
患者さんの叔父様という方が突然いらして、
うちの姪っ子が偉いお世話になりまして、
と差し入れをくださり。
思わぬ角度からありがとうございます。
なんだか、じわじわと感謝の言葉をいただくようになったな、と。
私は年単位で変化してきている。
常に成長したいと思っている。
もうおっさんだけど、まだ変われる感じがしている。
年取って良くない部分もあるけど、良くなった部分もあるかな。
基本的に辛い思いをしてここにきている人たちにはやはり親切にしたいし、
幸せになってもらいたいと本当に思っている。
ただ、相性もあるし、私の能力も得意不得意がある。
できないことをできるふりしたり、知らないことを知っているふりをしたり、親切なふりをするのは
後で結局破綻する。
自然体でやっていくほかないのではないかと思っている。
無理して優しくしたりもしないけど、歳の功でちょっと変わってきたかも。
私は患者さんのことを褒めることがある。
褒めるべき時に褒めることは大切なことだと思っている。
患者さん自身が見落としているご自身の素晴らしいところを共有することは治療にもなる。
でも、私は絶対嘘はつかない。本心から素晴らしいと思わないことは褒めない。
下手な営業マンが見え透いた褒め言葉で物を買わせようとするのって、すぐに分かりますよね。
私はあまり好きじゃないな。
本心から思っていないこと言われても何も生まれないと思う。
だから毎日、診察は全力で行って、本音しか話さない。
それが響く人は良くなっていくし、
合わない人を私は追いかけない。
それでいい。
それでいいのだ。
上尾バカボン。