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12月 25, 2022

精神科薬の副作用ー消化器内科編。

コロナ禍にオープンしたばかりの消化器内科、◯◯クリニック。

 

看護師の女性が当院を患者として受診しました。

詳しくお話をお伺いすると、〇〇クリニックに就職したものの院長のパワハラが激しく体調不良を起こしているというものでした。

気に入らないことがあると激高し、物をたたきつけてごみ箱に投げすてたり、「仕事つかれたな~〇〇ちゃんデートしようか」などとセクハラもありとのこと。業者をすぐに怒鳴りつけるので、皆さん冷や汗を垂らしながら来るそうです。患者さんには一切そういうところは見せず優しく振舞えるようです。オープニングスタッフは全員退職。彼女と同じタイミングで就職した別の看護師も退職されたそうです。

こういうたぐいのお話は一方の立場からでは真実が見えづらいのですが、患者さんの思い込みがないか慎重に話を伺いました。

特に院長を訴えてやるとか、医療を利用して利益を得ようというお話ではなく、症状を改善することが目的で受診してきたので、治療をお引き受けすることにしました。退職を申し出たら、懲戒解雇にしてやると激高されたそうです。その後なんとか退職できて患者さんも落ち着いていったのですが、もし院長の言動が事実ならば、あまり関わりたくないなという印象を持ちました。

またしばらくすると当院に通院している患者さんが「肝臓が悪いので消化器内科で診てもらったら精神科の薬のせいだと言われた」というのです。その方はすでに別の肝臓の専門家に依頼をかけて脂肪肝による肝臓の炎症という診断がついていたのですが、患者さんはダイエット指導がつらくて新しい〇〇クリニックに興味を持って受診したのでした。たしかに抗うつ剤のSNRIなどは肝機能障害に注意しないといけません。

また少し経つと別の患者さんが、「便秘になって消化器内科を受診したら精神科の薬が原因だと言われた」とのこと。やはり〇〇クリニック。

確かに向精神薬の中には便秘をきたす薬はたくさんあります。代表的なものは抗コリン作用のある薬は便秘をきたしやすいです。

ところが私の処方した薬は抗コリン作用はほとんどなく、また他の機序的にも頻度が少ないものです。添付文書にはそのような濃淡は表現されていないため、真に受けると副作用に違いないと思えてしまうのです。確かに確率はゼロではないですが、処方医に対する違った関わり方があるのではないでしょうか?

私ならば、副作用についての可能性について処方医にご意見を求め、場合によっては変薬してこちらの診断を進めていくご協力を賜れないか、丁重にお手紙でお伺いします。顔見知りであればメールや電話で「ご相談」的にお伺いを立てます。コロナ禍の前は会合や講演会で待ち伏せして雑談的に相談していました。近所で実績のあるとても信頼のおける医療機関とはそのようなコミュニケーションをとって助け合い、信頼を深めてきました。

確定できないことについて患者さんに放り投げるだけの診療ってどうなんでしょう。

開業直後からGOOGLEなどの口コミサイトを☆5つのやらせ口コミで埋め尽くすとは、、、

なかなかのビジネスマンです、笑。

 

胃腸系のトラブルを抱えている方は割とメンタルでお困りの方も少なくありません。

脳腸相関と言います。

付き合いたくないと思っても患者さんは行き来しますから、難しいですね。

 

とは言え、まだどんな医師かよくわからないのでブログにあげるほどの内容でもないか、と思っていたのですが、その後の展開がありまして。

 

20代の刺青やトゲトゲの金属を身につけた男性が2人やってきた。

コンサータ(合成覚醒剤)といつも飲んでいる安定剤が欲しいと。

消化器内科 〇〇クリニックで処方してもらったから同じ処方くれという。

実際の処方内容:

デパス(エチゾラム)1mg錠 1日3回 90日分

ソラナックス(アルプラゾラム)0.4mg 1日 3回 30日分

ハルシオン(トリアゾラム)0.25mg 1日1回 30日分

サイレース(フルニトラゼパム)2mg 1日1回 30日分

 

これら全てを初診でいきなり処方したのです。

まともな精神科医、いや精神科医でない医師こそ、これがいかにこのご時世とんでもない処方かお分かりだと思います。

闇サイトで売買して、金にするのでしょうか。

 

精神科の薬の副作用ではないかとたびたび精神科の処方を問題視する割に、よくこんなひどい処方をするもんだな、と呆れました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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