ブログ

ブログ

4月 16, 2024

公務。

ああ、最近公務の波が押し寄せている

裁判所に提出する鑑定書

自傷他害恐れの措置入院診察、診断書作成

救急消防隊員の健康を守る産業医療など

消防本部の署長さんほか幹部の方々が(なんていうのかわかりませんが)

軍服みたいな正装してお見えになって、背筋がのびました。

ぴしっとしているのはかっこいい。

 

 

4月 14, 2024

アマリリス。

数年前に作家様からいただいたアマリリス。

今年も芽が出てきました。

3月 31, 2024

教授の孤独。

同級生がバタバタと教授に就任している。

ばたばたと、って表現おかしいけど。

友人が国立大学の循環器の教授になった。

日本の研究レベル、医療レベルをあげたいんだって。

とても優秀で、母校の慶應の教授になるとみんな思っていたが、

今回は1級先輩が慶應の教授にご就任。

全国の循環器の教授の数は慶應がトップだそうだ。

みんな偉いよね。

昔はいざ知らず、いまの教授ってお金も入ってこないし、うまみなんてないと思う。

純粋な熱意がないとやってられないと思うんだよね。

 

彼には循環器のことでわからないことがあると時々連絡してきた。

もともと私は循環器が大好きで、精神科と循環器を迷ったくらいだ。

だから心身医学においても循環器的な考え方やお薬を上手に取り入れている。

でも心配だから循環器の先生にちゃんとアドバイスもらって副作用にも目を光らせている。

というわけで、私がオリジナルで使っている循環器薬を用いた心身治療をそのまま処方だけパクるのはやめてほしいといつも思っている。

パクる人は副作用とか無頓着だから危ないんだよね。ほんと、やめたほうがいいって。

 

彼もメンタルのことで相談があると私に連絡がくる。

同期でメンタル科に進んだ者は10名以上いるのに、なんで出来の悪い私に聞いてくるんだろうと不思議に思うのだが、

まあ、一番ハードルが低いのだろう、笑。

 

彼が飲もうよと誘ってくれて東京にいってきた。

しばらくぶりに合うメンツもその場にいた。

研修医のときに仲良くなった呼吸器の先生が慶應の教授になっていたり、

いろんな話が聞けた。

 

教授になると、まわりのスタッフが恐縮してしまって、なかなか親しくなれないんだって。

教授は孤独らしい、笑。

 

スタッフの先生方、教授室に立ち寄ってあげてね。

 

 

 

3月 17, 2024

あれっ、もう桜?

ちょっと最近自分に甘いのではないか、

そう反省しヴァージョンアップを心に誓って人生のギアを入れています。

無理をすると病気になったり早逝したり、ダラダラしていると充実した人生が送れない。

バランスがとても難しい。

もう少しストイックな自分になりたい、気合いを入れ直しているところでした。

 

 

昨日も今日もクリニックは混雑しており、トイレも我慢、水分摂取も我慢しながら全力で診療。数分でも空いた時間があれば締め切りの近い文書を作成します。疲れてしまい、眼球結膜の血管からも出血。赤い目のウサギのようになってしまいました。

でも、このまま帰宅すると動けなくなってしまいます。

そうなる前に軽く運動しよう、そう決意し公園へ。20−30分の大股早歩き。最近患者さんにこれ、お勧めしています。エビデンスがあるようなので。

真っ暗な公園をしょぼついた目でぼんやりと前をみながら、ズンズンと先に進みます。不気味な鳥獣の鳴き声だけが響き渡り、人っこ一人いません。夢をみているようなもやの先に満開の桜の木が見えました。

ああ、桜か。早咲きかな。

よーく見ると河津桜でした。

最近増えているような。

写真撮ったはずですが、データがない。

夢だったのかな?

2月 21, 2024

三宝柑福居袋。

親友から贈られたゼリー。

上品で、爽やかで、今まで食べたことのあるゼリーの中で一番美味しい。

季節限定、しかもタイミングによって味も香りも色も変わる。

あまりのおいしさに自分へのご褒美に何回も食べちゃった。

https://misuzuame.com/sp/jelly/product03.php

1月 10, 2024

振り返ると。

有難いことにこの年末年始はあちこちからお誘いがありました。

 

まずは大学の同級生から冬山でのキャンプのお誘い。

彼らはつい先日もガチのトレッキングランや登山をしてきたばかり。

そんな人たちと冬山に行ったら私だけ帰ってこれないのではないかとビビり、即お断り、笑。

 

また、久々に一回り年下の友人が直管マフラーの車で自宅に来て、「先輩、正月暴走に行こうよ」って・・・

「今、そんなの無いから!」

「そんなことやってるおっさんどこにもいないから!」

と、即お断り、笑。

 

