Written by 上尾メンタルクリニック
ダラダラしたブログになりそうで、失礼遊ばせ・・・
今日は世の中的な連休明け。
すでに先週の土曜から診療は再開していたものの、本格的に通常の診療が始まった感があります。
当院の事務員の卓越した予約業務によって上手に分配され、土曜は70人程度の患者さんに抑えられていたものの、
さすがに今日は電話も多く大変でした。
そんな日にアポ無しで家族面談に来院されたご家族、、、
ご予約をお願いしますね!!
弁護士に相談に行くときも予約しますよね?
どうも、医者は無料でアポ無しで話を聞けるという意識の方が一定数居られるのですが、
当院は他の患者さんの時間も貴重なので割り込みはお断りしております。
ご気分を害されるのを覚悟で当日アポ無しでいらした方は特別な事情をのぞいてお引きとりいただいておりますm( )m
********************************************
********************************************
診療後は慶應の研究会。
筑波大学の斎藤環教授に「オープンダイアローグの概要と臨床実践」のタイトルでご講演をいただきました。
オープンダイアローグは、フィンランドで生まれた、治療者や患者、患者家族の間でヒエラルキーなく対話を重ねる治療ミーティングを行う、急性精神病状態を含む精神的危機全般への介入方法です。近年精神科領域を超えて、様々な領域で注目を集めていますが、実際に何をするの?対話をするだけで精神病症状が良くなるって本当?と疑問に思う方も多いのではないでしょうか。
今回、日本におけるオープンダイアローグの第一人者である斎藤環教授に、オープンダイアローグの基本的な事項から、筑波大学病院外来における臨床実践を踏まえた知見など幅広くお話いただきました。
内容は理解できましたが、医療費をどんどん削られているこのご時世でこんなにマンパワーの必要な治療が保険診療で実現できるようになるのかは、とっても疑問です。
F先生が「興奮して暴れている患者さんからスタッフが暴力を振るわれるリスクにはどう対処しているのか」と質問。
斎藤先生は実臨床の中では何回も患者さんに殴られたことがあるそうですが、オープンダイアローグの際に殴られたことはないということでした。
もう少し詳しく聞きたかったですが、よりによって通信障害で途中聴講できず。
*****************************************
帰宅すると、テレビから聞き覚えのある女性の声が。
さっちゃんじゃないですか!?(皆さんわかりませんよね、笑)
しかもかなり長い尺喋りまくっているぞ。
毎日のように知っている誰かがTVに出ている。
→こういうことを精神科医に言うと妄想だと言われて入院させられてしまう時代もあったよな・・・