数年前に作家様からいただいたアマリリス。
今年も芽が出てきました。
ちょっと最近自分に甘いのではないか、
そう反省しヴァージョンアップを心に誓って人生のギアを入れています。
無理をすると病気になったり早逝したり、ダラダラしていると充実した人生が送れない。
バランスがとても難しい。
もう少しストイックな自分になりたい、気合いを入れ直しているところでした。
昨日も今日もクリニックは混雑しており、トイレも我慢、水分摂取も我慢しながら全力で診療。数分でも空いた時間があれば締め切りの近い文書を作成します。疲れてしまい、眼球結膜の血管からも出血。赤い目のウサギのようになってしまいました。
でも、このまま帰宅すると動けなくなってしまいます。
そうなる前に軽く運動しよう、そう決意し公園へ。20−30分の大股早歩き。最近患者さんにこれ、お勧めしています。エビデンスがあるようなので。
真っ暗な公園をしょぼついた目でぼんやりと前をみながら、ズンズンと先に進みます。不気味な鳥獣の鳴き声だけが響き渡り、人っこ一人いません。夢をみているようなもやの先に満開の桜の木が見えました。
ああ、桜か。早咲きかな。
よーく見ると河津桜でした。
最近増えているような。
写真撮ったはずですが、データがない。
夢だったのかな?
本日、能登半島で震度7の地震がありました。余震や津波の情報もあります。
被災地にお住まいの方、お見舞いを申し上げます。不安な夜をお過ごしになるかと思いますが、第一に命を守る行動をとってください。
被災地でケアする側の(トラウマケアを専門とされない)医療従事者に向けてのメッセージとなります。
ダメージは気付かぬうちに遅れて現れます。まずは支援者としてご自身が無理をしすぎないようにしてください。
トラウマケアの初期対応を簡単に記します。病気を治すのではなく、病気にならないための対策ですので、通常の精神科診療(すでに定着しているトラウマ症状を軽減したり、トラウマの処理をする治療)とは異なる対応になるかもしれません。
被災中あるいは被災直後ではこの恐ろしい体験や不安な感情が脳に刻み込まれてしまうことをできるだけ避けなければなりません。
命に関わるような怖い体験をすると涙が出たり、過覚醒となり不眠、不安、気分の高揚などが認められることがあります。それらは自然な反応です。悪夢のような記憶を睡眠によって脳に定着させるのを眠らないことで阻害するという防衛反応でもあります。(睡眠には記憶を定着させる作用があります)。被災急性期においては無理に眠らせようとしなくてよいです。眠れなくてもよいので、身体を休めるようにしてください。
お子様がいればできれば身を寄り添ってください。恐怖に打ちひしがれているひとの話を聞くときは、ネガティブな内容に肯定しすぎたりオーム返しをしないでください。恐怖やつらい気持ちをリピート・オーム返しすると負の記憶の定着が強化されてしまいます。本人が自分のペースで体験を語るのでなければ体験を無理に聞き出そうとしないでください。
話を怖くてつらいままで終わらせず、「逃げてこられた、命が助かってよかった」というポジティブな内容で話をしめくくるようにして下さい。恐怖の場面からコマ送りして過去の出来事として処理し、今は助かって生きているという部分に意識を向けるようにしてください。
トラウマ記憶とは恐怖体験がその時空間のまま異質な形で凍結保存されてしまうからです。
メンタルクリニックに通院中の方で処方薬をお持ちの方、(内科医でもいいので)医師の指示をうけられる状況にある方へのお薬のアドバイスを下記に記します(服薬は医師とご相談の上で行ってください)。
恐怖体験の記憶の定着を阻止する作用があるものとしてβブロッカーがあります。もしドキドキしていたり血圧が上がっている状況で腎機能障害などなければ、インデラル(プロプラノロール)などの服用も有用です。
また、抗精神病薬はトラウマの蓋をしてくれるかもしれません。オランザピン、クエチアピン、リスペリドンなど抗精神病薬のうち飲み慣れているものであれば利用できるかもしれません。過覚醒の症状が強すぎるような場合に有効なことがあります。
急性期には睡眠薬はあまりおすすめできないかもしれません(無理に眠らなくていいです)。
(内科の先生はSSRIを使用するかもしれませんが、急性期には向かない薬です。)
少し経つと地震ごっこ遊びを始める子どもがいるかもしれません。凍結保存された恐怖の記憶が溶け出して、処理をしているところです。大人であれば思い出してフラッシュバックするかもしれません。記憶の処理の過程なので、無理に止めなくていいです。地震ごっこを嫌がる子もいます。怖い体験からの回避行動でこれも自然な反応です。嫌がる子に地震ごっこをさせないでください。みなさま一人一人様々な反応を起こします。それぞれ別の場所で遊ばせましょう。ガタガタ揺らしたり破壊行動を伴うような危険な地震ごっこをする子どもには、地震ごっこをしたい気持ちは認めつつ、怪我をしないような形で遊ぶように誘導しましょう。できれば、一緒に遊んで、安全な場所に逃げて助かったというハッピーエンドにして遊びを終わらせてあげてください。