乗った誘いもありました。

高校の同級生の集まり。

今や進学校のランキングなどには全く出てこない普通の学校なのですが、なぜか当時私のクラスの3分の1以上は東大へ進学、3分の1弱は医学部、残りは早慶に進学という偏った感じでした。それぞれが歩んできた道のりも特異な者が多く、色々な業界の話が聞けて面白いのです。

文科一類経由で東大法学部に行った人達はほとんどがいわゆる官僚へ。通産省に行って半導体会社ラピダスのプロジェクトリーダーやっているやつ、総務省で大活躍しているやつ、東大主席で卒業して財務省に行ったやつとか。元々右寄りな人達が多かったので、やっぱそうなるよねって感じで。

通産省のエリート君はナンパだけど柔軟でバランス取れてるやつで、総務省の彼はまじめで硬派だけど、アスペルガーのような偏りが全然ないやつでした。ほどほどの成績でちょっと偏りがあって1人の世界で自惚れてしまった人は官僚になってからも他者を見下し支配することに注力してしまっているのは感心できないな、と感じています。たとえば財務省は「ここは気に入らないから予算つけてやんない!」とかそういうノリが実際にあったりします。このような自惚れ者を持ち上げて予算つけさせるために、ノーパンしゃぶしゃぶ接待などというものが存在したのです。

東大理科一類に入った(学力的には理科3類以上に優秀だった)同級生は、研究者として海外へ行った者が多かった。ポスドクなどの待遇が悪いのは日本の国力を明らかに損なっているよね・・・と問題視してましたが、ほらみろその通りになってきた。国策の間違いの結果なのです。

とてつもなく優秀な研究者となった彼らもとてもバランスや常識のある有能な人たちでした。

慶應、早稲田に進学した者は量子力学の教授、投資の専門家、商社などいろいろです。

多くの友人の共通項はこの年齢にしてかなりのアスリートであること。フルマラソンとかウルトラマラソンとか。東大卒業して100マイル(165キロ)マラソンとかトレッキングランで世界クラスで表彰台に上がっている者もいると聞いて驚きました。振り返ると超ストイックな人が多かったのですね。

私は最近テニスを始めたのだけれど、はっきり言ってリハビリ程度。もう少しがんばろうと思ったのでした。

なんだかんだ言ってまだまだ競争社会だけど、異業種の友人との付き合いがあって、お互いにリスペクトしていれば、妬みから生じる足の引っ張り合いみたいなことはさけられると思います。

 

 

 

 

1月 1, 2024

能登地震トラウマケア初期対応に就き。

本日、能登半島で震度7の地震がありました。余震や津波の情報もあります。
被災地にお住まいの方、お見舞いを申し上げます。不安な夜をお過ごしになるかと思いますが、第一に命を守る行動をとってください。

被災地でケアする側の(トラウマケアを専門とされない)医療従事者に向けてのメッセージとなります。

ダメージは気付かぬうちに遅れて現れます。まずは支援者としてご自身が無理をしすぎないようにしてください。

トラウマケアの初期対応を簡単に記します。病気を治すのではなく、病気にならないための対策ですので、通常の精神科診療(すでに定着しているトラウマ症状を軽減したり、トラウマの処理をする治療)とは異なる対応になるかもしれません。

被災中あるいは被災直後ではこの恐ろしい体験や不安な感情が脳に刻み込まれてしまうことをできるだけ避けなければなりません。

命に関わるような怖い体験をすると涙が出たり、過覚醒となり不眠、不安、気分の高揚などが認められることがあります。それらは自然な反応です。悪夢のような記憶を睡眠によって脳に定着させるのを眠らないことで阻害するという防衛反応でもあります。(睡眠には記憶を定着させる作用があります)。被災急性期においては無理に眠らせようとしなくてよいです。眠れなくてもよいので、身体を休めるようにしてください。

お子様がいればできれば身を寄り添ってください。恐怖に打ちひしがれているひとの話を聞くときは、ネガティブな内容に肯定しすぎたりオーム返しをしないでください。恐怖やつらい気持ちをリピート・オーム返しすると負の記憶の定着が強化されてしまいます。本人が自分のペースで体験を語るのでなければ体験を無理に聞き出そうとしないでください。

話を怖くてつらいままで終わらせず、「逃げてこられた、命が助かってよかった」というポジティブな内容で話をしめくくるようにして下さい。恐怖の場面からコマ送りして過去の出来事として処理し、今は助かって生きているという部分に意識を向けるようにしてください。

トラウマ記憶とは恐怖体験がその時空間のまま異質な形で凍結保存されてしまうからです。

メンタルクリニックに通院中の方で処方薬をお持ちの方、(内科医でもいいので)医師の指示をうけられる状況にある方へのお薬のアドバイスを下記に記します(服薬は医師とご相談の上で行ってください)。

恐怖体験の記憶の定着を阻止する作用があるものとしてβブロッカーがあります。もしドキドキしていたり血圧が上がっている状況で腎機能障害などなければ、インデラル(プロプラノロール)などの服用も有用です。

