今週末300人の観客を前に講演されるそうで。
とある分野で有名な方が通院されているのですが。
最初にこちらにいらしたときは相当悩んでおられましたが、
徐々に成功体験を積み重ね、かなりいい感じでお仕事できるようになりましたね。

今週末300人の観客を前に講演されるそうで。
とある分野で有名な方が通院されているのですが。
最初にこちらにいらしたときは相当悩んでおられましたが、
徐々に成功体験を積み重ね、かなりいい感じでお仕事できるようになりましたね。
昨夜は産業メンタルの研究会に参加してきました。
うつ症状が良くなってもASDの”心の理論”の障害が社会復帰の妨げになっていることにたいしての
トレーニングについての情報もありました。
集団療法が必要なので、当院では難しいかな。
リワークプログラムでやってくれると助かります。
地元の佐藤先生にもお会いできてよかったです。
新理事長に就任された新進気鋭の先生が「ゆ〇メンタルクリニックを目指している」と以前おっしゃっていたので、どんな風に変わるのかと興味をもってみていました。
これからの先生はすごいな、と感じました。
ゆ〇メンタルクリニックはとにかくシステムがすごくて、大勢のスタッフをうまく回しているようです。集患や口コミの作り方などビジネスの仕方も大企業のようなやり口なのです。
新理事長も拡大路線ではありますが、今のところ方向性は違いそうに見えますね。
私が開業するころまでは「医療はまじめに誠実にやっていればいい」と先輩方から教わってきました。
私が大好きな動物病院の獣医さんは、発達傾向のある先生でものすごく知識が詳しくて、純粋なのです。
ホームページすらなくて集患なんで全く気にしていない。リアルな口コミでつながってくる患者さんしかいないのです。
うちもそういうクリニックになりたいとずっと思っていました。
ですので、宣伝は極力していません。
広告費を必要としているまっとうな団体にお付き合いで掲載することがあるかもしれませんが、
今現在広告費は0です。
一番効果がありそうなGoogle広告も一回もやったことはありません。
(あ、でも良い口コミは書いてくださって結構ですよ、笑。ウェルカムです、笑)
しかし、財界が医療に進出してきて、どうやったらお金儲けができるかというビジネスマンとしての資質を要求されるようになってきています。
当院も方向転換しないといけない日がやってくるのでしょうか...。
今年もあと少しです。
今年最後の受診となる患者さんも増えてきました。
今年つらかった人も、そうでない人にも、来年はよい年になるように心からお祈りしながら診療を終えます。
そんな中、うれしいお言葉をいただきました。
「今年は先生のおかげさまで良い年になりました。
平和に過ごせるようになって何よりです。ありがとうございました」
と感謝のお言葉を頂戴しました。
お世辞半分かもしれませんが、私としては大変うれしいお言葉で、
かみしめながら、こうやって記録して思い出せるようにします、笑。
自分が患者になって医療機関を受診してみると、医者としての日常の視点とはまったく違う景色が見えてきます。
大学病院に入院したときに気づいたこと。
クリニックを受診して「他人のふり見てわがふり直せ」と感じたこと。
そして「こんなふうに患者さんに接したい」と感銘を受けた瞬間。
どれも、私の臨床にとって大切な経験です。
最近、近所の高齢なご婦人に依頼されて白内障手術の相談のため医療機関へ車でお連れする機会がありました。
「医師の説明が理解できるか不安」とおっしゃるので、診察室まで同席し説明を一緒に伺いました。
私が医師に身元をお伝えしていたこともあり、名刺までくださり、非常に丁寧にご対応いただきました。しかしそれは“特別扱い”というより、他の患者さんにも普段から同じ姿勢で接していることが、やりとりの端々から感じられました。
マイナス面も率直に伝えつつ、頭の回転が早く、ユーモアも交えながら、患者さんの理解度や気持ちに寄り添った誠実な説明。
専門用語を連発せず、平易な言葉で、しかも分かりやすい。
「こういう説明の仕方をしたい」という私の理想が、目の前にありました。
私自身、開業以来「中学生でも理解できる言葉で説明する」ことを心がけ、たとえ話をよく使うようにしています。
その延長でブログも平易な言葉を意識しすぎて、最近は砕けすぎてしまいましたが……笑。
そのご婦人は律儀な方で菓子折りを持参していましたが、その医師は丁寧にお礼を述べてくださいました。
当たり前のようで、実は“当たり前ではない”対応です。
同じご婦人を、別の循環器クリニックにお連れしたこともあります。
そこでは対照的でした。
医師は菓子折りを受け取っても礼を述べることはありませんでした。
(もちろん、そもそも付け届けを受け取らない主義の医療機関もあり、それはそれで筋が通っています。しかし「受け取るけれど礼は言わない」というのは、独特の価値観だと感じました。)
(ちなみに私も季節のあいさつは行う立場ですが、そういう習慣を良しとされない方もたくさんいらっしゃいます。反応を見ながら判断しています。はっきりと「受け取れません」「今度からはやめてください」などと辞退されれば謝罪し、無反応であれば迷惑に感じておられるかもしれないと判断し、次回からは贈りません。)
医療行為の面でも、循環器の診察でありながら聴診器すら当てず、採血データだけを見て、生活状況も確認せず、ただ患者さんを一喝するような指導。
しかもその内容が、明らかに的外れでした。
なぜかGoogleレビューは☆5がずらり……。
(理由は、察する人には察するところかもしれませんね、笑。)
造り笑顔での説明は「ガイドラインでは」「基準値では」を繰り返すばかりで、柔軟性がまったく感じられませんでした。