以上とりいそぎのトラウマケアの情報提供です。
どうか安全な場所で、まわりの人と寄り添い、暖を取って温かいものを口にできる状況でおすごしになれますようお祈り申し上げます。
今年もあと少しです。
関係者の皆様には毎年大変お世話になっており心より感謝申し上げます。
さらに今年は患者さんの温かい言葉がとても支えになった一年でした。感謝の念にたえません。
私が支える側にならなくてはいけませんが、双方向の部分があることは患者さんにとっても良い作用があると感じています。
診療においても患者さんから学ぶことも多く、私にとっての先生でもあります。
たとえ同じうつ病の患者さんであっても誰一人同じうつの人はいません。それぞれの方には産まれてから、いや、生まれる前からのストーリーがあり、すべての方が異なるオリジナルなのです。
当院ではそれぞれのストーリーを踏まえて患者さんを理解し治療を考えていきたいと考えています。
不運なストーリーも少なからずありますが、生きていて良かった、幸せだ、そう感じることができるようになるために、心身共に健やかにお過ごしになれますよう心より祈念致します。
来年は課題を克服し飛躍できるようもがいてみたいと思います。
では、良いお年をお迎えくださいませ。
ほぼ毎回雑感なので、改めて雑感??と思われるかもしれません。
昨夜はどっと疲れが出て、21時過ぎには就寝。
10時間以上布団の中にいたでしょうか。
それでも、朝は仕事の朝と同じように気が張って目が覚めてしまいます。
先日は91枚の書類を書いたと頑張った感をアピールしていましたが、
弁護士の友人は年末もまだまだ平常運転で2日で800枚の書類と格闘しているとのこと。
能力と精神力の格差を感じます。(でも、過労は心配だなぁ)
今日は食事も摂らずにクリニックで書類整理に集中していました。
色々と振り返って反省することもあり。
懐かしい書類も出てきました。クリニックの仕事以外では、公務での講義の資料、看護学校での生徒さんへのスピーチ、医師会理事の仕事など、全てに手を抜かず全力で準備していたことが確認されます。どこにそんな時間があったのかだろうかと不思議に感じています。
看護学校でのスピーチは、生徒さんたちに何か良いものを持って帰っていただきたいと、毎回考え抜いたスピーチでした。私は話も面白くないし、人前で話すのも実は苦手です。学校に向かう車の中でスピーチの予行演習を繰り返していました。その甲斐があってか、私のスピーチをとても評価してくださる先生や生徒さんは少なくなかったのです。あの時の精一杯の自分を思い出して、なんとなく原稿を捨てられませんでした。とにかく何か良いものを分かち合いたいという気持ちでした。
生真面目に手を抜かずに時にやりすぎてしまうのが、良くも悪くも私の性質であり、診療でもそれが仇となることも経験してきました。
課題がたくさんありますが、向上したいと強く願っています。
一人前の精神科医になるって簡単ではありません。
人生はあまりにも短いので、時間を大切に使っていきたいと思います。
やはり雑多な感想でしたね。
師走のせわしなさ、毎年どうにかならないものですかね。
心を失うと書いて忙しい。
心を失うと注意力も散漫、ミスや事故も多くなります。
この
忙しさのなか、仕事中にお怪我をされた患者さんがいらったと総合病院からの連絡で知りました。大変心配しております。
元通りの生活にもどれますよう心よりお祈り申し上げます。
メリークリスマス。
コロナ禍まではクリニックでは少しでも患者さんに楽しんでもらおうと考え、小さなクリスマスツリーを飾ったり、お子様にチョコを配ったりしたこともありました。
コロナ禍からはぱったりやらなくなり、今年もそれどころではなく・・・
私自身、街に繰り出していないので世の中クリスマスなのか全く実感が湧きません。
昨夜はなんだかんだで徹夜してしまい、
そのままテニスに行きました。
クリスマスだからなのか、参加者は少なく、
いきなり運動量全開でクラクラしちゃいました。
コーチがサンタの服を来て盛り上げてくれました。
本気出して全力でボール追いかけていたら、コーチから「怪我しそうだからやめて」って注意されちゃいました。
もう、おっさんだもの。
今日はさらに91枚の書類を一気に作成しました。
すげー大変なんだよな、これ。わっかるかな〜?わからねえだろうな〜?
疲れすぎたのか、全く腹が減らず、結局プロテインだけ飲んで夕飯はおしまい。
あと三日全力で駆け抜けます。