一回だけ話を聞いてほしい」という方もたくさんいらっしゃいます。セカンドオピニオンも含め、医療相談的な内容は対応しておりません。申し訳ございません。

✔初診予約の順番、待機期間につきましては、ご相談内容によって診察に必要な時間枠が異なります。予約の順番と予約できる枠が前後することがございます。

ですから、初診の予約待機期間のだいたいの目安はお伝えできますが、具体的な初診待期期間は内容をお伺いしてからでないとお答えできませんお話をお伺いする前に「初診はいつになるのか」と具体的な初診待期期間について明らかにするよう強く追求される方は、即日受診可能な他の機関にご相談ください。

✔️身の上相談、近隣トラブル、離婚や不倫など夫婦関係の相談、恋愛相談、育児相談などをメインの主訴とされる内容は扱っておりません。よくわからない時はお電話で治療対応可能な範囲かご相談ください。基本的に精神科医はカウンセラーではありません。私の人格が優れているわけでも、経験が豊富なわけでもありませんので、アドバイス的なことはご期待なさらないでください。

✔「とにかく話を聞いてほしい」という主訴がメインの方は当院ではお受けしておりません。深い理由がありますが、一般の方には難しいので詳しくは省かせていただきます。もちろんお話の内容から言語表出を促した方がよいと当方が判断する方は例外です。なお、当院では病気や薬についてのきちんとした説明は当たり前の前提です。診療に必要なことはこちらから質問させていただきます。話を聞いて欲しいのか、症状を治療したいのか混同されているかたが時々いらっしゃいます。とにかく話を聞いて欲しい!いう方は他の機関をご利用ください。

また、当職は人間サンドバックではありません。今までの人生で積み重なった怒りを目の前の私にぶつけられても困ります。

✔️診断書目的の受診はお断りする場合があります例えば、ご本人が治療を必要としないのに休職の必要性を証明するよう要求される場合、事実関係を把握できない内容に関して訴訟のために本人の一方的な訴えに沿った内容の診断書を要求する場合、適応ではないのに障害者年金を得るための診断書を要求する場合、勤務先にサボタージュや特別な待遇を受け入れさせるための目的の診断書を要求する場合など。そのような疑念が生じると判断した場合はご希望内容の診断書作成に一切応じられません。目的を達成するために、受診者がご本人にとって都合の良いことしかお話にならないことがあります。偏った情報の中でニュートラルな判断ができないため、公文書である診断書を受診者の求めに応じて発行するということはできません。当院では診断書目的の受診には基本的に応じない方針としました。不当に診断書を利用する行為は詐欺となりますので、通報する場合があります。

 

✔人格障害(パーソナリティ障害)の治療は当院ではできません。お電話の内容から人格障害であると判断した場合はお断りいたしますが、ご本人が自覚されていないことが多いので、受け入れが難しい根拠をお伝えできない場合があります。

私の経歴上パーソナリティ障害の方を救急医の立場からも精神科医の立場からも診察していたことがありますが、私の治療スタンスとは相性がよくないことが多いと感じてきました。自分のよくない点を治したいのか、周りをコントロールしたいのか混同されている方がいます。治療目的が共有できず、安全基地も壊されてしまうことがあります。申し訳ありませんが、私にはパーソナリティ障害を治療する能力が足りません。当院での治療をご希望されてもご本人にとって有益になりませんので、パーソナリティ障害の治療ノウハウのある機関をお探しになることをお勧めいたします。不適切な治療を受けてこじれてしまうことは避けたいものです。

✔️攻撃性や暴力性が著しい方の治療は当院ではできません。当院は通院されている方の安全基地として在りたいと考えています。怒鳴ったり、物を壊したり、騒いだり、暴力を振るうことは他の患者さんの脅威となります。静かで穏やかなクリニックであり、そこが当院の良い特徴としたいのです。

✔️お薬をどうしても使いたくないとおっしゃる方もおられます。症状内容によっては治療がうまくいかない場合があります。

また、服薬に対する構えは、対人関係における大事な意味合いを持つことがあります。お電話で必ず「服薬に抵抗感があるかどうか」をお伝えください。

悪い意味での「薬漬け」は当院でも反対の姿勢ですが、最初から薬無しでの治療に拘っていらっしゃる方は、「薬に頼らない治療」を謳っている機関などにご相談ください。

逆に大量の薬を希望される方も受け入れが難しい場合もございます。薬を指定して強く処方を要求する方も薬物依存の可能性があり、当院での治療ができません。

 

✔すでに当院に通院されている方のご家族が受診を希望される場合、お引き受けできるケースとできないケースがあります。

夫婦関係でもめている場合の配偶者、親子関係で葛藤がある場合の親または子などはお引き受けできません。

弁護士が係争中のお二人を同時に弁護できないのと同じように両者の立場にたってご支援することができないからです。

 

