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8月 14, 2024

お盆の寄付。

毎年お盆休みに行なっていることがある。

お盆っていろんな人の繋がりを振り返り、感謝する時期だと思う。

私の恒例行事は寄付。

物価はどんどん上がって行き、

私の個人的な感覚では食品、外食など1.5倍以上

酷いものでは3倍程度に上がっているように感じる。

物価高、インフレ傾向の中、当科の診療費は財務省によって減らされた。

以前より窓口の支払いがへったと感じている人は少なくないはずです。

(とはいえ、減った時に正直に言ってくれる方よりも、支払いが増えた時にすごい剣幕でつっこんでくる方の方が多い)

私の懐事情は年々窮屈になってきてはいるのですが、仁義は貫き遠っすってもんです。

 

まずは私が学生時代にお世話になった奨学生育英基金。

多分誰も信じないだろうが、私は低所得層の家庭で育った。

そのおかげで日本育英基金も無利子の奨学金も、そうでない奨学金も中学1年からフルに借りることができた。

さらに当時は成績優秀と認められ、大学6年間もの間、返還不要の奨学金を毎月ありがたく頂戴していた。

しかも、その基金は当時の有名な有識者の方のご講演を毎回無料で聴講させてくださり、社会の勉強もさせていただいた。

この奨学金をもらうことができたのは慶應医学部ではおそらく今までで2人だけだと思う。(いくら成績が優秀でも世帯収入が低所得であるという条件をクリアするのは、ハードルが高い、笑。)服部セイコーの御曹司をはじめ、財閥(的)な家系の級友も多く、むしろ我々2名の方が変な感じで尊敬されてたかも、笑。

ただ貸与型の奨学金はシンプルに親から子供に追わされた借金そのものであったため、収入の少ない若手医師の時は返済にも苦労しました。

だからこそ、返済不要の奨学基金のありがたみが社会に出てから身に沁みるのです。

そこで私は少なくとも自分がいただいた分はありがたくお返しし、あわよくば次世代の奨学生の支援を行いたい!と毎年頑張って

少なくとも奨学金半年分くらいの寄付を行っています。

そして、しばらくすると感謝状と言うものが送られてきて、いたく感動するのです。

 

あとは障害者福祉で地域を支えてくださっている2つの法人に寄付をします。

一つの福祉会がピンチの時には私も寄付を頑張り、医師会の理事会で皆様にも声をかけ、同じ額くらいの寄付をしてくださる粋な先生もいらっしゃいました。おかげさまでピンチを乗り越えたようです。その時も表彰式を設定してくださり感動しました(欠席してすみませんでした)

 

それから、慶應大学の研究費の寄付も行いました。とはいえ、こちらは一桁少ない金額です。

多分、お金持ちな先生が他にいらっしゃるので、私は気持ちだけと言うことで、失礼します。

 

今後は診療報酬が下がっていく一方なので株など財テクして寄付金を捻出していこいうと思います。

インフレに負けないようお金の勉強をし、大きな額で寄付ができるように頑張りたいと思います。

 

 

 

 

 

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