「財源がない」という詭弁を使って医療費は削減されつづけています。
先日デタラメ精神科医がデタラメ治療で金儲けしているという私の愚痴をお届けしました、笑。
そのようなデタラメ医を査定していけばまずは削減。
ていうか、物価高、インフレの中、診療報酬据え置きにするたけでも、ものすごい削減ですけどね。
最近問題視されているのは、訪問看護や就労支援。お国の方針、利益誘導でタケノコのように新しいステーションや事業所が沸いてきました。
なんでこの患者に訪問看護つける必要あるの?っていう患者に頻回に訪問してものすごい高額な報酬請求しているところがあちこち。
知りあいの看護師も、「訪問看護、めっちゃ儲かるらしい」と開業する人が続出してました。
そういう時の訪問看護のターゲットは生活保護の患者が多いんです。
就労支援の事業者とグルになっていて、紹介しあってる。
そして都合よく訪問看護指示書を書いてくれる医師に群がっていくのです。
私はそういうのダメなんで。
真面目にしっかりやっている訪問看護にしか指示書を出したくないです。
近隣だと藤村病院のところにある訪問看護ステーションは誠実に仕事されているのがよく伝わっています。
医療機関が生活保護を食い物にしてるって言われることがあります。
崇高な志で社会的弱者を懸命にサポートしておられる医師も多いですが(私の師匠は本当にそういうお方でした)、生活保護者に不要な検査を繰り返したり、高価なくすりを使いまくったりする医療機関があるのも事実です。
また精神科病院の院長は生活保護患者を積極的に入院患させていました。入院費が払えません、ってことがないからだと教えてくれました。
当院では生活保護患者を集めて稼ごうだなんて1ミリも考えませんでしたね。
どういうわけか分かりませんが、異動して来たばかりの(思い込みの強い)市役所の生活保護の担当者に、「どうせ生活保護患者相手に金儲けしてるんだろう」と言われたことがあり、、、
生活保護患者に対して診療報酬以上の手厚いサポートをしたり、無料で病状調査の文書を作成してあげたり(本来は市役所の担当者が作成するもの)、自費の文書作成料金を本人の持ち出しがないようにおまけしてあげたり、、、
多少は社会貢献せな、師匠様に顔向けできんやろ、と頑張ってきたのです。
それをなんだって!?
検診命令書だなんて偉そうな文書送ってきて、色々な面倒な書類書かされて、返信用封筒も用意しない上に、正当な手間賃もいただけず、謂れのない誹謗中傷を受けるのはごめんだと、それ以来生活保護の指定機関から外れることを決め、新しく生活保護の患者を受け入れるのをやめています。
生保ビジネスには色々あります。
さいたま市のあるグループホームは生活保護の方々を集め、最低限のコストで集団生活をさせ、余剰の生活保護費を利益として得ていました。精神科病院などに集団で受診させ、「眠れない」と強く訴えさせ、強い眠剤を大量に処方されるよう指示しています。眠剤をたくさん回収して別の目的に使っている要でした。違和感を感じた主治医が患者に確認したところ、知的障害のある患者がうっかり正直に口を滑らせて発覚したのでした。
人の健康を支える医師の仕事を貶める輩が後を立たないのです。
(誤解がないように言っておきますが、これは生活保護の方を非難しているのでは全くありませんよ。中にはひどい人もいますけど、やむない事情があってそのようになっている人がほとんどです。当院に通っている生保の方達は辛い環境の中でアンラッキーが重なってきた方々ばかりです。また病状が重くない方は一時的に生活保護になっても頑張って抜け出しています。)
同じような問題も老人介護ビジネスで起こっています。ケアマネと高齢者施設がグルになっていて、老人の奪い合いがおきています。
過剰な介護を行い不正に介護報酬を請求。老人の囲い込みを行います。高齢者施設と医療機関がグルになっていることもあり、もともとのかかりつけ主治医から提携している医療機関に無理矢理転院させられます。そして不必要な頻回の訪問診療を行い高額な報酬を請求します。
やはり異常に診療報酬がたかいところはよからぬことをやっている可能性が高くなります。
柔術整体師の保険診療問題もありますね。
マッサージを安く受けたいという老人に対して
不正に病名つけて保険適応にしてしまうのです。
グルになって診断書書いていた医師が捕まったことありましたよね。
整形外科学会では診断書を発行しない方針となっております。
肩こりや腰痛のある日本人全員保険をつかっていたら、財政破綻どころではないでしょう。
がん患者らの高額療養費カットや全体一律で圧縮するんじゃなくて、
おかしなところを査定していくのが先でしょう。
まじめな人間が馬鹿をみる社会、変えていきましょうよ。