✔医師を診察させていただくこともありますが、守秘義務を守りながら医師としての活動でお会いしたりする場面など

治療関係との両立がとても難しいことがあります。

ご相談内容にかかわらずお断りさせていただくこともございますので悪く思わないでください。

いきなり診察ではなく、私に関係者を通して直接個人的にご相談される場合は可能な範囲でお答えします。

 

✔土曜日は大変込み合います。初診後間もない方や、おりいった話がある方など特別な診察時間をご希望の方は土曜日を避けていただきますよう

お願い申し上げます。事前にお伝えくだされば、医師が必要と判断した上で時間調整させていただきます。

 

✔上記の「他の機関」は特定の機関を示していません。保険医療機関に限りません。

お電話でご相談内容をご専門とする他の特定の機関をご紹介することもありますが、

それぞれの機関にはそれぞれのポリシーがありますので、当院で他の機関の受け入れ状況は分かりかねます。

ご自身でお探しいただき直接ご相談していただくようお願いしております。

 

初診でボタンの掛け違いを少なくし、同じ方向を向いて治療を共有していけるかどうか、大変重要なことです。

どのようなご希望があるのか、詳しくお聞かせください。当院を安全基地とされる方とそれが難しい方がいらっしゃると思いますが、当院の安全基地に入れなかった方も当院以外の安全基地があるはずです。がっかりしすぎないでいただきたいと思います。

こちらで対応できないのは、あなたのせいではなくて、当院の対応能力の限界によるものです。

当院を安全基地とされた方には家族同様の思いやりを持ってお役に立ちたいと心より思っています。

どうぞご理解のほどよろしくお願い申し上げます。

院長

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

9月 10, 2017

産業医研修会。

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今日は朝一番から産業医研修会です。

昨夜は残業で山積みの書類をやっつけたので、

朝がきつかったです。

研修会では、参加医師自身が心身のストレスチェックを受けました。結果がたのしみです。

講師の先生は、運動習慣は心の健康度を上げると強調されていました。

意外だったのは、多忙な医師の運動習慣割合が一般より高いということでした。健康への意識の表れでしょうか?これからも運動を続けたいと思います。

 

産業保健委員会委員の関谷栄先生の職場巡視のお話はとてもわかりやすく、流石でした。以前医師会幹部の交流会で会食したときも、博識でエネルギッシュで圧倒されました。

今日は長い一日になります。

 

 

9月 8, 2017

睡眠時無呼吸と循環器疾患。

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本日は少し早めに診療を切り上げ、自治医大センター長の百村先生のご講演。

流石循環器教授ならではの、わかりやすくすっばらしく為になる内容でした。

本当に本質がわかっている人は子供でもわかるような平易な言葉で説明できます。

難しい言葉を早口でまくし立てている人は実はよくわかっていない場合があります。

 

自治医大の偉い先生方には個人的なつながりでとてもお世話になっており、

特に循環器科には全幅の信頼を置いています。

 

上尾からは近隣総合病院(F病院)の呼吸器科の先生も参加されていて

上尾の医療の質を上げていくお仲間としてとても心強く思いました。

当院では、心療内科としては一段高いレベルでの睡眠医学診療を行っていきたいと思っています。

そのためには循環器、呼吸器、耳鼻科、歯科、精神科の集学的な知識があれば鬼に金棒です。

特に循環器は大好きな科目で、精神科医になるか循環器内科医になるか悩んだ時期もありました。

今日も当科では扱うことのない中枢性無呼吸などについて学ぶことができました。

 

師匠に「学ぶことは自分を豊かにすることだ」とよく言われていましたが、

特に最近、学ぶしあわせをかみしめています。もしかしたらストレス発散になっているかもしれません。

それに、知識不足の医師には診てもらいたくないですよね、

知識のない医師の診療は患者のQOLを大きく損なう可能性があり私は罪に値すると思っています。

 

こんなことを考えながら涼しい夜風の中一駅分 歩いてきました。

体重が落ちてきました。

 

 

 

 

9月 7, 2017

会合。

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今日は医師会の会合で、私が本当にお勧めできる循環器クリニックの先生にレクチャーいただきました。とても良い先生です。

その後はお酒も進み、楽しい気分でしたが、

最近はほとんどお酒を飲まない生活になっており、

ちょっと胃が気持ち悪いです、、、

イタリア料理はそれはそれは美味しいものでした。

オーナーさん、従業員さん、すばらしかったですよ。

 

他の科の先生方は、患者さんの話を受け止めストレスが強くかかる精神科医の実態にご興味があるようでした。

たしかに、とてもストレスのかかる仕事でありますが、

何か特別なストレス発散をしているわけでもありませんし、

しんどい時もあります。(もちろん、精神科医をサンドバック替わりだと勘違いされている方はお断りしています。)