また、抗精神病薬はトラウマの蓋をしてくれるかもしれません。オランザピン、クエチアピン、リスペリドンなど抗精神病薬のうち飲み慣れているものであれば利用できるかもしれません。過覚醒の症状が強すぎるような場合に有効なことがあります。

急性期には睡眠薬はあまりおすすめできないかもしれません(無理に眠らなくていいです)。

(内科の先生はSSRIを使用するかもしれませんが、急性期には向かない薬です。)

少し経つと地震ごっこ遊びを始める子どもがいるかもしれません。凍結保存された恐怖の記憶が溶け出して、処理をしているところです。大人であれば思い出してフラッシュバックするかもしれません。記憶の処理の過程なので、無理に止めなくていいです。地震ごっこを嫌がる子もいます。怖い体験からの回避行動でこれも自然な反応です。嫌がる子に地震ごっこをさせないでください。みなさま一人一人様々な反応を起こします。それぞれ別の場所で遊ばせましょう。ガタガタ揺らしたり破壊行動を伴うような危険な地震ごっこをする子どもには、地震ごっこをしたい気持ちは認めつつ、怪我をしないような形で遊ぶように誘導しましょう。できれば、一緒に遊んで、安全な場所に逃げて助かったというハッピーエンドにして遊びを終わらせてあげてください。

以上とりいそぎのトラウマケアの情報提供です。

どうか安全な場所で、まわりの人と寄り添い、暖を取って温かいものを口にできる状況でおすごしになれますようお祈り申し上げます。

12月 31, 2023

感謝。

今年もあと少しです。

関係者の皆様には毎年大変お世話になっており心より感謝申し上げます。

さらに今年は患者さんの温かい言葉がとても支えになった一年でした。感謝の念にたえません。

私が支える側にならなくてはいけませんが、双方向の部分があることは患者さんにとっても良い作用があると感じています。

診療においても患者さんから学ぶことも多く、私にとっての先生でもあります。

たとえ同じうつ病の患者さんであっても誰一人同じうつの人はいません。それぞれの方には産まれてから、いや、生まれる前からのストーリーがあり、すべての方が異なるオリジナルなのです。

当院ではそれぞれのストーリーを踏まえて患者さんを理解し治療を考えていきたいと考えています。

不運なストーリーも少なからずありますが、生きていて良かった、幸せだ、そう感じることができるようになるために、心身共に健やかにお過ごしになれますよう心より祈念致します。

来年は課題を克服し飛躍できるようもがいてみたいと思います。

では、良いお年をお迎えくださいませ。

12月 29, 2023

雑感。

ほぼ毎回雑感なので、改めて雑感??と思われるかもしれません。

昨夜はどっと疲れが出て、21時過ぎには就寝。

10時間以上布団の中にいたでしょうか。

それでも、朝は仕事の朝と同じように気が張って目が覚めてしまいます。

 

先日は91枚の書類を書いたと頑張った感をアピールしていましたが、

弁護士の友人は年末もまだまだ平常運転で2日で800枚の書類と格闘しているとのこと。

能力と精神力の格差を感じます。(でも、過労は心配だなぁ)

 

今日は食事も摂らずにクリニックで書類整理に集中していました。

色々と振り返って反省することもあり。

懐かしい書類も出てきました。クリニックの仕事以外では、公務での講義の資料、看護学校での生徒さんへのスピーチ、医師会理事の仕事など、全てに手を抜かず全力で準備していたことが確認されます。どこにそんな時間があったのかだろうかと不思議に感じています。

看護学校でのスピーチは、生徒さんたちに何か良いものを持って帰っていただきたいと、毎回考え抜いたスピーチでした。私は話も面白くないし、人前で話すのも実は苦手です。学校に向かう車の中でスピーチの予行演習を繰り返していました。その甲斐があってか、私のスピーチをとても評価してくださる先生や生徒さんは少なくなかったのです。あの時の精一杯の自分を思い出して、なんとなく原稿を捨てられませんでした。とにかく何か良いものを分かち合いたいという気持ちでした。

生真面目に手を抜かずに時にやりすぎてしまうのが、良くも悪くも私の性質であり、診療でもそれが仇となることも経験してきました。

課題がたくさんありますが、向上したいと強く願っています。

一人前の精神科医になるって簡単ではありません。

人生はあまりにも短いので、時間を大切に使っていきたいと思います。

やはり雑多な感想でしたね。

 

 

 

 

 

 

 

 

12月 27, 2023

忙は心を失うこと。

師走のせわしなさ、毎年どうにかならないものですかね。

心を失うと書いて忙しい。

心を失うと注意力も散漫、ミスや事故も多くなります。

この

忙しさのなか、仕事中にお怪我をされた患者さんがいらったと総合病院からの連絡で知りました。大変心配しております。

元通りの生活にもどれますよう心よりお祈り申し上げます。