東大生や医師の中には勉強だけはできるけど…というアスペルガータイプの方も少なくありません。生真面目で率直な職人気質の方であればむしろ適任かと思いますが、悪いほうにその特性が顕在化してしまうと困りものです。
この光景を見て、心の中でそっと思いました。
「私も気をつけよう」と。
患者さんの立場でほかの医療機関を見渡すと、勉強になることばかりです。
10年前と比べれば、当院もだいぶ改善されてきたと思います。
しかし、まだまだ伸ばせるところ、変えられるところがあります。
このような経験を今後も診療に生かしていきたいと思います。
どの業界であっても、誰に依頼するのか、その選択によって大きな結果の違いを生み出すことがあります。とりわけ医療はひとの命、QOLに直結しますので、どの医療機関にかかるか、それで人生がかわるかもしれない。そんな思いを改めて感じました。
周年記念をありがとうございます。
例の件、私は神経的なミソフォニアではなく、特定の人物に対する陰性感情の記憶がトリガーにより蘇っているのだと思います。
クリスマスの楽しさを分かち合ってくださり、ありがとうございます。
気合いの入った餡子、楽しみにしてます。
認知症が進み施設に入所されご卒業されました。患者さんの高齢化に伴い、そのような患者さんも増えています。
わざわざ息子様がいらして「一番つらいときに助けていただいて本当に感謝しています」と涙ぐまれ、私も胸が熱くなりました。
あの時は休み中も何かあればすぐに対応できるようにスタンバイしていました。乗り切れて良かったと思っています。
お別れは私もさびしくなります。
皆様お元気でお過ごしください。
生活保護を受けている患者さんには、それぞれ複雑な背景があり、そこに至る理由もさまざまです。
他院に勤務していた頃、生活保護から脱却できた方を見かけることはほとんどありませんでした。それほどまでに、生活基盤を立て直すというのは難しい道のりなのだと思います。
しかし今日の診察で、当院に通院していたある患者さんから「仕事も順調に始められてもうすぐ生活保護を抜けられそうです」と報告を受けました。
「ここに来る前は寝たきりだったけれど、ここまで来られたのは先生のおかげです」と感謝の言葉まで頂きました。
もちろん、これは二人三脚の成果であり、何よりご本人が努力を積み重ねてきた結果です。
転換点となる重要なことがあります。
実は今回のケースでも診療を進めるうえで、患者さんが抱える特性に早い段階で気づいていました。
しかし、多くの方にとって、自分の弱点に向き合うのは簡単ではありません。ご自身では気づいていなかったり、薄々気づいていても認めたくなかったり、あるいは受け入れるまでに時間がかかったりします。
特性を正確に説明することは、時に患者さんを傷つけてしまう可能性があります。理想的には、ご本人が自然に「自分で気がついた」と感じられるように寄り添っていくことです。
とはいえ、もしそれが自力でできていれば、そもそも受診には至っていないのかもしれません。
そのため私は、できるだけ早い段階(初診であることも少なくありません)で、つまずきの原因となっている特性を、やんわりと、時にははっきりと、丁寧にお伝えするようにしています。
「経過や臨床症状を見ると、ADHDの特性がありそうですね。ただ、自覚症状の検査では点数が低く、ご本人の感覚とは少しギャップがあるようですね。今後の診察で、一緒に特性を掘り下げていきましょうか」
このように、観察と対話を重ねながら進めていきます。
すんなり受け入れてくださる方もいれば、強く反発される方もいます。
どちらであっても、気づきの瞬間には少なからず痛みが伴うものです。
そして、その痛みを越えた先に成長が生まれます。
反発があっても、診療の時間を重ねるなかで、得意な点と苦手な点を一緒に整理していくと、患者さん自身が自覚を育てていきます。
そこから、自分に合う仕事や生活スタイルを見つけられることがあるのです。
当院で生活保護から脱却された方はまだ数人ですが、その瞬間に立ち会えるのは、私にとっても大きな喜びです。
もちろん、働ける可能性のある方もいれば、生育歴や症状の重さから、就労が難しいままの方もいます。
働くことがすべての人にとっての目標ではありません。
その人の背景を理解し、丁寧に見ていくことこそが大切だと考えています。
一方で、生活保護の利用自体を目的化し、精神科をその手段として利用しようとする人も、稀にですが見かけます。
ビジネス的に運営している医療機関では歓迎されるのかもしれませんが、私はそのような姿勢には厳しく向き合います。
医療は一人ひとりの人生に深く関わるものです。
だからこそ、目の前の方を丁寧に、誠実に診ることを大切にしています。
注)生活保護の医療扶助に関してはそれを食い物にする悪徳業者もいれば、福祉的な側面からもバックアップされている善意の業者もいます。善意で対応している機関にとっては、病状報告書の作成など無料で対応しなければいけない雑務があったり、診断書代が満額もらえなかったりネガティブな側面もあります。コロナ禍前までは市の職員が来院して病状を聴取していましたが、その後は書類を送りつけて本来職員が記載すべき書類を医師に全部作成させています。細かいことですが返信用の封筒すら入れてこないのです。なぜ生活保護担当者の業務を無償で代行し、その上送料まで医療機関が負担しなくてはならないのでしょうか。当院では100%善意で対応していましたが、市の生活保護担当の職員の中には「生活保護患者で金儲けしやがって」と決めつけている失礼な対応をする者がいます。当院としてはそういった対応を看過できないため、今現在通院している患者さんに迷惑がかからない状況になったら生活保護の指定機関を辞退する方針です。(現在当院に通院されている生活保護の方はご心配いりません)
最後にネガティブな内容でしめくくり申し訳ありません。