 

しかし、今までいろいろな人に助けられ生きてきたのですから、できる範囲で人の役に立つべき時期に入った、人生の折り返しにきたのかな、と思っています。

 

ただ、今現在は正直手一杯な状況なので、地域のニーズに対応しきれていないのが、悩みでもあります。

規模を大きくすると質が下がってしまうので、そこもいまは譲れないところです。

 

9月 1, 2017

高齢化。

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急速な高齢化で、認知症への対応がますます課題となっています。運転免許の返納や失効の診断書の問題など。

認知症ではない、という診断をすることはとても難しく検査機器やマンパワーの整った一部の施設以外は対応ができません。

メンタルクリニックの役割について考えさせられます。

 

昨日、今日と全力で乗り切りました。

早めに寝ます。

 

8月 30, 2017

睡眠セミナー。

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今日は慶應で睡眠医学セミナーに参加。

慶應大学の精神神経科と呼吸器内科の合同セミナーです。

テレビでもご活躍の遠藤先生はもちろんのこと、

フランスからとてもすごい先生方が見えました!

フランス睡眠学会の元理事長、ジャン•ルイ ペパン先生などなど。

すごさがピンとこない方がほとんどだと存じます、笑。

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せっかくのご講演でしたが、通訳なし、フランス語なまりの英語オンリーなので、ちょっと語学力の不十分な私にはきつかったです、笑。

英語から離れてしまっていることが悔やまれます。

質問しようと思いましたが、伝えられそうもなく諦めました、、、

 

当院では、睡眠の検査と睡眠時無呼吸症候群の呼吸器治療をおこなっています。

いびきや無呼吸の方はご相談ください。

精神科や心療内科の初診枠より早く診察ができる可能性があるので、初診のお申し込みの際には、無呼吸の検査希望と一言伝えてください。

 

では、満員電車で帰宅中にて。

 

8月 26, 2017

休職者の対応。

今日の研究会は、

うつ病休職者の対応について。

私なりの方法論も確立してきたつもりですが、

常に答え合わせとアップデートが必要です。

講師の産業医学の専門家とほぼ同じ知見でしたが、

もう少し自己記入式の評価尺度を導入しようと思いました。

ひとつ驚いたのはリワークデイケアの有効性を証明するデータは出ていないということです。

会社によっては、 一律リワークプラグラム受けないと復職させないところがあるのですが、ケースバイケースに判断すべきだと思います。

 

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帰りは電車一駅歩いて軽く汗ながしました。

8月 24, 2017

夏の太陽、秋の空。

気温もぐんと上がり、夏らしさを取り戻しましたが、

空はなんとなく秋模様です。

 

今日は2か所で公務を行ってきました。

午前中の業務は私の専門外の内容で、

なかなかスムーズにはいきません。

周りの職員さんがサポートしてくださるので

職務自体は問題なく遂行されます。

 

午後の職務は少し慣れてきましたが、

午前も午後も大変気を使うのが

疲れました~。

 

新しい紅茶を手に入れました。

試してみます。

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8月 24, 2017

医療広告。

今日、医療広告を手掛けているある業者さんから

インタビューの依頼がありました。

担当者さんはとても熱心にリサーチされていることが

良く伝わってくる資料を送ってくれました。

 

実は上尾メンタルクリニックは現在、広告を一つも出していません。

しばしば見かける駅の看板、電柱の看板、ネット広告、バスのアナウンス、道路標識、情報誌の広告などあらゆる広告を

一切行っていません。

一般の方に上尾メンタルクリニックの存在を示すものはこのホームページとテナントビルの看板、埼玉県医療情報提供システムくらいです。

ですから、それ以外の当院に関する情報は当院とは無関係、あるいは無許可で掲載されているものとなります。

 

今後も医療広告を出す予定はないのですが、

今回の担当者さんは一緒に仕事をしてみたいなと思わせるような

仕事力を感じました。

 

広告は出さないと思いますが、当院についてどのような記事を書いてくれるのかは興味があります。

どうしましょう!?笑。

 

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←くらげ。特に意味はありません。

 

今日は公務を終えた後、筋トレ1時間、散歩2時間

がっつりやりました。

良く寝れそうです。

明日の公務に備えます。

 

 

 

 

8月 21, 2017

今月の蘭。

 

 

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今月の胡蝶蘭です。

一色の鉢も良いのですが、紅白がお気に入りです。

白のほうが、ピンクより花持ちが良いので、両サイドが白のパターンにしました。

 

8月になってから日照時間が少なく、

ミニパインは残念ながら根腐れならぬ

身腐れしてしまいました。水耕栽培をやめ

実を切って赤土で蘇生中です。

 

今週はスケジュールが 立て込んでいるので、体力勝負です。体調管理に努めます。