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桶川市

9月 28, 2017

うつ病を治すこと、治るということ。

今日は埼玉県の公務のはしごです。

県の職員はとても丁寧ですが、特に児童相談所のスタッフは大変優しく、恐怖心の強いこどもたちの扱いにとてもなれています。私のほうがむしろおどおどしているかもしれません、笑。

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夜は慶應関連病院の医師が集ううつ病の研究会に出席してきました。

 

うつ病で休職し社会復帰する患者さんに私がしばしばアドバイスすることがあります。

以下にその一部を記します。

 

①「休職すると決めたら腹を決めましょう」

これは、休職しても仕事のことや周りの人のことが気になって気が休まらない人がいるためです。

「あの仕事どうなったかな、みんなにどう思われているかな」

すっとこの思考にとらわれている人は休職しても良くなりません。

「人生でまとまった休みを得るチャンスは滅多にない。しっかりリフレッシュして、今までとは違った自分になって今後の人生楽しんでいくぞ」

と腹を決められる人は成功します。

長い人生で、ほんの数か月なんてちっぽけな話なんです。

大自然でいかに自分がちっぽけな存在か感じる体験ができると良いですね。休養期間後半になって力が出てきたら遊ぶように指示することもあります。

 

②「病気になる前の自分を理想としないこと。病気になる前の自分に戻ろうとしないこと」

うつ病の人は「もともとの自分はこんなんじゃなかった」ともとの自分にこだわります。

しかし、もとの自分に戻ったら、また同じようにうつ病になります!

うつ病は心身にとって大きなショックな出来事です。(本日の仁王先生の言葉より)

うつ病前後で何も変わらない方がおかしいのです。

 

たとえ話をします。

インフルエンザにかかってインフルエンザを克服した場合、かかる前のあなたとかかった後のあなたは同じではありません!

インフルエンザによって免疫システムが作動し、インフルエンザに対する抗体(防御しして破壊するシステム)を身に着けます。

インフルエンザにかかる前より体に改編が起こり、もっと強い自分にかわっているのです。

 

うつ病だって、うつ病を克服した後は、前の自分とは違うけれど、生命体としては良くできたものになっているはずなのです。

 

私はよく「もともとの自分を10とすると今いくつですか?」と聞きます。

患者さんは「順調です、結構いいです」

といいながら「10分の6くらいですかね」と意外と低い数字を述べることが多いです。

では、残りの4は何か?

私はその内容を細かく聞いていきます。

もとの自分に戻るための4であれば、「それは違う」と言わせてもらう。

中には薬の副作用と思われる4であることもあるので、それは早急に対処します。

中にはリーズナブルな4を教えてくれる人もいる。

いずれにしても、「あなたはどうなりたいか?」という理想を聞きます。

なりたい自分になれるチャンスでもあるのです。

「変わる」ことができる良いチャンスは上手く使った方がいい。

 

「想像できる未来ならば実現できる」

「想像すらできない未来は実現しない」

 

戦略的にうつに強くなれる、「なりたい自分」という目標ができれば、一緒にその目標に向かっていきましょう。

 

今日はこのへんまでにしておきましょう。

明日は夜間の救急業務があります。

明日に備えます。

 

10月 7, 2016

インフルエンザ予防接種開始(H28年10月7日より)

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もうじきインフルエンザの季節がやってきます。

埼玉県のH28年10月5日の報告では、定点医療機関からインフルエンザ33人(定点当たり0.13)の報告がありました。

当院ではワクチン(4価混合ワクチン)の準備をしました。

当院通院中の方を対象にインフルエンザの予防接種

を始めます。予約制です.

料金は1回目4000円(税込)、2回目3000円(税込、1回目を当院で接種した方)です。

ワクチン入荷数に限りがございますので、お早めにご予約ください。

なお、

上尾市に住民票のある方で65歳以上の市民は、

インフルエンザの予防接種の助成があり1500円の自己負担となります。

助成対象となる期間は平成28年10月20日~12月25日までです。

(1回目のみ。2回目は通常料金の3000円です)

埼玉県医師会のHPで公表はしておりませんが、当院は埼玉県内相互乗り入れ接種協力機関ですので、

埼玉県内の65歳以上の方であれば、同様の助成が受けられますので、お住まいの市にお問い合わせください。

お住いの市によって自己負担分が異なりますのでご注意ください。

当院通院中であっても、小学生以下、妊婦・妊娠の可能性のある方、卵やワクチンにアレルギーのある方、当日体温が37.5度以上ある方

は当院では接種を行いません。

【 インフルエンザ予防接種豆知識】

成人の場合1回の接種でも良いとされていますが、ワクチンの有効率は、1回接種だと予防効果が64%、2回接種だと94%とされています。

1回目の予防接種を行い、1か月程度経過してから2回目の予防接種を行うといっそう効果が高まりますので(ブースター効果)

受験生や仕事を休めない職業の方、医療関係者、肺炎などのリスクのある65歳以上の高齢者などは2回接種することをお勧めします。

インフルエンザ予防接種の副作用としては

注射部位の赤み、腫れ、痛みは、接種を受けられた方の10~20%に起こりますが、2~3日で消失します。

発熱、頭痛、さむけ、だるさなどの全身性の反応は、接種を受けられた方の5~10%にみられ、稀に蕁麻疹(じんましん)がみられることもありますが、2~3日で消失します。

重症な健康被害として、ギラン・バレー症候群という神経障害がありますが、発症率は1/10万で、ワクチンとは関係なく風邪を引いた後にかかることもあります。

 

上尾メンタルクリニック 院長